松田健次の記事一覧

山本太郎&れいわ現象の熱を綴じ込めた4時間超大作映画「れいわ一揆」

第32回東京国際映画祭でのワールドプレミアで原一男監督による新作映画「れいわ一揆」を観た。今年7月の参院選で大きな注目を集めた新党「れいわ新選組」から立候補した女性装の東大教授・安冨歩の選挙活動への密着を通して「れいわ」の選挙戦を追いかけたドキュメンタリーだ。撮影1ヶ月・編集3ヶ月の突貫製作原一男と言えば「ゆきゆきて、神軍」(1987年公開)で日本映画のオールタイムベストに必ずその名が挙がる、ドキ...

2019年12月03日 07:31

結合したまま戦うエロティックアクション映画「クライングフリーセックス」待望の続編はおっぱいに注目

岩崎友彦監督「クライングフリーセックス Never Again!」が11月9日に新宿ケイズシネマで公開された。これは昨秋公開された「クライングフリーセックス」の続編だ。この映画、通称「クラフリ」は男女...

2019年11月12日 08:17

又吉直樹による初の長編小説「人間」はクソリプする貴方に問いかける

又吉直樹による初の長編小説「人間」は、又吉が芸人として初めて芥川賞を受賞するという一大事の後に、周囲より受けざるを得なかった決して好ましくはない、批評、反応、影響、などによって沈殿した感情を浚渫し、芸...

2019年11月06日 07:12

『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督の新作映画はプレッシャーに打ち勝った一本

あの「カメラを止めるな!」で、制作費300万円という低予算映画を興収31億円に導く奇跡を起こした上田慎一郎監督の劇場長編第二弾「スペシャルアクターズ」を、公開初日(10月18日)、丸の内ピカデリーで観...

2019年10月24日 12:06

「史上最強の笑いはシモネタ」テレビに出られずとも芸風を貫き通す地下芸人の生き様

「芸人とは何か?」――、そんな問いが何かの折にふと浮かぶことがある。答えはいつもその時々に変わりFIXすることはない。ある時は創造性、ある時はナンセンス、ある時は人間性、ある時はラディカルさ、ある時は...

2019年10月03日 09:57

キングオブコント2019を制した「大きなイチモツ」 巨根ネタは時代の経済を映す鏡

「キングオブコント2019」で優勝したのは、シモネタなミュージカルで「♪おおっきな、イチモツを、く・だ・さ・いっ~」と連呼したどぶろっくだった。お笑い界屈指の賞レースを100%のシモネタが制するという...

2019年09月27日 08:19

「関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?」敗者・ナイツ塙宣之だからこそ語れた漫才論

ナイツ塙宣之による「M-1論」「漫才論」がそそぎ込まれた新刊「言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」(集英社新書 聞き手:中村計)が刊行された。これは昨年夏、集英社新書プラスのWEBサイトで集中...

2019年08月29日 10:50

宮迫VS.岡本社長「乳首相撲」は実現なるか 芸能界における乳首ネタの歴史

参院選投票日の午前、「ワイドナショー」(フジテレビ)の生放送で松本人志が発した「乳首相撲」というワードがにわかにクローズアップされた。一連の闇営業問題で関係がこじれた吉本興業(岡本社長)と芸人(宮迫博...

2019年07月24日 08:44

「いやあ、鶯谷はションベンくせえ街だな、おい」漫才コンビ・納言の街ディスりネタが秀逸

「いやあ、鶯谷はションベンくせえ街だな、おい」「いやあ、大塚の救急車はぜんぜん急がねえな、おい」―――、漫才コンビ「納言」の薄幸(すすきみゆき)が言い放つ「街ディスり」のキレ具合を追いかけている。お笑...

2019年07月03日 12:11

「ヤッたではない。ヤらせていただいたんだ」さらば青春の光・森田が綴った謙虚で下衆なエロストーリー

男のエロ話は粗雑に繰り出すと、下品な片ハシャギに堕ちる。まさに取るに足りない下品なゾーンに堕ちた状態を、男であれば、送り手として受け手として大方経験があるだろう。その一方で、エロ話でありながら品ある両...

2019年05月08日 07:58

常識やお行儀なんてクソ食らえ!マック赤坂、初当選で「いじっていい人」に昇格

マック赤坂が当選した。マック赤坂と言えば、スマイル党総裁として「スマイル!」というフレーズを放ち続け、政見放送でのガンジーやスーパーマンなど奇抜なコスプレで知られる、選挙界のアンダーグラウンドな名物漢...

2019年04月25日 07:39

いとうせいこうが挑んだ「お笑い理論」の分析整理『今夜、笑いの数を数えましょう』

気にかかった笑いのカケラを拾いあげ、しげしげと眺める。のが、いい。「笑い」でときめいた余韻に少しでも長く浸っていたい、その記憶をとどめていたい、という時間だ。そんな自分にとって、しかも、この平成が終わ...

2019年04月02日 10:29

兄「そういうこと言わないの」妹「ちんちん、×××」障碍を持つ兄妹がどん底で見せる笑い 映画『岬の兄妹』

映画「岬の兄妹」を公開初日に観た。試写を観た知人から「驚愕」と薦められ気になっていた。観終えて感じたのは、どんな単位がふさわしいかわからない「熱量」だ。映画を塊にした映画玉をハラワタに突っ込まれ、ウン...

2019年03月07日 10:24

「ナイスセックス! ありがとう!」あいみょんが起こした2・18武道館セックスコール&レスポンス事件

昨年ブレイクを果たしたシンガーソングライターあいみょんが、2月13日にメジャー2枚目のニューアルバム「瞬間的シックスセンス」をリリースした。そして2月18日には自身初の武道館ライブを開催。とても行きた...

2019年03月01日 07:06

石破茂氏がバラエティ番組で魅せたイメージ戦略と美人妻のサポート力

2019年1月、石破茂が日本テレビのバラエティに続けて出演した。1月20日(日)「行列のできる法律相談所」、1月24日(木)「ダウンタウンDX」、両番組とも初出演となった。日テレバラエティの新年度ファ...

2019年01月30日 11:25

「パンケーキ食べたい♪蒲田はジゴク」おもしろ荘芸人・夢屋まさるの中毒性

パンケーキ食べたくないのに、「♪パンケーキ食べたい」と口ずさんでしまっている。自分自身、まあまあかぶれやすく、にわか体質だとは思うが、五十歳を過ぎたオッサンが「♪パンケーキ食べたい」と口ずさみ続けてい...

2019年01月22日 07:02

M-1グランプリは笑神籤を廃止せよ ルールは視聴者よりファイナリストのために

M-1が終わった。その余韻が日一日と祭りの後の寂しさに変わっていく。各所からのアフターコメントが大なり小なり波となって寄せては返し、「今年も終わった」というこの波に足をさらわれないよう踏ん張りながら記...

2018年12月09日 09:46

M-1グランプリ審査員にナイツ塙、立川志らく加入で「新しい」漫才に脚光か

M-1が間近だ。12月2日(日)、その本番を迎える。全4640組のエントリーから勝ち抜いたファイナリストは以下の9組となった――・和牛・霜降り明星(初)・ゆにばーす・見取り図(初)・かまいたち・スーパ...

2018年11月30日 11:20

戦慄かなの、少年院で更生してアイドルに 本物の持つ破壊力

戦慄(せんりつ)かなの、現在二十歳、アイドル。少年院出身という聞いたことのない経歴を持つ。鑑別所から少年院へ、一線を超えた非行への入り口は母親による育児放棄やネグレクト(虐待)――その状況は映画「誰も...

2018年11月16日 10:57

若手が魅せるチャレンジングなトリオ漫才 四千頭身はM-1ファイナリストに残れるか

9月、三人組コントの「ハナコ」がキングオブコント2018を制した。それも含めて昨年あたりから、ネタ番組でレベルの高いトリオ芸人を観る機会が増えている。すでに現行メジャー組である「東京03」「森三中」「...

2018年10月30日 08:24

「何をされてる方なの」和田アキ子の口癖を完コピしたMr.シャチホコの着眼点

和田アキ子のトーク、をものまねするMr.シャチホコ。今年夏に和田ネタで幾つかのバラエティ番組にちらちらと姿を現してから活躍の場を急速に広げている。見事な声マネ、和田本人から脂気を抜いたようなビジュアル...

2018年10月22日 12:21

男女結合しっぱなしのエロバカ映画「クライングフリーセックス」が最高すぎた

岩崎友彦監督「クライングフリーセックス」を9月12日に鑑賞、エロバカバカしさの向こう側にある爆笑至福のゾーンに連れていかれた。これぞ『映画』だとのけぞった。その断片を知れば胸騒ぎ止まらなくなるか、呆れ...

2018年09月22日 08:13

メンタル注意!痴話喧嘩エンターテインメント映画「ウルフなシッシー」

男と女が夜通し痴話喧嘩を続ける、延々とののしりあう、ああ言えばこう言い返す、不毛な饒舌が止まらない、という映画「ウルフなシッシー」。この痴話喧嘩が陳腐でつたない直情的な言葉の横溢であれば、最後まで観る...

2018年09月14日 07:31

完熟フレッシュ・池田レイラの初単独ライブに見た13歳の繊細な感受性

2018年8月23日、台風19号が九州の西を、台風20号が四国に向かって北上し、湿度高めの残暑に汗ばむ夕刻、東京・表参道GROUNDで、完熟フレッシュ・池田レイラによる初の単独トークライブが開催された...

2018年08月30日 10:02

ライブ動員10倍 笑いにおける笑えない現実を笑いに叩きつけるAマッソの「怒気」

7月、下北沢・本多劇場でAマッソの単独ライブ「おんちょいな」が開催された。公演2か月前、前売開始後の早い時期に2公演のチケットすべてソールドアウトという情報に接したとき、正直驚いた。Aマッソは昨年あた...

2018年08月22日 07:11

映画「榎田貿易堂」R‐15が辿り着いた秘境のようなオトナのシモネタと群像劇

夏が始まり、終わる――。ひと夏という季節の通過儀礼により、人々の何かが少しずつ変わる。映画「榎田貿易堂」は群馬県の渋川・伊香保を舞台に、ひとクセあるオトナのようなオトナ達の淡々としならがも混沌とした群...

2018年07月16日 10:18

「生涯現役」どこまでも芸を磨き続けた落語家 桂歌丸さんを偲ぶ

桂歌丸は「品」を感じさせる芸人だった。その「品」をもたらしていた大きな要素は、芸への真摯な姿勢だった。それを思う時にまずベースとなるのが、全国に知られる「笑点の歌丸」という顔だ。1966年から笑点大喜...

2018年07月03日 11:58

「三谷幸喜に影響受けた」37分ワンカット映像必見のゾンビ映画『カメラを止めるな!』に世界が興奮

上田慎一郎監督の劇場用長編デビュー作「カメラを止めるな!」の試写を5月上旬に観た。監督の名前も初耳であり、スクリーンに映る役者も誰ひとり知らない。渋谷円山町にある映画美学校試写室で96分の作品を観終え...

2018年06月23日 17:46

山田洋次監督作品で光る「俳優・林家正蔵」の魅力

山田洋次監督の新作映画「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」を公開週に観た。山田洋次作品を映画館のスクリーンで観るのは久しぶりだった。1995年に「男はつらいよ」が第48作でピリオドを打ってからは渥美...

2018年06月19日 13:32

「全部やれ。」フジ追い抜いた日テレの奮闘劇はTV界の"最終戦争"

5月新刊「全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方」(文藝春秋)は、NHKに次いで民放初のテレビ開局を果たし、テレビ草創期に「光子の窓」「シャボン玉ホリデー」をはじめ多くの名番組を生み出した日本テレビが...

2018年05月31日 08:19

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