記事
- 2014年12月09日 05:00
資本主義社会を生き抜く術を知るために『資本論』を読み返そう - 中郡久雄
書店に行くと、「マルクス」「資本論」関係の書籍が数多く並んでいます。それも、経済学の専門書コーナーばかりではなく、一般書やビジネス書などのコーナーに積まれていることも珍しくありません。しかも、いわゆるマルクス主義経済学者ではない立場の人、たとえば池上彰さんなどが書かれて本がたくさんあります。二十数年前、ベルリンの壁が壊され、ソビエト連邦が崩壊したころは、マルクスは絶滅危惧種でした。