G7伊勢志摩サミット

27日、伊勢志摩サミットは、世界経済を支えるため、各国が財政出動等、すべての政策を総動員することなどを確認した首脳宣言を採択し、閉幕した。

閉幕後の記者会見で安倍首相は、世界経済について「強い危機感を共有した」と強調した一方で、フランスのオランド大統領が「われわれは経済危機にはない」との認識を示したほか、アメリカのオバマ大統領が「欧州経済は進展が見られ始めている」と指摘。実際に首脳宣言では「新たな危機に陥ることを回避するため、経済の強じん性を強化してきている」との文言が盛り込まれ、世界経済の状況が「危機に当たる」という認識では一致しなかった。

・Ｇ７サミット、政策総動員を確認　日本はエンジン全開宣言 - ロイター（5月27日）
・サミット閉幕、首相「強い危機感共有」　増税判断は参院選前 - ロイター（5月27日）
・経済危機にはない、2008年は真の危機だった＝フランス大統領 - ロイター（5月27日）

・G7 伊勢志摩2016｜伊勢志摩サミット - 公式サイト
・Ｇ７伊勢志摩サミット - 首相官邸
・G7伊勢志摩サミット - 外務省

各紙社説

・サミット開幕　世界の混迷に方向性を - 朝日新聞
・Ｇ７首脳会議　演出された「経済危機」 - 毎日新聞
・Ｇ７首脳宣言　世界経済のリスクを回避せよ　 - 読売新聞
・Ｇ７サミット　厳しい対中認識共有した　安全保障や経済でも連携を - 産経新聞
・世界の安定へ重くなるＧ７の役割 - 日本経済新聞