
AP/アフロ
3月18日、チュニジアの首都・チュニスの国立バルドー博物館で、複数の男らによる立てこもり事件が発生した。発生からおよそ2時間後に治安部隊が突入し、犯人らは殺害され事件は収束したが、日本人3人を含む21人が死亡した。
犯行グループについて、チュニジアのカイドセブシ大統領はイスラム過激派組織「アンサール・シャリアの犯行の可能性を示唆。一方、「ISIL」がインターネット上で犯行声明を出している。
防衛省は、母と現場にいて怪我をし、メディアのインタビューも受けていた結城法子さんについて、自衛隊中央病院に勤務する3等陸佐の可能性が高いことを明らかにし、岩田清文陸上幕僚長も「(結城さんは)似ている」とコメントした。
また、被害者の一人である結城法子さんは事件について手記しており、その中で朝日新聞記者と日本大使館員の取材をめぐるやりとりについて「『取材をさせてください。あなたに断る権利はない』と日本語で怒鳴っている声が聞こえ、ショックでした」と綴っているという。
これを受け、朝日新聞の石合力・国際報道部長はHPで「重く受け止めおわびします」と謝罪した。
各紙社説
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結城さんが手記 朝日記者の怒声に「ショック…」 国際報道部長が謝罪「重く受け止めおわびします」 - 産経ニュース(3月23日)
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チュニジア乱射 「春」への凶弾を許すな - 毎日新聞(3月20日)
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チュニジア襲撃 「民主化モデル」を脅かすテロ - 読売新聞(3月20日)
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チュニスの襲撃 決して遠い事件ではない - 産経新聞(3月20日)
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テロ拡散阻止へ連携深めよ - 日本経済新聞(3月20日)
関連リンク
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チュニジアにおける銃撃テロ事件について(外務大臣談話) - 外務省
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