大相撲

共同通信社

巡業先で付け人に暴行したとして冬巡業を途中休場していた大相撲の平幕の貴ノ岩が、現役を引退する意向を固めたことが関係者への取材でわかった。NHKによると、貴ノ岩は7日にも日本相撲協会に引退を届け出るという。

相撲協会は、貴ノ岩と暴行を受けた付け人に事情を聴くなどして調査結果をまとめたうえで、今後、理事会で処分を検討することにしていた。

貴ノ岩は去年10月に起こった元横綱 日馬富士による傷害事件の被害者で、角界ではこの傷害事件以降、暴力問題が相次ぎ、相撲協会は暴力との決別を宣言していたが、今度は被害者だった貴ノ岩自身が加害者となって現役を引退する事態となった。