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「国民の責務」を規定する自民党の憲法12条改正案を支持する?

議論

更新:2012年05月03日 12:03

本日、5月3日は「憲法記念日」です。
サンフランシスコ講和条約から60年となった今年4月、自由民主党は自党の「使命」とする憲法改正を進めるため、憲法改正草案を発表しました。
「憲法改正草案」を発表 | コラム | 自民党の活動 | 自由民主党
この改憲案における個々の条文が議論を呼ぶ中、以下に示す「第12条」の改正案も大きな話題となりました。

【現行12条】
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

自民党改憲案
【新12条案】
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず 、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない

これについて、自民党の片山さつき議員は以下のように説明しています。
7年ぶりの自民党憲法改正案、今回は23人の起草委員の一人として積極参加!感慨!(片山さつき)より

自民党は自立の党であるべき、と考え、国民の責務、を第12条に付け加え、そこが議論になっているのですが、以前は「、国民は権利を濫用してはならない、公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う」、となっていました。憲法判例からいって、権利の濫用が認められるのは、非常に限定された場合だけであって、今回の大震災や今後の対応でも問題になっているのは、たった一軒の家が立ち退かないことによって、つくるべき避難路が抜けない、首長は、選挙をおそれて土地収用を行わない、皆がこうすればいいというように地域の安全確保策ができていない、ということです。

 自由及び権利には、責任が伴う、公益、公の秩序には従うべき、この原則が確立できるかどうかは、日本の将来にとって、非常に大きな分岐点です。日本で、自由という言葉が自分勝手と解されがちで、自由市場にも規律があり、これに反したものは厳罰、追放になる、ということで自由は裏打ちされる、ということが徹底されていないのは、残念なことです。
あなたはこうした自民党による憲法12条改正案をどうお考えになりますか?
ご意見をお聞かせ下さい。

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