manmarumaの公開コメント一覧

  • 2012年02月07日 21:57

    (続き) 『森林はCO2を吸収しない』というタイトルは誤解を恐れずに付けたものでしょうが、素人向けに専門用語を使わず平易に書かれた文章ともども突っ込み所満載です(この辺が武田氏らしいところですが)。しかしこれは『既存森林のCO2固定量を今後の削減量に算入する』という論理的にはムチャクチャなグロスネット方式の批判であることを理解した上で論評すべきです。そう考えると、本記事に対して、「大嘘」だの「意図的なミスリード」だの「科学の誤解を蔓延させている」という非難は当たっていないと私は思います。 6%削減を飲まされた京都議定書は日本の外交的敗北とも言われます。しかし交渉の土壇場で日本は政治的駆け引きで非論理的なグロスネット方式を採用させたのです。日本の排出量削減対策では、目標6%の内、森林による吸収源確保は何と3.9%です。つまり日本に課せられた削減量は実質的には 6−3.9=2.1% とも言える訳で、これはある意味、外交的勝利と言えなくもありません。 しかし無理な勝利を収めたそのツケとして「子供たちの科学的な心を破壊する」に至ったという武田氏の指摘も一理あります。 なお、正確を期すならば、日本の主張するグロスネット方式では、算入対象は既存森林の全てではなく、基準年(1990年)以降に間伐等の適切な管理を行った森林に限られます。また、京都議定書第一約束期間終了後の枠組み交渉の中で、グロスネット方式の旗色の悪くなった日本は、新たに『参照レベル方式』という、またまた胡散臭いモノをでっち上げております。詳細は以下をご参照下さい。 http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/21hakusho/pdf/z_2-2.pdf http://ja.wikipedia.org/wiki/京都議定書 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/t_020413.pdf http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/cop3final.htm

    武田邦彦
    知の侮辱(2)・・・森林はCO2を吸収しない
  • 2012年02月07日 21:57

    武田氏批判の意見を読んで真に受ける人がいると困るので、少し解説を。 武田氏の本記事は、京都議定書における森林吸収量算定方式に日本・カナダが主張する『グロスネット方式』が採用され、その後、国内では政官産学マスコミがこの非科学的な考えを正当化流布したために、国民の大半が正しいと信じ込み弊害が起きていることへの批判です。 森林吸収量算定方式には、ネットネット方式とグロスネット方式があります。  ネットネット方式 : 森林吸収量=基準年からの固定量の増加分            (簡単に言うと新規植林のみ)  グロスネット方式 : 森林吸収量=固定量の総量            (簡単に言うと既存森林を含む) 京都議定書が基準年からの排出量削減目標を規定したものである以上、森林吸収量はネットネット方式で算定するのがマトモな考えです。グロスネット方式のどこが非科学的なのかと言えば、まさに「吸収量と固定量をごっちゃにしている」点なのです。

    武田邦彦
    知の侮辱(2)・・・森林はCO2を吸収しない

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。