円高は政府の″金持ち優遇政策″が原因だ

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更新:2011年11月21日 21:38

アシスタントの渚ちゃん(撮影:野原誠治)
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円高は"3日もあれば止められる"



小口:ってことは、日本はあまりオカネを刷っていないんですか?

森永:実は、今の円高は「円高になっちゃった」というわけではないんです。

渚:誰かが円高に「させている」のですか?

森永:円高に「している」んです。だから、この円高を止めようとと思ったら明日にでも止まります。明日は言いすぎかもしれないですが、3日あれば確実に止まります。

小口:オカネを刷ればいい?

森永:はい。例えば、私を日銀総裁にしてくれたら3日後に1ドル110円にして見せます。

渚:えー、凄いー。

森永:なんで円高になったかというとですね。2008年に「100年に1度の危機」と言われたリーマン・ショックが起きたんですね。

で、中国まで含めて世界中がデフレになって、物価がマイナスになった。その時、世界はデフレを防ぐためにオカネの量を増やしたんです。短期間、数ヶ月でイギリスは3倍、アメリカは2.5倍、ヨーロッパは1.8倍にしたんです。でも、日本は金融緩和をしなかった。お金の量を増やさなかったんですね。

つまり、日本円以外は量が増えたことで雑魚カードになり、相対的に日本円がレアカードになったわけです。それで値段が上がったんです。

その証拠に為替相場では円だけが高くなっているんですね。

つまり、日銀が資金供給を拡大すれば、すぐにでも円高は止められるんです。

「おまえふざけんなよ、そんな簡単にいくわけねぇじゃねぇか」という意見もあるかと思いますが、実は先月私の主張が実証されたんです。

スイスってありますよね?
現在スイスフランと日本円資金の逃避先。つまり、アメリカもヨーロッパも危ないから、自分たちの資産を円かスイスフランに逃がそうとなっているんです。
そうやって、円とフランだけ高くなっていったんです。

渚:スイスってゴルゴが使ってるスイス銀行ですか。

森永:あと、ホリエモンがスイス銀行に隠し口座を持っているという話もありましたが、本人に聞いたら、「そんなんはない」って言ってました(笑)

小口:スイス銀行っていう銀行は実際にないんですね。

森永:それは、さておきスイスの国立の中央銀行が、9月にスイスフランが高くなりすぎては困るということで、1.2スイスフランが1ユーロになるまで無制限に為替に介入するぞといったんです。そうしたら4日間ぐらいでほぼ目標の水準に近づいて、1カ月足らずで狙い通りの為替になったんです。

小口:それがこの前まで言っていた「スイスフランの暴落」っていうニュースなんですか?

森永:ええ。だから、あれはわざとやったんです。為替の介入をするということは、ユーロでもドルでも買って、スイスフランを売るんです。売るとスイスフランが出て行って、市場にスイスフランがあふれ出すとスイスフランが雑魚カードになるわけです。

渚:お〜、なるほど。ビックリマンシールみたいに冷蔵庫に張っちゃうわけですね

森永:だから、円を安くしようと思ったら為替介入するなり、国債を買って資金供給を増やせばいいんです。そうすれば、円高なんかすぐに止まるんです。

小口:ただ、それをしないのには誰かの意図があるんですか?

森永:野田総理も安住外務大臣もスイスと同じことはしないと、はっきり言っているんです。

小口:何で?

森永:ここからが、誰も動機を語っていない現状の不思議な部分なんですよ(笑)

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