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- 2012年05月20日 13:58
孫崎享「不愉快な現実」を読む(3)
領土問題を国際紛争にしない知恵についても語られていますが、一つだけ例をあげると、戦後ドイツの平和外交があります。ドイツはフランスと歴史的な敵対関係を繰り返し、第二次大戦後はアルザス・ロレーヌ地方を失いました。これは九州の7割ぐらいの広さで、石炭・鉄鋼の産地です。ふつうなら失地回復の主張をするところですが、「二度と戦争はしない」決意のもとに、独仏両国は「欧州石炭鉄鋼共同体」の設立に合意しました。



