アルジェリア人質拘束事件、被害者の氏名の公表についてどうあるべきだと思う？

アルジェリアの人質拘束事件で、邦人の死亡が確認されたことについて菅官房長官が21日深夜会見を行いました。会見では、記者団から「（死亡が確認された）７人の氏名の公表を行う予定はあるのか」、「時間をおいて政府から氏名が発表される方針であるのか、会社（日揮）に任せるのか」との記者からの質問がありましたが、菅官房長官は

「名前の公表でありますけれども、ご家族や、会社の方々との関係もありますので、控えさせていただきます。」 「ご家族の方々も氏名の公表については日揮の会社のみなさんと相談をさせていただいて、氏名公表は避けていただきたいということでありましたので、政府としては発表しないということです」

と回答、政府として現時点での被害者の氏名公表をしない方針を示しました。

・官房長官記者会見　平成25年1月21日（月）午後 - 首相官邸ホームページ

今回の"非公表"の対応について、メディア・スクラムによる関係者のプライバシー侵害などの観点から評価する意見がある一方、実名報道の意義を指摘、公表の必要性を望む声もあります。

みなさんは、今回の事件の被害者の氏名について、どうあるべきだと思いますか？

※1/24追記
菅官房長官は24日の会見で、９人の遺体が日本に到着後、記者会見で公表することを明らかにしました。

■関連情報
・朝日新聞の実名報道及び無許可報道に対する抗議文｜叔父を誇りに思います - モトシロブログ。（被害者の甥に当たる方のブログエントリ）
・佐々木俊尚氏のFacebook投稿
・人質事件 家族や知人の悲しみ - NHKニュース。実名報道を実施。
・「人質犠牲者の実名は非公表」を支持する遺族、一方で「弔いのために」公開せよという記者も - NAVER まとめ
・アルジェリア人質殺害事件、実名報道に対する報道ステーションの弁明に批判殺到 - NAVER まとめ
・報道ステーションがまさかのアルジェリア被害者名読み上げに批判爆発 - NAVER まとめ

■BLOGOSブロガーのエントリ
・アルジェリアテロ報道に見るメディア業界の非常識 - ふじい りょう（Parsley）
・実名報道について - 梶原健司
・アルジェリア人質事件　僕は「Ａさん」では死にたくない - 木村正人