SYNODOSの記事一覧

実質賃金についてどのように考えるか?――「統計不正」と「実感なき景気回復」のあいだ - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

毎月勤労統計(厚生労働省)をめぐる問題が大きな注目を集めている。この問題は「統計不正」という言葉で一括りにされることが多いが、統計処理の「不正」をめぐる報道には誤解もみられる。そこで、本稿ではこの問題について、実質賃金をめぐる議論を中心に論点整理を行うこととしたい。本稿の主たるメッセージは、・この「不正」をめぐる問題は、統計調査の手続きをめぐる行政上の問題と統計データの処理そのものの問題を分けて議...

2019年02月19日 09:41

終の住処としての外国――スイスの老人ホームにおける 「地中海クラブ」の試み - 穂鷹知美/異文化間コミュニケーション

今日、様々な事情で住み慣れた国を離れ、外国に住んでいる人が、世界中に大勢います。その人たちは、若い頃は、海外暮らしにほとんど支障も葛藤もないかもしれませんが、高齢になってくると、心境や状況はどう変わっ...

2019年02月14日 16:43

被災地のコミュニケーターを目指す / AFW代表理事・吉川彰浩さんインタビュー / 福島レポート編集部

一般社団法人AFWの代表理事の吉川彰浩さんは、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の被災地の「今」と廃炉の現状を伝える活動を続ける。かつて東京電力の社員だった吉川さんは、原発事故後東電を辞め...

2019年02月12日 13:55

「保守/リベラル」という図式ははたして有効か - 山本昭宏 / 日本近現代文化史

「行き過ぎた格差やそれを背景にした不平等を是正し、差別をなくし、多様な価値観を認め合える社会に――」このような意見は「保守」だろうか? それとも「リベラル」だろうか?多くの人は「リベラル」だと答えるか...

2019年02月07日 10:15

人が健康に生きるために、薬よりも大切なものがある――映画『下街ろまん』公開記念対談 - 孫大輔×松本由布子

2019年2月7日より公開が始まる映画『下街ろまん』。東京の下町、谷中・根津・千駄木(谷根千)地域でさまざまな活動を展開する「谷根千まちばの健康プロジェクト」が企画制作、地元の人びとを巻き込みながら、...

2019年02月04日 11:31

中欧における「法の支配の危機」――EU内部に深まる亀裂 - 東野篤子 / ヨーロッパ国際政治

優等生から問題児へ?中欧諸国は冷戦後、競い合うようにしてEUへの加盟を果たしてきた。とりわけ2004年にEU加盟を達成したポーランドとハンガリーは、中欧の「優等生」とみなされ、旧共産主義諸国の体制転換...

2019年01月31日 17:36

痩せると病気になって早く死ぬという自然の摂理――最新の医学データが示すダイエットの真実(3)- 永田利彦+山田恒 / 精神科医

痩せて健康なはずがない痩せすぎ、太り過ぎは、BMIという指数で判断されることを前に説明しました。一般的にBMIが18.5未満となると痩せすぎで、BMIが17.5以下が神経性やせ症の診断基準です。人間が...

2019年01月31日 17:05

グダンスク市長襲撃事件――英雄ではない私たちが憎悪の波を止めるために - 宮崎悠 / 政治学

2019年1月13日、日曜日の夕方、グダンスク駅近くの広場では、医療支援のための音楽イベントが行われていた。「クリスマス・チャリティ大オーケストラ」(WOŚP)と呼ばれるこのキャンペーンは、グダンスク...

2019年01月28日 14:45

空間線量と個人線量計の測定値

空間線量と個人線量計の測定値東京電力福島第一原発事故の影響を受けた福島県などでは、住民の生活環境を安全に保つため、放射線の外部被ばく線量(体の外から受ける放射線の量)が把握されています。この際、主に2...

2019年01月22日 21:22

外国人出稼ぎ労働者の受け入れ――改正入管法の問題点 - 斉藤善久 / アジア労働法

2018年12月8日未明、参議院で改正入管難民法が可決成立した。同法はこれまでの入管政策を大転換し外国人の非熟練労働者(いわゆる単純労働者)を正面から受け入れようとするもので、2019年4月からの施行...

2019年01月21日 15:53

DACA――不法移民とトランプの闘い - 田原徳容 / 新聞記者

トランプ大統領の就任後、「移民の国」アメリカはさまざまなかたちで不法移民への圧力を強めている。強制送還や入国制限で、家族と離れ離れになった者も多い。 それでもなお、アメリカを目指す人の波が途絶える気配...

2019年01月17日 18:13

福島の生活に役立つ「科学の言葉」を探す 坪倉正治氏インタビュー - 服部美咲

東日本大震災および東京電力福島第一原発事故は、周辺地域の住民にさまざまな被害をもたらした。原発事故から7年半が経過し、住民の平均寿命や出生率が原発事故前よりも伸びるなど、良いニュースも少なくない。一方...

2019年01月15日 18:08

情報技術と規律権力の交差点――中国の「社会信用システム」を紐解く - 堀内進之介 / 政治社会学

道徳的美徳の推進者としての国家情報通信や情報処理に関わる技術の高度化によって、データとアルゴリズムは、グローバルなコミュニケーションのみならず、商取引や投票行動、医療、法執行、テロ対策などを含む、あら...

2019年01月10日 15:16

就職氷河期世代にとって消費増税は天敵――あるべき経済政策はなにか - 金子洋一 / 前参議院議員(神奈川県選出)

1.私がいいたいことわが国の政府当局の判断ミスで、失われた20年の不況は生じ、就職氷河期世代が生まれてしまいました。政策のミスで生まれたものならば、国の政策で手当ができるはずです。消費増税は傷を広げる...

2019年01月07日 18:25

「ジョブチェンジ」し続けるための自分への先行投資法 - 鈴木悠司×浅羽祐樹

「生物の種の中で生き延びるのは、最も強いものでもなければ、最も賢いものでもない。変化に最もよく適応したものが生き延びるのだ(It is not the strongest of the species...

2018年12月26日 15:05

福島県の子どもの甲状腺被ばく線量はどのくらいか? - 福島レポート

福島では、2011年から住民(原発事故当時概ね18歳以下)に対して大規模な甲状腺検査が行われています。では、その対象となっている福島の子どもたちの甲状腺は、どの程度放射線被ばくしたのでしょうか。福島第...

2018年12月19日 18:43

ダイエットという蟻地獄――最新の医学データが示すダイエットの真実(2) - 永田利彦+山田恒 / 精神科医

蟻地獄――ダイエッティングサイクルと脱抑制前回は、周囲の賞賛を求めて過激な目標設定に向かってダイエットをするのと、生活全体を健康的にして、健全なライフスタイルを地道に営み、その結果として健康的な体重に...

2018年12月19日 17:10

今、福島に行くということ――「ホープツーリズム」モニターツアー参加レポート - 広島大学4年 阪本健吾

2018年10月27日(土)から29日(月)にかけて、福島県観光物産交流協会が主催する「外国人留学生を対象としたホープツーリズムモニターツアー」が行われ、広島大学の留学生13名が参加した。筆者は留学生...

2018年12月13日 13:36

自衛隊海外派遣論議が深まらないわけ - 中村長史 / 国際政治学

実質的な議論がなされない。国連平和協力法案(1990年)、国際平和協力法(1992年)、テロ対策特別措置法(2001年)、イラク復興支援特別措置法(2003年)、そして平和安全法制〔いわゆる安保法制〕...

2018年12月10日 22:10

「戦争と武力紛争の兵器」としての性暴力――ナディア・ムラド氏自伝『THE LAST GIRL』 - 末近浩太 / 中東地域研究

今年度のノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラド氏の自伝、『THE LAST GIRL:イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』(ジェナ・クラジェスキとの共著、吉井智津訳、東洋館出版社、2018年)...

2018年12月06日 15:54

福島の甲状腺がん「放射線影響とは考えられない」――甲状腺検査2巡目の解析

福島第一原発事故の後、福島県は県立医科大学に委託し、原発事故当時おおむね18歳以下だった県民全員を対象にした甲状腺の超音波によるスクリーニング検査(症状のない集団に対して、がんの可能性の有無をふるい分...

2018年12月04日 11:10

「働く上での障害」をなくしインクルーシブな職場づくりを - 野口晃菜/障害科学

省庁・地方自治体の障害者雇用水増し問題は、多くの当事者や当事者家族、そして日々障害のある方に関わる支援者にとってショッキングな出来事であった。第三者検証委員会の報告によると、省庁33機関中28機関が3...

2018年12月03日 15:47

なぜわれわれは「新しい能力」を強迫的に追い求めるのか? 『暴走する能力主義』著者、中村高康氏インタビュー - SYNODOS

「現状の高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜は、知識の暗記・再生に偏りがち」であり、「真の「学力」が十分に育成・評価されていない」。こう言われると、素直にうなずいてしまう人は多いだろう。そして、グロ...

2018年11月29日 17:39

ダイエットしたら太る――最新の医学データが示すダイエットの真実(1)- 永田利彦+山田恒 / 精神科医

はじめに、ダイエットという魔物ダイエットを成功させると幸せになると思っていませんか。生活が一変し、人生の成功者になれると思っていませんか。多くの人がダイエットの人生一発逆転効果を盲信し、ダイエットに惹...

2018年11月22日 11:34

日本における政策形成過程をより民主主義的にしていくためのいつつかの提言 - 鈴木崇弘 / 公共政策

筆者は、この30年ぐらい、政策や政治に関係する仕事に関わってきた。より具体的には、東京財団や自民党等の政策シンクタンクの設立および運営に関わった。その後、東日本大震災の際、原発事故の調査のために、東京...

2018年11月19日 20:29

消費税増税で日本はデフレに逆戻りしないのか? - 中里透氏インタビュー

――先日(10月15日)、安倍総理から19年10月に予定通り消費税率を10%に引き上げるとの表明がありました。もっとも、この点については、デフレへの逆戻りを懸念する声も聞かれます。そこでまずお聞きした...

2018年11月15日 14:46

ウォーク・アウェイ運動――アメリカのリベラル派はなぜ嫌われるのか - 西山隆行 / アメリカ政治

リベラルと民主党から立ち去ろう!――ブランドン・ストラカというニューヨークのゲイの美容師が、自分は嫌悪に満ちたリベラルと民主党を支持することは出来ないため立ち去ることにしたという内容の動画をYouTu...

2018年11月12日 14:09

消費増税は「確定」したのか――「19年10月10%」について考える - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

先月10月15日の臨時閣議で、安倍総理は2019年10月に消費税率を10%に引き上げることを表明した。このことは新聞やテレビで広く報じられ、大きなニュースとして受けとめられたが、この「表明」が意味する...

2018年11月08日 14:15

「甲状腺スクリーニング検査を実施しないことを推奨する」――IARCの勧告

チェルノブイリ原子力発電所事故の後に、周辺地域の多くの子どもたちが甲状腺がんと診断されました。このことから、原子力災害が起きて放射性物質が環境中に飛散した場合、周辺住民の甲状腺検査の必要性が検討される...

2018年11月07日 12:22

漁業関係者が「処理水」の海洋放出に反対せざるをえない理由

福島第一原子力発電所では、放射性物質を含む汚染水を浄化しています。浄化した後に残る「トリチウム」を含む「処理水」が貯まり続けており、処分方法の検討がされています。(「福島第一原発にたまるトリチウムを含...

2018年11月07日 11:35

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