豊田長康の記事一覧

国際リニアコライダー(ILC)を誘致する前に日本がやるべきこと

新聞等で報道されていることですが、宇宙誕生の謎に迫る巨大加速器「国際リニアコライダー(ILC)」を日本に誘致する構想を巡って、科学者の国際組織が日本政府に求める意思表明の期限が3月7日に迫っています。 建設候補地の東北地方などでは国際的な研究拠点が生まれることへの期待が大きく、また、米カリフォルニア大学バークレー校の村山斉さんをはじめ、誘致をするべきという有識者も多いようです。 一方で、日本学術会...

2019年02月14日 09:50

「科学立国の危機ー失速する日本の研究力」ウラ話の1

ほんとうに久しぶりのブログ更新です。ブログの書き方も少々忘れてしまいました。平成31年のお正月、三重県亀山市は平穏でした。僕はと言えば、とってもしんどい思いをしましたが、ようやく「科学立国の危機ー失速...

2019年01月06日 08:34

衆議院議員河野太郎氏への公開討論記事修正版:研究関係のデータの読み方について

最近、衆議院議員の河野太郎先生が、「研究者の皆様へ」「続研究者の皆様へ」・・・・という一連のブログで、研究者のみなさんと議論をしておられます。サイエンス・トークスというサイトを運営しておられる湯浅さん...

2016年12月20日 17:50

日本の大学ランキングが急落した理由とは?その3(ほんとうの理由)

前回のちょっと気が狂いそうにもなる「被引用数」の話を一応ご理解いただいたものと仮定して、いよいよ、なぜ、タイムズ世界大学ランキングで日本の「被引用数」スコアが急落したのか、という本題に入ります。 まず...

2016年02月21日 21:42

日本の大学ランキングが急落した理由とは?その2(被引用数とは?)

今回は「被引用数」についてお話をしていこうと思いますが、その前に前回のブログでお話をしたタイムズ社の世界大学ランキングにおける、「評判(Reputation)」スコアの急落について、少し追加しておきま...

2016年01月23日 10:37

日本の大学ランキングが急落した理由とは?(その1)

新年あけましておめでとうございます。 気がつけば昨年の10月からブログを更新していませんでしたね。11月29日に鈴鹿医療科学大学で開催され、多くの皆さんに参加していただいた第二回日本薬膳学会での会長講...

2016年01月02日 19:11

はたして日本は今後もノーベル賞をとれるのか?

 2015年の自然科学分野のノーベル賞は、昨年に続いての日本人の連続受賞、しかも生理学・医学賞と物理学賞の2部門同時受賞という快挙でした。生理学・医学賞の大村智さん、そして、物理学賞の梶田隆...

2015年10月09日 02:19

これはやばすぎる:日本の工学系論文数はすでに人口5千万の韓国に追い越されていた!!

更新がままならず、僕のブログは科学技術の「選択と集中」についての考察の最中でピタッと止まってしまっているのですが、この事実はやはり日本国民の皆さんに知っておいていただかいといけないと思い、キーボードに...

2015年09月09日 08:21

民間企業人は科学技術政策の「選択と集中」をどう考えているのか?ーーーNISTEP定点調査より(その2)

【前回記事】 民間企業人は科学技術政策の「選択と集中」をどう考えているのか?ーーーNISTEP定点調査より  最近ブログの更新が滞っているのですが、そうすると、しばらくすると必ず読者のDさん...

2015年07月07日 11:55

民間企業人は科学技術政策の「選択と集中」をどう考えているのか?ーーーNISTEP定点調査より

前2回のブログでご紹介した、文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)による「科学技術の状況に係る総合意識調査(以下、NISTEP定点調査)」は、研究現場の研究者のみなさんに、回答者を固定し...

2015年06月21日 08:25

大規模大学の研究者の多くが望んでいることは何か?

OECDおよび国立大学における論文数等の分析から、学術論文産生面でのわが国の国際競争力喪失の最も大きな要因が「FTE研究従事者数(研究時間を加味した研究従事者数)」の不足および、それと関連する「基盤的...

2015年05月10日 18:51

いったい日本の論文数の国際ランキングはどこまで下がるのか!!

 日経新聞の記者から、日本学術振興会理事長の安西祐一郎先生と、コマツ会長で経済同友会副代表幹事の野路國夫さんの対談記事(たぶん日本の科学技術に関する内容と思われます)が近々掲載されるとのこと...

2015年05月01日 11:05

運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究

国大協報告書のダイジェスト版の最終ブログです。なお、国大協はこの報告書に「ダイジェスト版」という表現はつけないかもしれません。ダイジェスト版にしては、スライド枚数130部という大部な報告書になってしま...

2015年04月15日 07:35

運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(その2)

前回のダイジェスト版の続きです。スライド原稿の羅列になっていますが、前回お話をした理由によります。 前回の記事はこちら ・運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(そ...

2015年04月14日 12:50

運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究(ダイジェスト版)(その1)

国立大学協会から「運営費交付金削減による国立大学への影響・評価に関する研究」というお題を頂戴し、その分析結果を約2年間かけて「国大協報告書草案」として、このブログに掲載してきたわけですが、この度、総ま...

2015年04月13日 23:10

新入生は学長の顔をどれだけ覚えているか?

 4月2日は、桜満開の中で鈴鹿医療科学大学の入学式が挙行されました。僕にとって、この大学の入学式の式辞は3回目になります。 三重大学の学長時代から、入学式の数日後に何人かの学生たち...

2015年04月08日 09:27

国立大の論文産生国際競争力喪失の原因・・・最終結論(国大協報告書草案36)

もう3月も終わりですね。三重の桜も咲き始めました。いよいよ今日で国立大学の論文数分析の結論を出したいと思います。図表の数が30枚で、ちょっと大部になってしまったのですが、年度内になんとかして結論を出し...

2015年03月30日 19:59

果たして競争的・重点的資源配分(選択と集中)は生産性を上げるか?(国大協報告書草案28)

今回は、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)による「科学研究費助成事業データベース(KAKEN)と論文データベース(Web of Science)の連結によるデータ分析」をご紹介します。...

2014年12月29日 23:54

国立大学間の格差はいつごろから拡大したのか?(国大協報告草案27)

今日は大学の仕事おさめでしたが、僕の方は、お正月返上で国立大学協会の報告書作成です。ちなみに今は夜中の3時です。 今回は、国立大学間の格差拡大がテーマです。僕の前任の三重大学長であった矢谷先生(199...

2014年12月27日 02:53

断定版:日本の研究力の国際競争力低下の原因とは?(国大協草案26)

世間はクリスマス気分で盛り上がっていますが、僕の方は1月28日の国立大学協会での発表に向けての準備で睡眠不足。昨夜も午前2時を過ぎましたが、今日も午前2時を過ぎてしまいました。おまけに、時々あることで...

2014年12月22日 02:27

主要7か国(G7)の学術論文数の推移(国大協報告書草案24)

国立大学協会の調査企画会議が1~2月開催される予定で、そこで報告をしなければならなくなりました。ぐずぐずしている場合ではなく、とにかく最終的なまとめを急がないといけません。いよいよお尻に火がつきました...

2014年12月14日 01:45

臨床医学論文数に見る国立大学間の格差拡大(国大協報告書草案23)

一昨日は、鈴鹿医療科学大学のFD講演会で、授業評価の分析結果を先生方にお話しました。非常に興味あるデータが得られましたが、またの機会に皆さんにお話することにして、早く国大協報告書を完成しないと、年度内...

2014年11月11日 22:45

興味深い国立大学論文数の変動パターン(国大協報告書草案21)

今日は、国立大学の論文分析シリーズの2回目ですね。2004年の国立大学法人化後の国立大学の論文数の変動は、実に興味深いパターンを示しています。先進国で論文数が停滞~減少することは稀有な現象であり、なか...

2014年09月13日 23:52

果たして博士号取得は経済成長と相関するか?(国大協報告書草案19)

前回のブログで、おおよそのコメントに回答しましたが、回答し忘れたコメントがあります。 arisawaさんのご質問で韓国の大学の「選択と集中」の件ですね。 韓国のように大学への研究開発予算全体を増やすの...

2014年07月29日 00:05

何度見ても衝撃的な日本のお家芸の論文数カーブ(国大協報告書草案18)

今回は、各学術分野別の論文数の推移を、論文絶対数および人口当り論文数で列挙していきます。日本の「強み」「弱み」を知ることが目的だったのですが、前回のブログで、日本はすべての学術分野で弱くなっており、す...

2014年07月12日 15:40

新しい初年次教育「医療人底力教育」は期待が持てるぞ

前回のブログでは、入学式で学長が式辞を述べても、学長の顔や式辞の内容をほとんどの学生が覚えていない、というお話をしましたね。でも、式辞を中断して「1分でgo!」という手法でもって、学生さんどうしで挨拶...

2014年04月12日 15:39

法人化後の国立大学の学術論文数の推移とその要因の分析(その7.やっぱりお金のパス図)

昨日無事に入学式が終わりました。学長の式辞を学生が覚えていないということについては、何回もブログで書いており、最近の卒業式の式次については「3つのイエス」という工夫をご紹介しましたね。今回の入学式では...

2014年04月03日 19:58

法人化後の国立大学の学術論文数の推移とその要因の分析(その5.人口当り高注目度論文数の国際比較)

論文数についての国大協への報告書草案の5回目です。今日は、人口あたり高注目度論文数の国際比較についてです。例によって、このブログはあくまで草案ですので、最終的な報告書は修正される可能性があります。 さ...

2014年03月27日 02:51

”3つのイエス”・・・組織のミッションを周知させるには?

今日のブログでは、論文の話を1回休憩して、昨日3月18日の卒業式の話を挟みます。僕にとっては、この大学の学長になって初めての卒業式でした。 式辞というと、三重大の僕の前任の学長さんの式辞について、新聞...

2014年03月19日 12:22

法人化後の国立大学の学術論文数の推移とその要因の分析(その4.注目度の国際比較)

2)日本の学術論文の「注目度」の国際比較  相対インパクト(Impact Relative to World)は、全世界の論文の被引用数(注目度を反映する)の平均を1として、各国の論文の平均被引用数を...

2014年03月18日 01:38

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