Dainの記事一覧

スティーブン・ピンカー『心の仕組み』はスゴ本

「心とは何か」について、現時点でもっとも明快に説明している。リンク先を見るリンク先を見る 一言でまとめると、心とは、自然淘汰を経て設計されたニューラル・コンピューターになる。心とは、複数の演算器官からなる系であり、この系統は、狩猟採集によって生きていたわれわれの先祖が、日々の問題を解決しながら進化する過程で、自然淘汰によってつくり出されてきたという。 この枠組みを持って思考と感情の仕組みを、情報と...

2013年09月20日 21:47

古典は武器である『強く生きるために読む古典』

リンク先を見る  負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、鬱になりそうなとき、それが一番マズい。では、どうするか。 ダメになりそうなとき、古典は武器になる。できそこないだという...

2013年09月01日 13:25

数学は美しいか『考える人 2013年 8月号』

リンク先を見る 「数学は美しいか」、この挑発的な惹句に反応して、一読おどろく。 もちろん数学は美しい。だが、どのようにその美を伝えるか、そもそもなぜ美しいと感じるのか、考え出すと楽しいけれど果てがない...

2013年07月13日 10:55

キッチン・サイエンスの定番『料理の科学』

キッチンで起きるマジックの根本原理を、誰でも分かるように噛み砕いたエッセイ。章末には嬉しいレシピのおまけつきで、試したくなる。リンク先を見るリンク先を見る ふだん料理をする人は、食材や調理道具の背景に...

2013年07月10日 00:18

良書カタログ『私が目覚める、読書案内。』

雑誌のブックガイド特集は、わりと期待している。というのも、編集者のアンテナがそのまんま選書のフィルタになっているから。雑誌の「色」に合わせてはいるけれど、読書癖のようなものが透け見えて愉しい。 その意...

2013年07月06日 11:08

人生は、競馬だ『優駿』

夢中本、これは面白い。大切な人に読んでほしい、大切な逸品。リンク先を見るリンク先を見る とはいっても、けして美しい話ではない。一頭のサラブレッドを中心にした群像劇だが、どいつもこいつもロクでもない。女...

2013年06月22日 11:59

40超えたら突き刺さる『タタール人の砂漠』

リンク先を見る ある種の読書がシミュレーションなら、これは人生の、それも自分の人生の「手遅れ感」の予行演習になる。若い人こそ読んで欲しいが、分からないかも。歳経るごとにダメージ増、over 40 から...

2013年06月08日 10:03

結婚は素晴らしい v.s. 結婚は人生の墓場

画像を見る オススメ本を持ち寄って、まったりアツく語り合うスゴ本オフ。今回は「結婚」をテーマにした作品が集まったぞ。シーサー株式会社の一室を会場にして、結婚に夢を抱いている未婚の方も、結婚にだいぶ疲れ...

2013年05月27日 06:44

力学と解剖学で強くなる『格闘技の科学』

リンク先を見る 力学と解剖学から格闘技を分析した好著、強さの Why と How が分かる。 勘所や虎の巻で示されているノウハウを、合理的に説き明かす。「強い人はなぜ強いのか」が分かり、「その強さを自...

2013年05月19日 17:28

『立花隆の書棚』 vs 『松岡正剛の書棚』

最初に結論、セイゴオ師の勝ち。 物量は立花隆が圧倒的だが、質量は松岡正剛に軍配が上がる。書棚の写真を並べると、本に対する扱いが如実に現れており、とても興味深い。リンク先を見る 『立花隆の書棚』にある本...

2013年05月10日 00:10

結婚のスゴ本

今の amazon が逆立ちしても勝てないものがある。例えば「結婚」だ。 試しに「結婚」で検索しよう。(あなたの予想通り)ハウツーやエッセイになる。タイトルや解説のどこかに「結婚」とある本だ。結婚「す...

2013年04月21日 12:23

出版不況の解法として読む『本の声を聴け』

リンク先を見る 「本棚を編集する」という仕事を見ていると、いま出版業界が直面している問題を解くヒントが見える。それは次の二点に集約できる。年百冊読む一人よりも、年一冊読む百人の“パイを増やす”そのため...

2013年03月24日 12:54

おたく乙女の『堕落部屋』

リンク先を見る 「女の子の部屋」に慣れていない人々に。覗見嗜好の満足度は高いが、かなり濃厚なので中毒にご注意を。 初めて彼女の部屋に入れてもらった日を思い出した。そもそも「女の子の部屋」というものに馴...

2013年03月20日 00:10

親とは呪いである

親やるようになって十年たった。 振り回されつつ導こうとする親業(親行か?)、いずれも上手くいってる気がしない。子どもは親の言うことは絶対に聞かないが、親のマネだけは恐ろしく上手だ。せいぜい、己が背中を...

2013年02月24日 11:18

『2666』はスゴ本

リンク先を見る すごい経験をした、「面白い」を突き抜けている。 一番大切なものは、隠されている。それが何か、読めばわかるのだが、読み終わっても消えてくれない。「余韻が残る」といった可愛らしいものではな...

2013年02月16日 11:31

持ってかれるラノベ『2』

リンク先を見る 軽くて深くて夢中で読み干す。 最高の一冊を知ってしまったら、知る前の世界には戻れない。『2』は、野崎まど最高の、集大成となる作品らしい。偶然、書店で「呼ばれた」とはいえ、エラいものを引...

2013年02月02日 18:19

俺の嫁が美人なわけ。『ファスト&スロー』はスゴ本

わたしの嫁さんは、美人である。 いわゆるカワイイ系ではなく、美人。レトロなフランス人形のような整った顔立ちをしている。一目惚れから十数年、結婚してよかったなーと思う。 だが、男女が一緒に暮らすのだから...

2013年01月30日 00:29

トヨタ・バッシングの正体『アメリカ型ポピュリズムの恐怖』

リンク先を見る アメリカのトヨタ叩きについての「もやもや」が晴れた。これは、アメリカンリスクの教科書として読まれるべきスゴ本。 そのジャイアニズムやダブスタにはちゃんと(構造的な)理由があることが分か...

2013年01月25日 00:05

この書店がスゴい『TOKYO本屋さん紀行』『TOKYOブックカフェ紀行』

いわゆる、物量で圧してくるギガ書店ではなく、厳選され演出されたセレクトショップをご紹介―――というよりも、そのガイド本をご紹介。いつもの本屋を通り過ぎ、電車に乗ってでかける価値あり。リンク先を見る 『...

2013年01月09日 00:08

より“良い”判断のため『意思決定理論入門』

リンク先を見る 十年前、初めて買った年末ジャンボは、一等の番号と完全一致していた。 実は組違いだったのだが、問題はその後。一等組違いの十万円に味をしめ、毎回結構な額を買うようになる。当然かすりもせず、...

2013年01月06日 12:35

『レトリック感覚』と『レトリック認識』はスゴ本

名著中の名著、ことばをあつかう全ての人に。リンク先を見る画像を見るリンク先を見る画像を見る 使い慣れた道具の構造が分かり、より効果的に扱えるようになる。これまでヒューリスティックに馴れていた手段が、一...

2012年12月25日 22:29

『昭和史』はスゴ本

日本の現代史の決定版。リンク先を見るリンク先を見る過去を見ると未来が見える。本質的に変わっていない日本がある。むしろ、変わらない本質が得られる、というべきか。波乱と躍動に満ちた昭和は、ドラマよりもドラ...

2012年11月16日 00:25

「悪意の情報」を見破る方法

ニセ科学、デタラメ統計に振り回されないための入門書。リンク先を見る画像を見る 「嘘は三種類ある。嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ」という冗句があるが、これをもじったタイトルが秀逸だ"Lies, Damne...

2012年09月06日 22:02

ソクラテスは死ね、豚は転がれ―――プラトン「国家」

死刑判決を受け、毒杯をあおったのは当然だ。リンク先を見る画像を見るリンク先を見る画像を見る 質問には質問で返す。詭弁術を駆使し、言葉尻をとらえて後出しジャンケンする。「無知の知」とは、「知らないという...

2012年09月04日 23:50

「この世で一番おもしろいマクロ経済学」で見晴し良好

リンク先を見る 経済音痴のわたしに最適な一冊。 そして、素朴な疑問「経済学者はバカなのか」に対する解答が得られた。その答えを言おう、経済学者はバカではない。むしろ利口な方なのに、バカと呼ばれているだけ...

2012年08月22日 22:39

打ちのめされるようなすごい本「笹まくら」

リンク先を見る画像を見る 昔の失敗や、封印していたトラウマが、いきなり、何の前触れもなく、気がついたら頭いっぱいを占めている、あの感覚だ。あッという間も、逃れようもなく組み敷かれ、後悔の念とともに呆然...

2012年08月14日 22:56

経済学者はバカなのか「さっさと不況を終わらせろ」

どうやらバカは、わたしだね。リンク先を見る画像を見る なぜなら、これだけ丁寧に説明されても、理解できないから。いや、本書が難しいわけではない。クルーグマンの主張は明快だし、処方箋も具体的で分かりやすい...

2012年08月05日 17:10

「アンナ・カレーニナ」読むと結婚が捗るぞ

リンク先を見る画像を見る 人生を滅ぼした女から、何を学ぶか。 「女とは愛すべき存在であって、理解するためにあるものではない」といったのはオスカー・ワイルド。これは、夫婦喧嘩という名のサンドバック状態に...

2012年07月31日 23:44

いじめ対策のリソースは、担任へ「3月のライオン」

「3月のライオン」に、いじめ対策のヒントがある。リンク先を見る画像を見る 中学生のヒロインが、いじめられていた子を助けようとする。その子は心を病んで学校を去り、矛先は彼女へ。エスカレートするいじめと、...

2012年07月26日 23:25

食べることは生きること「地球のごはん」

「食は文化」が、よく見える。リンク先を見る画像を見る あるいは、ブリア=サヴァランの警句「ふだん何を食べているのか言ってごらんなさい、そうすれば、あなたがどんな人だか言ってみせましょう」をグローバルに...

2012年07月16日 23:01

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