内田樹の記事一覧

Onepieceの組織論

集英社に頼まれて、『Onepiece』についての解説を三編書いた。2011年に二つ、2013年に1つ。これから養老孟司先生とマンガ論のつづきを京都ですることになっているので、「予習」のつもりで自分が7年前に書いた解説を読み返してみた。なかなか面白かったので、再録。 『Onepiece』の解説を書く仕事もこれで3回目となりました。今回は61巻から70巻までの物語から撰した「名言」集に解説をつける仕事...

2020年01月11日 13:46

国語教育について

去年国語教育について、国語科の教員の先生たちの集まりで講演した。もうだいぶ前のことである。同じようなことはこれまでもブログに書いてきたけれど、たいせつなことなので、何度も繰り返して言い続ける。 今日は...

2020年01月06日 14:56

街場の教育論 韓国語版序文

みなさん、こんにちは。内田樹です。 このたび『街場の教育論』の韓国語版が出ることになりました。 次々と僕の本を翻訳してくださっている朴東燮先生と、出版してくださっている韓国の出版社(今回はご縁の深いE...

2019年12月03日 14:42

えらてんさんとの対談本の「まえがき」

もうすぐ晶文社からえらてんさんとの対談本(司会は中田考先生という濃い布陣)が出ます。その「まえがき」を書きました。予告編としてお読みください。 みなさん、こんにちは、内田樹です。 今回は矢内東紀(ak...

2019年12月01日 09:31

沈黙する知性

夜間飛行からもうすぐ『沈黙する知性』という本が出る。平川克美くんとの「たぶん月刊話半分」の対談を文字起こしして、大量に加筆したものである。ラジオで聴いたよ、という人もまあ悪いことは言わないから買ってみ...

2019年11月02日 17:03

China Scare

日韓関係が「史上最悪」である一方で、かつて排外主義的なメディアの二枚看板だった「嫌中」記事が姿を消しつつあることにみなさんは気づかれだろうか。 なぜ嫌韓は亢進し、嫌中は抑制されたのか。私はそれについて...

2019年10月28日 10:55

海民と天皇

新天皇の即位の儀式が行われた。私は天皇制についてはこれを支持する立場をとっている。その理路は『街場の天皇論』において述べたので、ここでは繰り返さない。新天皇について私は「網野史学」の系譜に連なる人だと...

2019年10月24日 10:43

嫌韓の構造

今月号(2019年11月号)の『潮』に「嫌韓言説の構造」について一文を寄せた。もう出てだいぶ経つからブログに採録する。前半はこれまで書いたことの繰り返しなので、途中から。 (前略)日韓の対立を煽る仰々...

2019年10月13日 11:18

合従論再考

AERAに先々週「合従」論を書いた。字数が制限されていたので、少し加筆したものをここに掲げる。  前から「東アジア共同体」を提唱している。日韓連携を中核として、台湾、香港を結ぶ「合従」を以て、米中二大...

2019年10月10日 12:14

「日韓関係論」への寄稿のお願い

日韓論のアンソロジー企画が晶文社の安藤さんから提案された。時宜にかなったものだと思ったので、編著者をお引き受けすることにした。これからこの「寄稿のお願い」がいろいろな方のもとに安藤さんから届けられると...

2019年09月26日 11:23

サンデー毎日「嫌韓言説について」

嫌韓言説について『サンデー毎日』に寄稿した。言いたいことはだいたい前にブログの『週刊ポスト問題について』で書いた。紙数を多めにもらったので、そこでは書ききれなかったことを書き足した。だから、最初の方は...

2019年09月24日 10:25

内閣についての韓国紙からのインタビュー

内閣改造のあと、韓国TBS放送局のキム記者から書面でのインタビューがあった。小泉進次郎について韓国メディアも注目していることが伺える。最近、日本の日経新聞の世論調査によると、11日に行われた内閣改造と...

2019年09月17日 10:30

[週刊ポスト」問題について

週刊ポスト問題についていくつものメディアから電話で取材を受けた。 どれにも同じことを言っているのだけれど、切り取り方はそれぞれである。 同じことを繰り返すのも面倒なので、ブログに「コメント」を上げてお...

2019年09月05日 15:36

道徳について

去年、ある出版社から頼まれて中高生向けの「道徳の本」というものを書きおろした。中高の図書館には入っているはずだけれど、一般読者には手に取る機会がない。 今日これから小学校の先生と「道徳教育」について懇...

2019年09月03日 12:24

Voiceについて

2019年の5月に国語科の教員たちを対象に「国語について」の講演を行った。いつもの話なのだけれど、「ボイス」に関してわりとまとまった話をしたので、その部分だけを抜き出して再録する。 査定をしないで、能...

2019年09月02日 15:54

『女は何を欲望するか』韓国語版序文

日韓の政府間では緊張が続いているが、民間での連携はペースダウンすることなく深まっている。私の本も先日出た『大市民講座』に続いて、『最終講義』『街場の文体論』『女は何を欲望するか』が出版される。この文化...

2019年08月15日 10:38

民主主義の時代

ある「育児雑誌」でインタビューを受けた。その時に思いついて日本の民主主義はとても短命なものだった(過去形なのが悲しい)という話をした。それを再録する。 終戦を境に戦前の軍国教育は全否定され、日本はいき...

2019年08月12日 10:56

図書館について

「最終講義 韓国語版 あとがき」としてこんな話を書いた。 みなさん、こんにちは。内田樹です。 『最終講義』韓国語版お読み頂きまして、ありがとうございます。 これは講演録です。講演録といっても、録音を文...

2019年07月21日 09:39

韓国メディアからの質問と答え

韓国の Kyunghyang newspaper というところからメールで安倍政権の対韓制裁についていくつか質問が来た。英語でのやりとりだったのだけれど、日本語訳をここに掲げておく。質問そのものがたい...

2019年07月20日 11:25

並行世界について

夜間飛行から今度出る平川君との対談本「話半分」の単行本のゲラを読んでいたら、並行世界について熱く語っていた箇所があった。面白かったので、私の発言部分を再録。 変な話だけど、現代日本というのは、なんだか...

2019年06月25日 07:43

望月衣塑子『安倍晋三大研究』から

東京新聞の望月衣塑子さんと特別取材班による『安倍晋三大研究』(KKベストセラーズ)の中で望月さんと対談をしている。その中の私の発言の一部を「予告編」として掲載する。今回のトランプ来日の「異例の接待」に...

2019年05月28日 06:47

サル化する世界

「ポピュリズムと民主主義について」という標題である媒体から寄稿を依頼された。字数が限られていたので、言いたいことを書ききれなかった。ロングヴァージョンをここに掲げる。「ポピュリズム」というのは定義のむ...

2019年05月27日 18:53

『「おじさん」的思考』韓国語版序文

みなさん、こんにちは。内田樹です。 『「おじさん」的思考』お買い上げ、ありがとうございます。 この本の初版が出たのは2002年、もう17年(!)も前のことです。採録された文章の多くはそれ以前にインター...

2019年05月13日 21:14

小学校教員の採用試験の倍率低下について

2018年度の全国の公立小学校の教員採用試験の倍率は平均3.2倍で過去最低となった。7年連続の減少で、就職氷河期に公務員が人気だった00年度(12・5倍)の4分の1。 倍率3倍を切ると教員の質の維持が...

2019年05月10日 16:34

憲法の日に寄せて

2019年5月3日 1947年5月3日に憲法が施行されてから、72年目になる。今年は先日読み終えて、たいへんに衝撃を受けた加藤典洋さんの『九条入門』(創元社)の所論の一部を紹介して、私見をいささか付け...

2019年05月04日 07:29

涅槃状態に入った安倍政権

北方領土問題の解決が政府のアジェンダから消されました。そんな問題ははじめから存在しなかった、ということにすれば政権の失策は問われない。これは安倍政権になってから、重要な問題のすべてについて政権が採用し...

2019年04月26日 09:47

新元号について

新元号についていくつかのメディアから取材があって、コメントを述べた。どれも短いもので、意を尽くせなかったので、ここにロングヴァージョンを採録する。ロシア国営通信社『ロシア・セヴォードニャ・スプートニク...

2019年04月02日 10:36

憲法について

2018年の5月に日仏会館で憲法についての講演を行った。 護憲派はなぜ「弱い」のかという問題について考察した。この日は憲法学の泰斗である樋口陽一先生も客席にいて、ずいぶん緊張した。さいわい、講演後の打...

2019年03月31日 14:31

『内田樹の市民講座』韓国語版序文

『市民講座』韓国語版のための序文 みなさん、こんにちは。内田樹です。 本書出版のためにご尽力くださった皆さんにまず感謝を申し上げます。 序文として読者の皆さんにも一言、この本の趣旨についてお話ししたい...

2019年03月25日 19:25

比較敗戦論のために

2019年度の寺子屋ゼミは「比較敗戦論」を通年テーマにすることにした。どうしてこのようなテーマを選ぶことになったのか。それについて姜尚中さんとのトークセッションで語ったことがある。そのときの講演録を再...

2019年03月24日 10:56

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