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わからなさのなかで宙づりにされること —— 映画『二重のまち/交代地のうたを編む』

小森はるか・瀬尾夏美監督のドキュメンタリー映画『二重のまち/交代地のうたを編む』は、東日本大震災をあつかっているという点でいわゆる「震災もの」のひとつに分類できるかもしれない。だがこの作品は、ふだんわたしたちがあたりまえに考えているような「コミュニケーション」がじつはまったく「コミュニケーション」ではないことを浮かびあがらせているという点で、「震災もの」といった出来あいの枠組みを越えている。

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