
共同通信社
衆院予算委員会で西川農水相の政治献金をめぐる問題で追及を行った民主党・玉木雄一郎議員が、平成22年5月に、政治資金パーティーの対価として支援者の男性が経営する食品グループ8社から計280万円の支払いを受けていたことがわかった。産経新聞が報じている。
政治資金規正法は「政治資金パーティーの主催者は1つのパーティーで同一の者から150万円を超える支払いを受けてはいけない」という規定があり、産経新聞が取材した日大法学部の岩井奉信教授は「規正法にはグループ会社を同一とみなす規定はなく違法性はないが、同一者からの多額収入による政経癒着を防ぐ規正法の趣旨に反するのでは」と指摘している。
民主・玉木氏団体に280万円 同一代表者、8社から 西川農水相への寄付「脱法」追及 - 産経新聞(2月22日)
玉木議員は
2月22日付けのブログで、自身の事務所に産経の取材が来たことを報告。政治資金の件について記者に説明し、「違法性はないことについては納得してくれた」とする一方、取材に来た記者が「この取材そのものが、上からの指示で始めたものであり、記事を掲載するかどうかも上の判断です。」と語ったといい、この取材が自民党サイドからの依頼ではないかと指摘。「私がこれ以上、西川大臣の疑惑追及をしないよう、玉木にも同様の問題があると指摘して、産経新聞と夕刊フジを使って私を潰そうとしたのだろう。」と述べている。
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