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袴田事件の再審請求を「迷走」させる裁判所 - 小石勝朗

 「袴田事件」の再審(裁判のやり直し)を始めるかどうか、東京高等裁判所(大島隆明裁判長)の審理が前に進まない。傍で取材している立場から見れば「迷走」とも受けとめられる状態だ。しかも、やや危ない迷走である。 1966年に静岡県で起きた一家4人殺害事件で死刑判決が確定していた元プロボクサーの袴田巖さん(79歳)に、静岡地方裁判所が再審開始を認める決定を出したのは、昨年3月のことだった。

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