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BPOが27時間テレビに苦言…番組演出で許容されるのはどこまで?

議論

更新:2013年10月22日 19:13

渡辺麻友さん
ことし8月3日に放送された、フジテレビ系『FNS27時間テレビ女子力全開2013』内のコーナー「生爆烈お父さん 27時間テレビスペシャル!!」で、タレントの加藤浩次さん扮する「お父さん」がAKB48の渡辺麻友さん頭を踏みつけるシーンなどが放送されたことが話題になりました。

視聴者からの多数の指摘を受け、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と青少年に関する委員会が9月から審議を行っていましたが、10月22日、『フジテレビ「生爆烈お父さん 27時間テレビスペシャル!!」に関する委員会の考え』を公表しました。

発表資料は、以下の3つの観点で、問題があったと指摘、

・「出演者の身体に加えられる暴力や危険行為について」
・「女性アイドルや女性芸人に対する性的な際どい演出について」
・「地上波の公共性に対する認識について」


の3点から、今後の番組制作に留意するようフジテレビへ要請をする内容になっており、結びでは、
2009年11月17日に、BPO放送倫理検証委員会が「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を公表しています。その中で"バラエティーが「嫌われる」5つの瞬間"が挙げられています。下ネタ、イジメや差別、内輪話や仲間内のバカ騒ぎ、制作の手の内がバレバレのもの、生きることの基本を粗末に扱うこと―― の5つです。制作に当たっては、これらのことも常に心のどこかで意識していただきたいと願います。
と、視聴者の声を踏まえ、苦言を呈した格好になっています。

青少年委員会 審議事案 フジテレビ「生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!」 - BPO

審議の過程では、同委員会がフジテレビ側に対し、以下の5つの論点について報告と検証を依頼、フジテレビからも回答を得ていました。

(1) 番組の制作意図について
(2) 放送時間帯への配慮について
(3) 危険行為に対する認識について
(4) 女性タレントや女性芸人へのきわどい演出について
(5) フジテレビ「私たちのバラエティ宣言」(2010年)を意識した番組作りになっていたかについて


フジテレビ側は、安全面、性的な表現、放送時間および視聴者視聴者について現場で配慮しながらの番組制作であったとしながらも、
我々が、かつてバラエティーとして許容していたものが、今は通用しなくなってきていることを感じます。我々は世の中にどこまでアジャストしていけばいいのか、どこまで清廉潔白さを追求しなければならないのか、特にバラエティーに関しては常識とのギャップを笑いの表現として使うことが多いので、毎回自問自答しながらやっています。
と、テレビを取り巻く環境の変化の中での番組作りの難しさを滲ませる回答もありました。

メディアにおける性的表現や暴力表現などの規制については、時代の中で変化していく面もあります。みなさんは、テレビ番組制作の演出において、許容される範囲はどこまでだと思いますか?

■BPO青少年委員会委員
汐見 稔幸 白梅学園大学学長
加藤 理 東京成徳大学子ども学部教授
小田桐 誠 ジャーナリスト
川端 裕人 作家
最相 葉月 ノンフィクションライター
萩原 滋 立教女学院短期大学特任教授
渡邊 淳子 弁護士


■関連資料
フジテレビ『27時間テレビ生爆烈お父さん』を審議対象に - 9月3日
第148回議事概要掲載~「27時間テレビ」で男性タレントが女性アイドルグループのメンバーに対し、頭を蹴るなどの行為があった企画について、審議入りを決定~ - 9月3日
第149回議事概要掲載~フジテレビ「生爆烈お父さん27時間スペシャル!!」で局の制作責任者らと意見交換~

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