SYNODOSの記事一覧

記者が現地取材するから伝えられること――金正男暗殺からパキスタンの格ゲー事情まで 『追跡 金正男暗殺』著者、乗京真知氏インタビュー

東南アジアや南アジアで取材を続けている、朝日新聞の乗京真知記者。マレーシアから金正男暗殺事件のスクープを連発し、パキスタンから若者の格闘ゲーム熱をリポートして反響を呼ぶなど、独自の目線で異国のリアルな現状を伝えている。厳しい取材環境に身をさらし、時に命の危険も感じながら、どんな思いで執筆を続けているのか。新聞紙面だけでなく、ネット配信に力を注ぐのは、どうしてなのか。著書『追跡 金正男暗殺』刊行に至...

2020年02月13日 11:38

機密情報ネットワーク「ファイブ・アイズ」――日本、韓国、フランスと連携 - 平井和也 / 人文科学・社会科学系の翻訳者(日⇔英)

1月26日(日)に共同通信が、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドという英語圏5ヶ国の機密情報ネットワーク「ファイブ・アイズ」に、新たに日本、韓国、フランスを加えた「拡大版」の...

2020年02月10日 14:13

犠牲者の報道は実名匿名の二者択一か――京アニ事件の取材経験から - 広瀬一隆 / 新聞記者

2019年7月18日、京都市伏見区にあるアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)の第1スタジオが放火され36人が死亡、33人が重軽傷という未曾有の事件が発生した。平成以降最悪の犠牲者数の放火事件...

2020年02月06日 09:25

なぜ、「安全保障をみるプリズム」が必要なのか――「安保の呪縛」からの脱却をめざして - 藤重博美/安全保障研究・平和構築研究

“Security”と「安全保障」安全保障――。この言葉は、あなたに何を想起させ、どのような感情を抱かせるだろうか。「安全保障」という言葉は、戦後日本の政治と言論界をざわつかせ、物議を醸し出してきた。...

2020年02月03日 14:03

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例の問題点 - 杉野直也 / コンテンツ文化研究会代表

2020年1月10日、Twitterのトレンドに「ゲーム禁止」という言葉が急浮上した。子どものスマートフォンやゲーム機の使用は1日60分まで――。具体的な時間制限を盛り込んだ「ネット・ゲーム依存症対策...

2020年01月27日 13:50

公平性の観点から発電側課金を考察する - 安田陽 / 風力発電・電力系統

「発電側課金」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? 英語では “G-charge” あるいは “G-tariff”というちょっとカッコいい言葉が使われ、欧州を中心に議論が先行していましたが、日本...

2020年01月23日 14:12

福島第一原発の汚染水の増加は抑えられているのか?

東京電力福島第一原子力発電所では、放射性物質を高濃度に含む汚染水が日々発生しています。2014年5月には、1日540トンの汚染水が発生していました。汚染水が増える大きな原因は、原子炉建屋などへの地下水...

2020年01月21日 17:25

オーストリアの新政権は未来のモデルになるか――今、ヨーロッパで注目されている理由 - 穂鷹知美 / 異文化間コミュニケーション

新年が明けてまもない元旦の夜、オーストリアの中道右派の国民党と緑の党が連立することで合意したと発表されると、隣国の同じドイツ語圏であるドイツやスイスでは驚きの声がわきあがりました。翌日のあるドイツの紙...

2020年01月20日 15:44

こんな「リベラル」が日本にいてくれたらいいのに - 大賀祐樹 / 思想史

日本にリベラルは存在するのか?「自民党には入れたくないけど、かといって他に入れたい政党は無いなぁ……」選挙で投票する時、こんな風に感じたことのある人もいるのではないだろうか。自民党の一強状態が続いてい...

2020年01月15日 13:44

福島第一原発の処理水放出による被ばく影響はあるのか?

東京電力福島第一原子力発電所で出る汚染水を処理した水には、トリチウムなどの放射性物質が含まれています。トリチウムは放射性セシウムなどに比べて、人体への影響がとても小さいといわれています。では、もしこの...

2020年01月14日 17:31

ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある - 田中辰雄 / 計量経済学

1.ネットが社会を分断する?インターネット草創期の人々は、ネットは人々の相互理解を進め、世の中を良くすると期待していた。時間と空間を超えて多くの人が意見交換すれば、無知と偏見が解消され、世界はよくなっ...

2020年01月07日 15:56

会話が生まれる魔法のベンチ――イギリスの刑事が考案した「おしゃべりベンチ」 - 穂鷹知美 / 異文化コミュニケーション

「誰かが立ち止まって、こんにちは、と声をかけてもよければ、ここに座ってください。」この写真は、イギリスの公園のベンチの背もたれにとりつけられているプラカードです。今回は、このプラカードがもたらしてくれ...

2019年12月27日 16:06

患者が望まない延命治療を行うことは常に正当化できないパターナリズムか――『死ぬ権利はあるか』出版に寄せて - 有馬斉 / 倫理学

1.はじめに今年の2月に『死ぬ権利はあるか―安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非』(春風社、2019年)を出版した。580頁と少しぶ厚い本になったが、これを丸ごとかけて、人の死期を早めたり、生命を維持しなか...

2019年12月24日 11:51

安倍能成をダシにして日本における保守とかリベラルとかを考えてみる - 高田里惠子 / ドイツ文学

まずは忘れられたアンバイさんの紹介から安倍能成という名前を題に入れてしまいましたが、いまの若い世代にはほとんどなじみがない人だと思います。明治16(1883)年に生まれて、昭和41(1966)年に亡く...

2019年12月20日 15:14

現実の複雑さに向き合うために――ヤンキーの生活世界 / 『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』著者、知念渉氏インタビュー

――本日は、日本教育社会学会奨励賞〔著書の部〕に選ばれた『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』の著者、知念歩さんにお話を伺います。なぜ「ヤンチャな子ら」を研究しようと思ったのですか?卒論を書くときに...

2019年12月17日 19:17

ひきこもりはロスジェネ世代に多いのか――ロスジェネ仮説を検証する 井出草平 / 社会学

朝日新聞がひきこもりは40代が多いという趣旨の記事を出した(2019.11.19)。・ひきこもり、40代が最多 支援先は若年層が中心 https://www.asahi.com/articles/AS...

2019年12月12日 15:11

「不自由展」をめぐるネット右派の論理と背理――アートとサブカルとの対立をめぐって - 伊藤昌亮 / メディア論

はじめに2019年8月、「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が右派からの抗議を受け、中止に追い込まれるなか、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターデザインなどで知...

2019年12月10日 15:59

「福島はおいしい」を伝える――福島県川内村・Kokage Kitchenの挑戦 福島大学4年・大島草太氏インタビュー - 服部美咲

東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、福島県双葉郡川内村は、避難指示が出た地域をはじめ、一時は全村が避難した。2016年6月には避難指示区域がなくなり、2019年には原発事故前の8割以上にまで人口が...

2019年12月05日 13:46

移民受け入れと社会的統合のリアリティ――現代日本における移民の階層的地位と社会学的課題 - 是川夕 / 社会学

1.はじめにわれわれの社会がすでに移民受け入れ社会となっているという事実は、最近頻繁に指摘されるようになってきているので、驚く人は少なくなっているかもしれない。しかし同時に、現代の日本において、移民の...

2019年12月02日 13:17

福島第一原発の汚染水浄化能力はどの程度か?

東京電力福島第一原子力発電所には、事故後、放射性物質を高濃度に含んだ「汚染水」が貯まっています。この汚染水に対しては、多核種除去設備(ALPS)と呼ばれる設備で、放射性物質を取り除く浄化処理が行われて...

2019年11月28日 13:25

ヒュッゲ(Hygge)とは何か?――デンマークが幸せの国と言われる理由 - 内田真生 / アダルト・ラーニング

はじめに北欧諸国は「幸せ(Happiness)の国」と世界的に認識されている。とくにデンマークは、2012年に始まった世界幸福度報告(World Happiness Report, 2012-2019...

2019年11月27日 12:21

福島県の甲状腺検査は一刻も早く中止すべきだ――森田知宏氏インタビュー - 福島レポート編集部

東京電力福島第一原子力発電所(以下「福島第一原発」)の事故を受け、福島県は、事故当時18歳以下だった県民を対象に、超音波による甲状腺スクリーニング検査(甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査。以下...

2019年11月21日 11:18

「趣味の歴史修正主義」を憂う - 大木毅 / 現代史家

拙著『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)を上梓してから、およそ3 か月になる。幸い、ドイツ史やロシア・ソ連史の専門家、また一般の読書人からも、独ソ戦について知ろうとするとき、まずひもとくべき書である...

2019年11月18日 10:59

原発事故と「食」――市場、コミュニケーション、差別 - 五十嵐泰正 / 都市社会学

1.なぜ原発事故後7年経って、この本を書いたのか都市社会学・地域社会学を専門領域とする私は、放射能の「ホットスポット」となった千葉県柏市で、地域の生産者・消費者らによる協働的な放射能測定と情報発信プロ...

2019年11月15日 15:14

日本のプラスチックごみの行方を知って、冷静な議論を ‐ 小野恭子 / リスク評価手法の開発

このところ、海洋プラスチックごみが海の生物などに与える影響に注目が集まっている。このため、使い捨てプラスチックの代表格とされるレジ袋が全面的に有料化されることになったという。しかし、この因果関係、何か...

2019年11月12日 10:52

「ふるさとをもう一度誇りに思いたい」福島県大熊町の未来を考える - 齋藤真緒 / 福島工業高等専門学校4年

東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県大熊町と双葉町には、今も多くの地域に原発事故による避難指示が出されている。大熊町に生まれ育った齋藤真緒さんは、小学校4年生のときに東日本大震災に被災し、原発...

2019年11月08日 12:05

ライフの視点からみた日本のワーク・ライフ・バランス - 五十畑浩平 / 経済学

はじめにいわゆる「働き方改革関連法」が今年4月から順次施行されるなど、働き方に関してこれまで以上に注目が集まっている。そうした中、働き方改革の「処方箋」として、よく「ワーク・ライフ・バランス」が持ち出...

2019年11月05日 14:37

壮絶な過去を背負った彼女たちにとって、更生施設は最後のアジールである。 - メヘルダード・オスコウイ×杉山春

イランの少女更生施設に密着取材したドキュメンタリー『少女は夜明けに夢をみる』が、11月2日(土)から岩波ホール(東京・神保町)で公開される。本作を撮ったメヘルダード・オスコウイ監督は、イランを代表する...

2019年11月01日 15:04

福島の甲状腺検査にはどんな害があるのか?

東京電力福島第一原子力発電所の事故の後、福島県は、原発事故当時18歳以下だった全県民を対象に、甲状腺がんスクリーニング(甲状腺がんの可能性の有無をふるい分ける検査)を行っています。一般的に、甲状腺がん...

2019年10月30日 13:38

「つくられた自然」の何が悪いのか――「自然再生事業」の倫理学 - 吉永明弘 / 環境倫理学

今年の夏もひどく暑かった。この暑さと人が排出したCO2の蓄積との因果関係などについては私には判断がつかないが、都市部の暑さの原因には人為的な要素が明らかにある。舗装道路の照り返し、エアコンの排熱、緑地...

2019年10月29日 11:22

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。