TOEIC

今年2月にBBCで放送されたテレビ番組「Panorama」の中で、ロンドンのTOEIC試験会場において試験官が回答を読み上げたり替え玉受験が認められていたりしていたことを暴露した。この組織的不正の発覚を受けて、TOEICとTOEFLを運営しているアメリカのNPO・ETSは、イギリス内務省と結んでいた「TOEICとTOEFL iBTのスコアを英語能力の証明とする」という旨の契約の更新を今後行わないことを決めた。イギリス内務省もこれを承諾したという。この決定は4月17日にETSのHPで公表された。

TOEICとTOEFL iBTのスコアは英語能力の公的な証明ではなくなり、イギリスのビザ申請の際に使用できなくなる。イギリスへのビザ申請のためにTOEICやTOEFLのスコアを利用する人は多く、急な決定に戸惑いの声も上がっている。

・英国でTOEICの組織的不正が疑われ、TOEICとTOEFLでVISAが取れなくなる（uncorrelated）
・Update on TOEIC Testing in the U.K. - ETS（4月17日）
・英国ビザ申請要件の変更について - TOEIC（4月21日）