SYNODOSの記事一覧

「#教師のバトン」の、その先へ――教師がものを言える存在となるために必要なこと/『#教師のバトン とはなんだったのか』著者福嶋尚子氏インタビュー - SYNODOS

#教師のバトン とはなんだったのか: 教師の発信と学校の未来 内田良, 斉藤ひでみ, 嶋崎量, 福嶋尚子Amazon紀伊国屋書店Yahooショッピング2021年3月26日、文部科学省が教員の仕事の魅力を現場から発信してほしいと呼びかけて始まった「#教師のバトン」プロジェクト。その当初から「現場の疲弊しきった姿が文科省にはみえていない」「こんなに厳しい状況にある」といった批判が相次ぎ、プロ...

2022年03月26日 16:14

ポーランド=ウクライナ国境における人道支援活動の現場から――NGO「平和ラボ」のカロル・ヴィルチンスキ氏による現状報告/石岡史子・齋藤亜生子・宮崎悠 - SYNODOS

ロシアがウクライナへの侵攻を開始してから12日目となった3月7日、北海道教育大学函館校の国際政治学研究室では、ポーランド側でウクライナからの避難者支援を行っているNGO「平和ラボ」Salam Labか...

2022年03月09日 22:14

経済成長と自由を選ぶのか、脱成長と全体主義社会を選ぶのか――『自由と成長の経済学 「人新世」と「脱成長コミュニズム」の罠 』(PHP新書)- 柿埜真吾 / 経済学

自由と成長の経済学 「人新世」と「脱成長コミュニズム」の罠 著者:柿埜真吾 出版社:PHP新書 Amazon 紀伊國屋書店 Yahooショッピング 出口が見えないコロナ禍や地球温...

2022年03月08日 11:39

軍事的危機と「表現の自由」の価値 - 志田陽子 / 憲法、言論・芸術関連法

124日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を行ったことで、世界中が騒然としている。経済制裁や非難決議でことが収まらず、欧米諸国が軍事的行動に出た場合には、大規模な世界戦争になる可能性があるとも言われる。こ...

2022年03月02日 10:13

呉座・オープンレター事件の対立軸――キャンセルカルチャーだったのか? - 田中辰雄 / 計量経済学

1.はじめに2021年、大学関係者の間で呉座・オープンレター事件が話題になった。本稿はこの事件で何が対立軸だったのかを、人々へのアンケート調査の形で調べることを目的としている。事件のあらましを簡単に述...

2022年02月23日 21:17

「保護する責任(R2P)」とは何か?――国家主権を問いなおす新たな国際規範 - 政所大輔/国際関係論・国際機構論

はじめに「私たちにはR2Pが必要だ(We need R2P)」これは、2021年2月1日にミャンマーで起きたクーデターに抗議する市民のプラカードに書かれた言葉である。ツイッターのハッシュタグ(#WeN...

2022年02月21日 15:46

誰もが生きづらい時代を共に生きるために ―― 『ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと』(ちくま新書) / 林恭子

ひきこもりの真実 就労より自立より大切なこと著者:林恭子出版社:ちくま新書Amazon紀伊國屋書店Yahooショッピング「ひきこもり」とは?「ひきこもり」 とはどのような人のことを言うのでしょうか。厚...

2022年02月18日 13:32

結論が凡庸になっても論理的な哲学的思考を手放さない――『21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社) - ベンジャミン・クリッツァー(著者)/ 批評家

21世紀の道徳 学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える 著者:ベンジャミン・クリッツァー 出版社:晶文社 Amazon紀伊國屋書店Yahooショッピング「自然主義的誤謬...

2022年02月08日 11:38

人新世と気候工学――経済思想と環境倫理学の対話/桑田学×吉永明弘

シリーズ「環境倫理学のフロンティア」では、環境倫理学の隣接分野の研究者との対話を行っています。今回は「経済思想×環境倫理学」として、『経済的思考の転回』(以文社、2014年)の著者である桑田学さんと対...

2022年02月02日 22:30

クーポン券と消費増税――お金に色はつけられるか? - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

子ども向けの給付金についてはようやく方針転換がなされ、実質的な意味のないクーポン券での支給が回避される見通しとなった。967億円もの経費をかけて給付金の支給方法に関する社会実験を行うのは割の合わない(...

2021年12月14日 16:26

「真珠湾」攻撃80周年をフィリピン日系人の視点から再考する - 北田依利 / 歴史学

2021年12月8日で、日本軍の「真珠湾」攻撃から80周年になる。日本軍が攻撃した米軍の海軍基地は、19世紀末に米国が武力を行使して併合したハワイに存在していた。「真珠湾」をハワイの先住民・カナカマオ...

2021年12月08日 13:31

現金給付の正しい届け方――各自治体の工夫で問題点は解消できる - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

18歳以下の子どものいる世帯に対して10万円相当の給付金(クーポン券による給付を含む)を支給する現金給付の案をめぐって、活発な議論が続いている。政府案の閣議決定に至る過程で自民党内から「大変不公平な状...

2021年12月02日 17:23

シングルマザーの貧困を労働から考える - 中囿桐代 / 社会保障論、ジェンダー論

シングルマザーの貧困はなぜ解消されないのか 「働いても貧困」の現実と支援の課題 中囿桐代 Amazon紀伊国屋書店Yahooショッピング はじめにコロナ禍において女性、シングルマザーの貧困...

2021年11月19日 16:45

ここがヘンだよ現金給付――社会政策における「標準世帯」モデルの終焉 - 中里透(マクロ経済学・財政運営)

このところ、18歳以下の子どものいる家庭に対する現金給付のことが大きな話題となっている。この給付措置を「バラマキ」として即座に非難することについては十分な慎重さをもって対応しなくてはならないが(何をも...

2021年11月16日 17:36

ゲーム障害は臨床的に必要な概念なのか?――病理化、スクリーニング、モラルパニック - 山根信二/ゲーム学・デジタルゲーム研究 × 井出草平/井出草平

井出 先日、国立病院機構久里浜医療センター院長の樋口進氏が、ゲーム障害(原語はgaming disorder)を推定する学術論文を発表しました(以下、樋口2021年論文)【注1】。そこでは、日本の一般...

2021年10月29日 14:42

「バラマキ」はなくせるか?――「増税なき財政再建」と「財政再建なき増税」のあいだ - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

東京スカイツリーの開業前イベント、山口県のゆるきゃら「ちょるる」の広報活動、南極海の調査捕鯨。これらはいずれも東日本大震災の復興予算を利用して「適正に」実施された事業だ。私たちが払っている所得税には、...

2021年10月21日 16:41

金融所得課税で経済成長?――アベノミクスと「キシダノミクス」のあいだ - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

「寛容と忍耐」を掲げて池田内閣が発足した時、強権的な手法の岸総理とは異なる新しい政治が始まることを多くの人が期待した。「田中金脈問題」で田中総理が辞任し、椎名裁定を経て三木内閣が誕生した時、「クリーン...

2021年10月09日 13:22

動物を殺す社会と殺さない社会、あなたはどちらがいいですか?――『ベジタリアン哲学者の動物倫理入門』(ナカニシヤ出版) - 浅野幸治 / 社会哲学・動物倫理

ベジタリアン哲学者の動物倫理入門著者:浅野幸治出版社:ナカニシヤ出版 皆さんは、「殺処分ゼロ」って聞いたことがありますか? もう少し正確に言うと「殺処分数ゼロ」になります。「殺処分数ゼロ...

2021年10月07日 17:46

ゲームプレーヤーを精神疾患にするディストピア――久里浜医療センター「ゲーム障害の有病率5.1%」論文のからくり - 井出草平 / 社会学

エグゼクティブ・サマリ久里浜医療センターの樋口進氏らのグループが発表した論文から、ゲーム障害を過剰診断していく方針が読み取れる。この論文は厚労省・文科省の政策にも影響があると考えられ、ゲーム好きの健康...

2021年08月30日 10:14

新型コロナの(インフルエンザ並みへの)分類変更は検討に値するのか? - 田中辰雄/計量経済学

(1)分類枠の問題新型コロナ対策に行き詰まり感があるなか、対策の一つとして、コロナの分類を2類から5類に変更するという案がある。【注1】感染症は5段階に分類されており、2類というのはSARS、MERS...

2021年08月18日 14:28

大規模調査から見えてきた「部活動」の課題と未来/『部活動の社会学』編者、内田良氏インタビュー

部活動研究の第一人者として研究・情報発信の両面で活躍する、内田良氏の編著『部活動の社会学――学校の文化・教師の働き方』(岩波書店)が刊行された。部活動の過熱や生徒・教師の負担という問題の認識が広がり、...

2021年08月09日 16:12

異論あり、ファスト映画考――逮捕は悪手である - 田中辰雄 / 計量経済学

1.問題の所在:ファスト映画とは2021年6月23日、ファスト映画をアップしていた3人が逮捕された。【注1】ファスト映画とは映画を10分程度に短縮し、解説をつけたものである。映画の一部を切り取ってダイ...

2021年07月01日 10:14

「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』 - 阪井裕一郎

本書は、事実婚と夫婦別姓をめぐる諸問題を、社会学の視点から検討したものである。大学院時代の私は、「家族の多様化」をめぐる研究関心から、日本における事実婚カップルの実態を明らかにしようと、いわば「見切り...

2021年06月21日 22:27

『ラプソディ オブ colors』——障害と健常への眼差し - 佐藤隆之監督×富田宇宙

2021年5月29日よりポレポレ東中野から全国公開がはじまった映画『ラプソディ オブ colors』。「障害者を描く上で普段切りとられがちな枝葉が集まっていた」——パラリンピック競泳選手・富田宇宙さん...

2021年06月18日 13:14

インバウンド需要は、なぜ日本の対中脆弱性を高めるのか――安倍政権の安保政策を振り返る(4)- 山﨑周 / 国際政治学、中国の外交・安全保障政策

はじめに中国がらみの安全保障問題というと、日中関係の文脈では尖閣諸島の話がすぐに思い浮かぶ。しかし、じつは経済的な問題、とくにインバウンド需要も、日本の対中脆弱性を著しく高める安全保障上の課題だ。外国...

2021年06月14日 11:15

漫画村異聞――海賊版の前向きの解決 - 田中辰雄 / 計量経済学

海賊版サイトであった漫画村事件に2021年6月判決が下り、運営者は懲役3年の刑が言い渡された。判決文は「著作物の収益構造を根底から破壊し、文化の発展を阻害する危険性をはらんでおり」と厳しい口調で述べて...

2021年06月10日 15:50

脳が明かす人を変える力――『事実はなぜ人の意見を変えられないのか 説得力と影響力の科学』(白揚社) - 白揚社編集部

本書は、Tali Sharot, The Influential Mind(Little Brown, 2017)の全訳です。著者が拠点を置くイギリスとアメリカでは、刊行直後から好評をもって迎えられ、...

2021年05月27日 11:18

「リベラルな国際秩序」を超えて――アメリカに生まれる新しい国際協調主義 - 三牧聖子 / 国際政治学

軍事覇権を求めなくなったアメリカ国民2021年4月14日、ジョー・バイデン大統領は、20年にわたる「テロとの戦い」において、1つの画期となる決断を表明した。この日、バイデンは、2001年10月、ジョー...

2021年05月21日 15:20

社会問題の構築主義2.0へ――『社会問題とは何か なぜ、どのように生じ、なくなるのか?』(筑摩書房) - 赤川学(訳者)

「社会問題」という言葉を見て、何を思い浮かべるだろうか。コロナ禍、失業、不景気、貧困、差別、格差、環境破壊、気候変動、少子高齢化、いじめ、犯罪、虐待、テロリズム、戦争…。人により、思いつく「社会問題」...

2021年05月18日 22:44

政策介入と自律的調整――新型コロナの政策対応について考える - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

4月25日に発出された3回目の緊急事態宣言については、その効果を疑問視する見方がある。「コロナ慣れ」や「自粛疲れ」のために人出が思うように減らないということが、その根拠とされる。昨年春(1回目)の緊急...

2021年05月06日 21:47

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