SYNODOSの記事一覧

対話プロジェクト「ドイツは話す」――ドイツ社会に提示されたひとつの処方箋 - 穂鷹知美 / 異文化間コミュニケーション

もしもまだ会ったことがない人で、会う前から、その人の意見が自分の意見の対極にあるとわかっていたら、みなさんはその人に会いたいでしょうか。それとも、できることなら会いたくないと思うでしょうか。会うのを避けたいと思うとすれば、それはなぜでしょう。自分の意見と反対の人と会っていても、不快感や腹立たしさ、あるいは虚しさや不安を感じるだけで、なんの益にもならないと思うからでしょうか。一方、実際に、もしも正反...

2019年05月20日 13:53

「自立」に向けた教育のジレンマ - 伊藤秀樹 / 教育社会学

「教育で始末をつける」ことへの違和感生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各...

2019年05月16日 15:24

スポーツにおける“男らしさ”とは何か――伝説のフィギュアスケート男子金メダリストの栄光と孤独 / 映画『氷上の王、ジョン・カリー』監督インタビュー

アイススケートをメジャースポーツへと押し上げ、さらに芸術の領域にまで昇華させた伝説の英国人スケーター、カリー。彼はバレエのメソッドを取り入れた演技で、1976年インスブルック冬季五輪フィギュアスケート...

2019年05月15日 13:56

スウェーデンの主権者教育と政治参加 - 渡辺博明 / 政治学

1.高い投票率2018年9月にスウェーデンで国政選挙が行われた。日本ではもっぱら排外主義政党の伸長が報じられたが、投票率が87.2%を記録したことも注目に値する。この数値は、議会制民主主義を採用してい...

2019年05月13日 15:03

福島第一原発廃炉・トリチウム水処分を考える - 木野正登氏×多田順一郎氏対談 / 服部美咲

原子炉の運転を停止して施設を解体し、核燃料を安全に処理または貯蔵することを「廃炉」という(燃料や主要設備を取り去り、原子炉施設自体は解体せず、人が接近できない状態で保管管理する方法もある)。2011年...

2019年05月10日 22:57

リスクと価値――福島での経験から - 村上道夫 / リスク学

リスク学とはリスク学は、人と社会の意思決定のための科学です。平たくいえば、どのような選択をし、どのように生きるのかという「個人としての意思決定」と、どのような対策を進めて、どのような社会を目指すのかと...

2019年04月25日 10:18

過剰診断とは何か?――福島の甲状腺検査の問題点

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県では事故当時おおむね18歳以下だった子どもを対象に、超音波による甲状腺のスクリーニング検査(無症状の集団に対して甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける...

2019年04月22日 15:46

ケムニッツ、あるいはドイツ社会の和解のレジリエンスと「憂慮する」市民たち - 辻英史 / 近現代ドイツ史

1.はじめに2018年8月末から9月はじめにかけての2週間、ドイツ社会はこの話題に揺れた。東部ザクセン州の都市ケムニッツでおこったある殺人事件をきっかけに、極右勢力が大規模なデモをおこない、街中で外国...

2019年04月22日 14:59

スイスの自殺ほう助の現状とさらなる自由化をめぐる議論 - 穂鷹知美 / 異文化間コミュニケーション

スイスでは、最初の自殺ほう助団体が設立されてから、すでに35年以上がたち、今日、自殺ほう助について話すことはもはやタブーではなくなりました。タブー視されなくなっただけでなく、2011年チューリヒ州の住...

2019年04月19日 17:08

あらゆる分断を越えて、誰も路頭に迷わせない東京をつくる! / 稲葉剛氏インタビュー

――稲葉さんは現在、クラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/view/127236)に挑戦中です。最初に現状について教えてください。いま貧困の「かたち」が変...

2019年04月15日 14:42

きょうだいの結婚へのハードルは、案外高くないかもしれない - 山下のぞみ×太田信介×藤木和子×持田恭子

漢字ではなくひらがなで書く“きょうだい”。障害や慢性疾患や難病などを抱えている人の兄弟姉妹がそう呼ばれており、今年2019年から4月10日が「きょうだいの日(シブリングデー)」となりました。一番早い人...

2019年04月10日 14:06

変容する世界のエネルギー地政図――IRENA Geopolitics 解説記事 - 古屋将太 / 環境エネルギー社会論

自然エネルギーの急速な普及拡大と従来型エネルギー資源の利用減少という流れのなかで、世界のエネルギー秩序はどのように変容していくのか。国際再生可能エネルギー機関(IRENA)がまとめたレポートから、変容...

2019年04月08日 15:29

わが子が学校に行けなくなったら - 木村拓磨 / 心理学・応用行動分析学

不登校の現状とインターネット(SNS)、ゲーム不登校児童生徒数は平成25年度以降、年々増加傾向が見られます。平成29年度にはその数が14万4301人と、平成28年度から1万人程度の増加が見られ、統計を...

2019年04月04日 11:08

「進化論」論争に見るアメリカの基盤――トランプ政策に煽られる文化戦争 - 藤本龍児 / 社会哲学

二つの顔/二つの勢力進化論をめぐる論争今年は、チャールズ・ダーウィンの『種の起源』(1959)が出版されてから160年目にあたる。よく知られているように、ここで提唱された「進化論」は、世界に大きな衝撃...

2019年04月01日 19:27

深まる社会民主主義政党のジレンマ - 近藤康史 / 政治学・比較政治学

2018年10月に行われたドイツの2つの州議会選挙の結果は、日本でも大きく報じられた。それらの選挙でドイツのメルケル首相を支える保守政党(キリスト教民主同盟および社会同盟:CDU/CSU)が大幅に得票...

2019年03月28日 15:05

生きたい世界の選択と実現――日本リスク研究学会イベントレポート - 服部美咲 / フリーライター

日本リスク研究学会設立30周年の大会は、2018年11月に福島県福島市で開催された。「生きたい世界の選択と実現」をテーマに、公衆衛生や医療の現場、環境や社会学などの専門家が集い、東京電力福島第一原発事...

2019年03月25日 13:21

トランプ大統領を支える共和党保守派の「今」を知る - 渡瀬裕哉

2019年3月、トランプ大統領は共和党保守派の年次総会であるConservative Political Action Conference(CPAC)に現職大統領として3年連続出席した。CPACはA...

2019年03月22日 14:57

フランスにおける若者の就職とキャリア - 五十畑浩平 / 経済学

はじめに昨年末、「黄色いベスト(gilets jaunes:ジレ・ジョンヌ)」運動と呼ばれるデモ活動がフランス全土に拡大し、毎週末、世間を騒がせたことは記憶に新しいだろう(編集部注;3月16日、ふたた...

2019年03月18日 13:48

「実践の楽観主義」をもって、社会に風穴を開けていく / 『「当たり前」をひっくり返す』著者、竹端寛氏インタビュー

いまの日本社会で「別の可能性」を想像することはきわめて困難だ。それは「当たり前」だとされていることを疑えなくなっているからではないか? 過去にそうした問いを掲げた三人の先人たちがいた。イタリア人のフラ...

2019年03月14日 15:00

「演劇的想像力」に溢れた作品を――第63回岸田國士戯曲賞予想対談 - 山﨑健太(演劇研究・批評)×田中伸子/演劇ジャーナリスト

去る1月、第63回岸田國士戯曲賞(白水社主催)の候補作8作品が発表されました。演劇研究・批評の山﨑健太さんと、演劇ジャーナリストの田中伸子さんによる予想対談をお届けします。若手劇作家の奨励と育成を目的...

2019年03月11日 15:38

〈多文化〉韓国を生きる 難民・イスラーム・フェミニズム - 田浪亜央江 / 中東地域研究・パレスチナ文化研究

1.済州島(チェジュド)歳末の街頭募金を呼びかける救世軍の鐘が耳の奥底まで響くのを感じながら、私はソウルから高速バスで100キロあまり離れた町に向かった。2018年10月に済州島で出会ったイエメン人ラ...

2019年03月04日 16:53

入管法改正の論点――言及されたこと、されていないこと - 加藤真 / 三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究員

1.平成の30年間でもっとも注目度が高まった外国人労働者受入れの議論日本の外国人/移民政策が変革期を迎えている。昨年10月末に召集された第197回国会では、「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の...

2019年02月28日 10:02

福島の甲状腺検査のリスクとベネフィットの認知度はどのくらい?

がん検診(https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/about_scr.html)では、無症状の人たちを対象にして、がんの可能性の有無をふるい分けます。こ...

2019年02月27日 15:30

実質賃金と毎月勤労統計をめぐるQ&A 参考値の前年比は▲0.3%(試算) - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

毎月勤労統計の「不正調査」をめぐる問題に関して、昨年(2018年)の実質賃金の前年比がプラス・マイナスいずれだったのかということが大きな注目を集めている。国会では連日この問題が議論され、「参考値」(共...

2019年02月25日 14:16

学校なんか行っても意味がない? - 畠山勝太 / 国際教育開発

0.はじめにこんにちは、畠山です。この世の中には、学校で勉強することなんて意味がないと主張する人たちと、いやいや学校で学ぶことには意味があると主張する人たちがいます。実際に、高卒と大卒の賃金差や失業率...

2019年02月21日 22:20

実質賃金についてどのように考えるか?――「統計不正」と「実感なき景気回復」のあいだ - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

毎月勤労統計(厚生労働省)をめぐる問題が大きな注目を集めている。この問題は「統計不正」という言葉で一括りにされることが多いが、統計処理の「不正」をめぐる報道には誤解もみられる。そこで、本稿ではこの問題...

2019年02月19日 09:41

終の住処としての外国――スイスの老人ホームにおける 「地中海クラブ」の試み - 穂鷹知美/異文化間コミュニケーション

今日、様々な事情で住み慣れた国を離れ、外国に住んでいる人が、世界中に大勢います。その人たちは、若い頃は、海外暮らしにほとんど支障も葛藤もないかもしれませんが、高齢になってくると、心境や状況はどう変わっ...

2019年02月14日 16:43

被災地のコミュニケーターを目指す / AFW代表理事・吉川彰浩さんインタビュー / 福島レポート編集部

一般社団法人AFWの代表理事の吉川彰浩さんは、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の被災地の「今」と廃炉の現状を伝える活動を続ける。かつて東京電力の社員だった吉川さんは、原発事故後東電を辞め...

2019年02月12日 13:55

「保守/リベラル」という図式ははたして有効か - 山本昭宏 / 日本近現代文化史

「行き過ぎた格差やそれを背景にした不平等を是正し、差別をなくし、多様な価値観を認め合える社会に――」このような意見は「保守」だろうか? それとも「リベラル」だろうか?多くの人は「リベラル」だと答えるか...

2019年02月07日 10:15

人が健康に生きるために、薬よりも大切なものがある――映画『下街ろまん』公開記念対談 - 孫大輔×松本由布子

2019年2月7日より公開が始まる映画『下街ろまん』。東京の下町、谷中・根津・千駄木(谷根千)地域でさまざまな活動を展開する「谷根千まちばの健康プロジェクト」が企画制作、地元の人びとを巻き込みながら、...

2019年02月04日 11:31

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