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小津安二郎『東京物語』に見る「結局、人生はひとりぼっち」

茂木健一郎[脳科学者]***小津安二郎の『東京物語』(1953)は、英国の映画専門家の投票で世界の映画の歴代一位に選ばれた名作である。この映画は、共感を通した他者とのつながりと、その一方での違和感、断絶を描いている点において、人間存在の本質に迫っている。『東京物語』の笠智衆が演じる老父は、他人に対するやさしい気づかいを持ち、共感能力を持っている。

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