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- 2019年02月05日 14:11
【95カ月目の浪江町はいま】「帰還困難区域の現状を見てくれ」。帰れない住民たちの叫び。下がらぬ放射線量、朽ち果てたわが家…。〝復興〟の裏にある「もう1つの浪江」
2017年3月末で避難指示が部分解除された福島県双葉郡浪江町。しかし、町面積の8割を占める帰還困難区域は一部除染が始まったものの、多くが手つかずのままだ。町民の協力を得て4日、強風が吹き荒れ砂塵が舞う中、帰還困難区域を巡った。そこには、地元メディアからは伝わって来ない汚染や荒廃の現実が広がっていた。住民は言う。「復興復興とばかり言われるけれど、こういう現状も県外の人には分かって欲しい」。