岩田健太郎の記事一覧

成人式には行かないで

岩田健太郎といいます。もうすぐ50歳になるおっさんです。感染症を専門にする医者でもあります。この文章は、「成人式には行かないで」というお願いの文章です。なぜ、そのような文章を皆さんに読んでいただきたいのか、今からその理由を説明します。理由は新型コロナウイルスです。このいまいましいウイルスがいなければ、我々は毎年行っている楽しい行事を楽しくとりおこなうことができたのです。が、残念ながら今はその時期で...

2021年01月10日 07:42

インフルエンザについて

以下は推測の部分も多々あるので、医学的解説というよりも医学的推考、どちらかというと「エッセイ」に近いものと思って読んでいただきたい。インフルエンザの発生件数が非常に低い。なんでも、「ツインデミック」み...

2020年12月11日 09:41

CDCのフィールド疫学マニュアルできました。

以下、序文を掲載。とてもオススメなので、ぜひお読みください!監訳者序文「CDCのフィールド疫学マニュアル」を訳出し、読者の皆様にお送りできることを心から喜んでいます。本書(原書)が出版されたのは201...

2020年12月03日 09:17

幻想と欲望のコロナウイルス、という不都合な真実について

新刊が出ます。例によって、序文掲載です。そりゃあ自信を持ってるでしょう。徳永家の勝手口から出てきたのがたとえ突撃隣の晩ご飯のヨネスケであったとしても安藤貴和に見えたに違いないみんながそれを望んでいるか...

2020年12月02日 16:55

検査について、の補足

前回は、検査についてかなり本質的な話をしました。臨床医学、臨床感染症学においては、検査の属性、、、感度とか特異度など、、、だけを議論しても検査の是非は論じられません。大事なのは状況判断です。周辺の状況...

2020年06月25日 16:15

マスクについて

この話も、本当はネットに挙げたくはなかったのです。絶対怒られるから。何を言っても。とはいえ、何も言わなければさらにデマが広がってしまうというジレンマが生じてしまいます。よって、ここでマスクについても説...

2020年06月25日 12:04

検査について

いまから、検査について説明します。 検査の話をすると、どんな話をしても必ずどっかからすごい怒られます。だから、この原稿も本にするだけでネットに挙げないつもりでいました。本ならば、基本的には少なくとも最...

2020年06月24日 18:00

なぜ、国ごとに差が出たのか。そして第二波がどうなるか。

現在、準備している文章の一部です。長いです。 以下に述べることは多分に仮説に基づいている個人的な見解です。 基本的にぼくは診療のプロで、予測のプロではないために、未来予測はしないことにしています。臨床...

2020年06月23日 16:11

楽器、音楽、コンサートとコロナウイルス

楽器、音楽、コンサート もしも〜ピアノが〜弾けたならー というわけで、ぼくは音楽関係についてはいろんな意味でド素人です。歌もろくに歌えませんし、どの楽器もまともに扱えません。また、音楽業界の仕組み、構...

2020年06月20日 17:23

プールと新型コロナウイルス あるいはスポーツ一般について

今書いている文章の一部、よく聞かれるので。 よく質問されるのは、「プールで水泳したいのだが、新型コロナウイルス対策はどのようにすればいいのか」というものです。 理論的には、プールで感染する可能性のある...

2020年06月20日 09:54

コロナ抗原検査ガイドライン改定の問題点とは

以下、厚労省に送りました。意見書この度のSARS-CoV-2抗原検査活用に関するガイドラインの改定は問題です。以下、その根拠を述べます。ガイドラインのアルゴリズムによると、症状発症後2日目以降から9日...

2020年06月19日 22:50

慶応のPCR6%の意味

慶応大学病院が無症状の患者67人に新型コロナウイルスSARS-CoV-2のPCRを行い、4名が陽性であったと発表した。6%である。これだとnが少ないのでシンプルな二項検定を行うと、95%信頼区間は1....

2020年04月23日 07:49

緊急事態宣言はロックダウンではない、は詭弁

安倍首相が7自治体の緊急事態宣言を出したとき、「これはロックダウンではない」と述べている。各メディアもその解釈を追随した。「改正新型インフルエンザ対策特別措置法の緊急事態宣言は政府が対象区域を示し、具...

2020年04月14日 19:24

ロックダウンはするしないの二元論ではない。「する際の条件」こそが重要である。

東京はロックダウンすべきだ、とすでに述べた。これに対して「ロックダウンすると経済的損失が大きすぎる」という意見がある。それは事実で、ロックダウンには多大な副作用が存在する。経済活動の巨大な縮小であり、...

2020年04月05日 09:01

なぜ日本ではコロナウイルス流行が(それほど)起きていないのか、そしてなぜ東京で増えているか。

今から申し上げるのは完全に仮説です。科学的営為は仮説生成と仮説検証からなります。ぜひ検証したい、してほしいと思います。Here what I state is just a hypothesis. S...

2020年04月03日 21:10

事実に誠意を

これから書くことはほとんど、これまでも繰り返し申し上げてきたことと変わりない。が、同じ質問は繰り返し受けているので、再度申し上げる次第である。なお、海外からも同様の問い合わせが多いので本来であれば英語...

2020年03月27日 10:21

2020年夏に東京オリンピックを開催すべきでない理由

これまでオリンピックについては特にコメントしてきませんでしたが、観客ありで予定通り開催、が目指されているらしいので、個人的な見解を申し上げます。2020年に東京オリンピックの開催は止めておいたほうがよ...

2020年03月19日 15:08

新型コロナウイルス感染症の入院患者対応について

各地で新型コロナウイルス感染症の入院患者が増えてきて、いろいろな問い合わせを受けています。よくある質問についてここで私見を述べます。まず、いちばん大事なことから。新型コロナ診療でいちばん大事なのは、「...

2020年03月18日 14:03

結果を出すということ(COVID対策)

昨日、風邪の人は自宅で安静に、という話をしました。その根拠も示しました。このことは、COVIDの数を全数把握する意味はない、ということを意味しています。風邪の数を数えても得るものは小さいからです。もち...

2020年02月17日 06:53

COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと

おはようございます。走ってきました。週5回は朝走るのですが、このときreflectionをします。昨日見たもの、書いたもの、語り合ったこと。Reflectionの時間は非常に大事でただただ実務だけやっ...

2020年02月16日 08:42

「日本ではもうコロナが蔓延している」仮説を考える

日本にはすでにコロナウイルス感染が蔓延してしまっている。手遅れだ。そういう意見を耳にするようになった。専門家もそう主張している。が、それを確定するデータはない。 間接的なデータを主張するものもいる。 ...

2020年02月13日 17:45

「「新型肺炎」日本の対策は大間違い」、は大間違い

上昌広氏が新型コロナウイルス対策に意見している(https://www.fsight.jp/articles/-/46472)が基本的な間違いが多い。ここに指摘しておく。1.クリニックに風邪で受診する...

2020年02月05日 13:45

「桜を見る会」問題は騒ぐ問題ではないが些事ではない

「桜を見る会」問題は、メディアや世間が大騒ぎするような問題ではない、という意見があります。誠にそのとおりだと思います。他方、こんなことは看過してもよい些事かといえばそうではありません。これは短期的お祭...

2019年11月14日 10:45

白いパンは体に悪いの?糖質制限は体にいいの?

「糖質制限」は日本だけでなく海外でも注目されていて、以前からたくさんの研究が行われてきました。で、結論から申し上げます。現段階での「糖質制限」の医学的な立ち位置は「糖質制限をやるな、とは言わないけれど...

2019年09月27日 15:44

うそをつくことについて。それと、HIV感染裁判について

人間には嘘をつく権利はある。自分や家族を守るために嘘をつく。だれだってやっていることだ。ぼくも、やったことはある。 ぼくの患者たちもしばしば嘘をつくが、ぼくはそれを非難しない。医者に嘘をついてはいけな...

2019年09月19日 11:21

人口減少時代の田舎散歩

学会の講演のために佐賀に行ってきました。新幹線で上鳥栖駅へ、そこで乗り換えて佐賀駅に。緑が多くて落ち着いた雰囲気で、久しぶりの佐賀でしたがとてもよいところですね。せっかく西に来たので、その足で岡山経由...

2019年09月15日 08:52

スポーツ界といういじめのエートスとその変化 昭和から令和へ

2019年夏の高校野球岩手大会決勝で、大船渡高校の絶対的エースと目された佐々木朗希投手が監督の指示で登板を回避した。大船渡高校は結局決勝で大敗し、甲子園出場は叶わなかった。 TBS系のテレビ番組、「サ...

2019年08月01日 15:09

騒がないと動かない。鹿児島いじめ自殺事件にみる教育現場と行政の不作為

「騒がないと、動かない」。この行政の事なかれ主義は、中央のみならず、地方行政にも認められる。例えば、いじめを原因とする自殺認定だ。いじめによる自殺は跡を絶たない。しかし、学校でのいじめが原因であると、...

2019年07月30日 13:53

吉本興業といじめとメディアと厚労省とHPVワクチン、、、そしていじめ。

ジャニーズや吉本やテレビなどのメディアの理不尽がまかり通った昭和の時代はとっくに歴史上の時代である。令和という改元は新しい時代を作るよい機会である。やんわりとした奴隷制度は辞めにして、「いじめ」体質と...

2019年07月27日 17:17

宮迫博之を「干しては」いけない

先日、ジャニーズ批判をした。同じ論拠で、今回は「世論」を批判したいと思う。ジャニーズを批判したのは、事務所が元SMAPのメンバーを「干す」という形でいじめたからだ。いじめには不寛容な態度を貫く。不寛容...

2019年07月20日 09:58

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