SYNODOSの記事一覧

「福島はおいしい」を伝える――福島県川内村・Kokage Kitchenの挑戦 福島大学4年・大島草太氏インタビュー - 服部美咲

東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、福島県双葉郡川内村は、避難指示が出た地域をはじめ、一時は全村が避難した。2016年6月には避難指示区域がなくなり、2019年には原発事故前の8割以上にまで人口が回復した。さらに、村を挙げての移住支援も功を奏し、フラワーショップやブーランジェリーなど、若者が活躍する新たな事業も次々にはじまっている。2019年3月、川内村のそば粉を使ったワッフルを移動販売するK...

2019年12月05日 13:46

移民受け入れと社会的統合のリアリティ――現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題 - 是川夕 / 社会学

1.はじめにわれわれの社会がすでに移民受け入れ社会となっているという事実は、最近頻繁に指摘されるようになってきているので、驚く人は少なくなっているかもしれない。しかし同時に、現代の日本において、移民の...

2019年12月02日 13:17

福島第一原発の汚染水浄化能力はどの程度か?

東京電力福島第一原子力発電所には、事故後、放射性物質を高濃度に含んだ「汚染水」が貯まっています。この汚染水に対しては、多核種除去設備(ALPS)と呼ばれる設備で、放射性物質を取り除く浄化処理が行われて...

2019年11月28日 13:25

ヒュッゲ(Hygge)とは何か?――デンマークが幸せの国と言われる理由 - 内田真生 / アダルト・ラーニング

はじめに北欧諸国は「幸せ(Happiness)の国」と世界的に認識されている。とくにデンマークは、2012年に始まった世界幸福度報告(World Happiness Report, 2012-2019...

2019年11月27日 12:21

福島県の甲状腺検査は一刻も早く中止すべきだ――森田知宏氏インタビュー - 福島レポート編集部

東京電力福島第一原子力発電所(以下「福島第一原発」)の事故を受け、福島県は、事故当時18歳以下だった県民を対象に、超音波による甲状腺スクリーニング検査(甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査。以下...

2019年11月21日 11:18

「趣味の歴史修正主義」を憂う - 大木毅 / 現代史家

拙著『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)を上梓してから、およそ3 か月になる。幸い、ドイツ史やロシア・ソ連史の専門家、また一般の読書人からも、独ソ戦について知ろうとするとき、まずひもとくべき書である...

2019年11月18日 10:59

原発事故と「食」――市場、コミュニケーション、差別 - 五十嵐泰正 / 都市社会学

1.なぜ原発事故後7年経って、この本を書いたのか都市社会学・地域社会学を専門領域とする私は、放射能の「ホットスポット」となった千葉県柏市で、地域の生産者・消費者らによる協働的な放射能測定と情報発信プロ...

2019年11月15日 15:14

日本のプラスチックごみの行方を知って、冷静な議論を ‐ 小野恭子 / リスク評価手法の開発

このところ、海洋プラスチックごみが海の生物などに与える影響に注目が集まっている。このため、使い捨てプラスチックの代表格とされるレジ袋が全面的に有料化されることになったという。しかし、この因果関係、何か...

2019年11月12日 10:52

「ふるさとをもう一度誇りに思いたい」福島県大熊町の未来を考える - 齋藤真緒 / 福島工業高等専門学校4年

東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県大熊町と双葉町には、今も多くの地域に原発事故による避難指示が出されている。大熊町に生まれ育った齋藤真緒さんは、小学校4年生のときに東日本大震災に被災し、原発...

2019年11月08日 12:05

ライフの視点からみた日本のワーク・ライフ・バランス - 五十畑浩平 / 経済学

はじめにいわゆる「働き方改革関連法」が今年4月から順次施行されるなど、働き方に関してこれまで以上に注目が集まっている。そうした中、働き方改革の「処方箋」として、よく「ワーク・ライフ・バランス」が持ち出...

2019年11月05日 14:37

壮絶な過去を背負った彼女たちにとって、更生施設は最後のアジールである。 - メヘルダード・オスコウイ×杉山春

イランの少女更生施設に密着取材したドキュメンタリー『少女は夜明けに夢をみる』が、11月2日(土)から岩波ホール(東京・神保町)で公開される。本作を撮ったメヘルダード・オスコウイ監督は、イランを代表する...

2019年11月01日 15:04

福島の甲状腺検査にはどんな害があるのか?

東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、福島県は、原発事故当時18歳以下だった全県民を対象に、甲状腺がんスクリーニング(甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査)を行っています。一般的に、甲状腺がん...

2019年10月30日 13:38

「つくられた自然」の何が悪いのか――「自然再生事業」の倫理学 - 吉永明弘 / 環境倫理学

今年の夏もひどく暑かった。この暑さと人が排出したCO2の蓄積との因果関係などについては私には判断がつかないが、都市部の暑さの原因には人為的な要素が明らかにある。舗装道路の照り返し、エアコンの排熱、緑地...

2019年10月29日 11:22

大災害時の避難所運営をどうするか? - 安井清孝 / 福島県立医科大学放射線健康管理学講座

近年、大地震だけでなく、豪雨や台風による災害が頻繁になってきています。もし個人で対処できる範囲を超えるような大災害が発生した場合、どのようにしてサバイバルしたらよいのでしょうか。災害前の準備から発生後...

2019年10月24日 15:05

「みんながマイノリティ」の時代に民主主義は可能か - 吉田徹×西山隆行×石神圭子×河村真実

アメリカにおけるトランプ政権誕生とイギリスのEU離脱を支持し、その原動力となったといわれる「白人労働者階級」の人々。ポピュリズムと片付けられがちな彼らの政治行動はしかし、これからの民主主義のゆくえを占...

2019年10月23日 14:31

「財政赤字容認論」は許容できるか――景気減速と「反緊縮」の経済学 - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

このところ、財政支出の拡大を求めるさまざまな提案の是非をめぐって、活発な議論が行われている。今年の春から夏にかけてはMMT(現代貨幣理論・現代金融理論)が注目を集めたが、財政政策の役割を重視する考え方...

2019年10月18日 15:55

子どもたちの中に眠っている「宝」探し――学習支援の現状と課題 - 西牧たかね / 学習支援コーディネーター

「先生との約束を守れなくて、ごめんなさい」それが、私の顔を見てFが口にした最初の言葉だった。第一希望だった都立高校の入試結果が不合格だとわかった時、彼女が選んだのは2次募集の高校も夜間定時制の高校も受...

2019年10月16日 15:08

福島の甲状腺検査に国際的な勧告を生かすには――IARC専門家に聞く Louise Davies氏インタビュー - 服部美咲

東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、福島県は県民健康調査の一環として、原発事故当時18歳以下だった全県民を対象に「甲状腺検査」を実施している。この検査は、無症状の集団を対象に、甲状腺がんの可能性の...

2019年10月11日 16:10

福島の甲状腺検査の不利益はどう説明されているか?

東京電力福島第一原子力発電所の事故後に、福島県では、事故当時18歳以下だった県民を対象に超音波による甲状腺がんスクリーニング(無症状の集団に対して甲状腺がんの可能性の有無をふるい分けること。以下「甲状...

2019年10月09日 14:37

消費増税は乗り越えられるか――消費増税集中点検会合(仮) - 中里透 / マクロ経済学・財政運営

10月1日に消費税率が10%に引き上げられた。これまでのところ、軽減税率やポイント還元をめぐる店頭での混乱やキャッシュレス決済の利用者の反応などに焦点が当てられているが、やや長い目で見ると、今回の消費...

2019年10月09日 14:18

福島第一原発の「処理水」の長期保管は可能か?

東京電力福島第一原子力発電所で発生する「汚染水」を浄化した後の、技術的に除去の難しいトリチウムを含む「処理水」の処分について、長期保管を求める声があります。これは、実現可能なのでしょうか?処理水に関し...

2019年10月04日 15:07

教育の国際性向上に向けて――国際バカロレアへの期待とイギリスからの示唆 - 御手洗明佳/ 教育社会学、花井渉 / 比較・国際教育学

はじめに皆さんは、「国際バカロレア(IB)(注1)」という大学入学資格および教育プログラムをご存知だろうか。筆者の勤務校の講義で尋ねると、手をあげるのはつねに2、3人である。IBとは、1968年にスイ...

2019年10月02日 14:11

甲状腺検査はリスク評価を攪乱する――疫学からみた福島の甲状腺検査 / 祖父江友孝氏インタビュー - 服部美咲

チェルノブイリ原発事故の後、原発周辺地域で子どもの甲状腺がんが多く見つかった。このことから、東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、「福島でも子どもの甲状腺がんが増えるのではないか」と住民の不安の声が...

2019年09月27日 16:04

掃除で、美しい日本人の心を育てる? / 『掃除で心は磨けるのか』著者、杉原里美氏インタビュー

――本書はさまざまな場面で進む「教育の道徳化」の例を数多く取り上げています。一連の取材をはじめようと思ったきっかけを教えていただけますか。私が社会部の教育担当になった後、下の子が公立小学校に入学しまし...

2019年09月24日 15:55

災害多発時代の日本にリスクマネジメントが足りない - 安田陽 / 風力発電・電力系統

1年ぶりにシノドスに寄稿します。前回の寄稿は北海道ブラックアウトについてでした。今回は、そのほぼ1年後に起こった台風15号による千葉県を中心とした長期広域停電について書くことにします。2019年9月9...

2019年09月18日 11:54

何が日本男性の育児参加を妨げているのか――稼ぎ手役割意識からの脱脚と男性の育児参加 - 裵智恵 / 家族社会学

『そして父になる』とイクメンブーム是枝裕和監督の2013年の作品『そして父になる』は、子どもの取り違えをめぐる二組の家族の物語である。それぞれの家族には対照的な父親が登場する。エリートで「イケメン」の...

2019年09月12日 14:50

母子世帯の居住貧困 - 葛西リサ / 住宅政策、女性福祉

女性が子を守り生き延びることが難しい環境2019年1月、千葉県野田市において、8歳の女児が、実父に殺害されるという痛ましい事件が起こった。その後、母親は、殺人幇助(ほうじょ)の罪で逮捕された。しかし、...

2019年09月09日 14:53

暮らしのために伝える――福島第一原発廃炉が「見える」情報発信 - 服部美咲 / フリーライター

東京電力福島第一原子力発電所の事故から8年が経過した。原発構内では今も廃炉作業が続く。福島県浪江町の夏祭りの2日間、町の依頼を受けた資源エネルギー庁の若手スタッフらが、仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ...

2019年08月30日 23:05

「留学生ビジネス」の実態――“オールジャパン”で密かに進む「人身売買」 - 出井康博 / ジャーナリスト

今年3月、東京福祉大学の留学生が数多く「所在不明」となっていることが発覚し、「消えた留学生」問題としてニュースになった。2018年度に同大に入学した留学生だけで、約700人もが退学や除籍となって大学か...

2019年08月29日 15:32

日本の公的扶助制度とセーフティネット――国際比較からみた特徴 - 埋橋孝文 / 社会政策・社会保障論

1.「最後の拠り所」としての公的扶助制度公的扶助制度とは、「例外的な困窮に対処し貧窮を軽減しうるように、所得および資産の調査(ミーンズテスト)にもとづいて金銭給付を提供する制度」といわれる。それは「最...

2019年08月26日 14:25

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