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- 2014年01月14日 07:30
絶望の果てに希望は見出せるか──アフリカ遊牧民の紛争のフィールドワークから - 湖中真哉
未明の襲撃アフリカでも高地の明け方はかなり冷え込む。未明5時、敵の笛の音があたりに鳴り響いた。襲撃者が自らを勇気づけるために歌う戦闘歌が低く響く。辺りに悪臭が漂う。われわれの民族はシマウマの臭いを嫌うが、敵兵は、防寒のために、シマウマの脂を体に塗りつけているからだ。敵兵は、防寒のために、ジャンパーやプルオーバーを着ているが、われわれに見せかけるために、同じような腕輪、耳飾り、頭巾を身に纏っている。



