門田隆将の記事一覧

お粗末な朝日新聞「吉田調書」のキャンペーン記事

「ああ、またか」。失礼ながら、それが正直な感想である。今週、私は取材先の台湾からやっと帰ってきた。私が日本を留守にしている間、朝日新聞が「吉田調書」なるものを“加工”し、「福島第一原発(1F)の現場の人間の9割が所長命令に違反して撤退した」という記事を掲げ、そのキャンペーンが今も続いている。「ああ、またか」というのは、ほかでもない。ある「一定の目的」のために、事実を捻じ曲げて報道する、かの「従軍慰...

2014年06月01日 06:28

“反日教育”を受けた人民解放軍「青年将校」の怖さ

台湾南部での取材を終え、今日、台北まで帰って来た。ネット環境が悪く、ブログも更新できないままだった。バシー海峡を隔てて遥かフィリピンと向かい合う鵝鑾鼻(ガランピー)と猫鼻頭(マオビトウ)という二つの岬...

2014年05月25日 23:54

日台の“絆”と映画「KANO」

台湾に来ている。次作のノンフィクションの取材のためである。明日(21日)からは南部の高雄、明後日からは、恒春より猫鼻頭(マオビトウ)に至る台湾最南端各地での取材となる。太平洋戦争下、台湾とフィリピンの...

2014年05月20日 23:58

日本はそれでも「中国の掌(てのひら)」で踊るのか

2014年のゴールデンウィーク(GW)も終わった。昨夜は、大学時代のサークルの飲み会があり、夜中まで深酒した。帰路、酔い冷ましに午前2時を過ぎた都心をしばらく歩いたが、GWというのに3月から4月上旬の...

2014年05月07日 18:12

世界の脅威「中国」とどう対峙すべきなのか

さまざまな意味で、2014年4月24日は歴史的な一日だったと思う。私は東京・内幸町の飯野ビルで講演があり、朝9時過ぎには霞が関界隈にいた。オバマ大統領来日の影響で車が都心に流れ込むのが規制されたのか、...

2014年04月25日 04:21

名実ともに「空想的平和主義」の時代は終わった

いよいよ日本と中国との鬩(せめ)ぎ合いが、国際社会の大きな焦点となってきた。訪中したアメリカのヘーゲル国防長官が4月8日、記者会見で述べた中身が要因だ。ヘーゲル氏は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)について...

2014年04月09日 23:38

「戦争」に思いを馳せる季節

私にとって4月の桜の季節は、1年のうちで8月と共に「歴史」に思いを馳せる時期でもある。今から69年前、1945(昭和20)年4月は、日本にとって危急存亡の時だった。そして、多くの青年が若き命を散らした...

2014年04月06日 12:00

なにが「袴田巌」を死刑から救ったのか

日本列島を駆け抜けたビッグニュースだった。「これ以上、拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する」「証拠が捏造(ねつぞう)された疑いがある」。村山浩昭裁判長の痛烈な文言と共に、48年という気の遠くなる年...

2014年03月28日 14:12

愛すべき隣人「台湾」の未来と「日本」

昨日は、夜、姫路で講演があったので、途中、甲子園で明徳義塾(高知)と智弁和歌山(和歌山)の試合を観戦してから姫路に行き、講演のあと、地元の人たちと夜遅くまで飲んだ。結局、ホテルに入ったのは、もう午前1...

2014年03月25日 16:55

「治に居て 乱を忘れず」と生命の尊さ

18日に高知で桜の開花宣言があったが、さすがに西日本は温かくなっていることを実感した。本日、私は次の作品にかかわる海軍の元兵士にお会いするため、山口県岩国市にやって来た。昭和19年12月30日に米潜水...

2014年03月22日 20:56

北朝鮮拉致問題と横田夫妻

どれほど「長かった」だろうか。横田滋(81)、早紀江(78)さん夫妻が、孫であるキム・ウンギョンさん(26)との面会を果たした17日の記者会見を見て、私は、この夫妻の辛抱と忍耐の凄さをあらためて思い知...

2014年03月18日 21:06

「震災3周年」ぎりぎりの闘いはどこまで

昨日、東北新幹線に乗って、この3年間、通い詰めていた「福島」を通り越して青森の弘前まで講演にやってきた。「人づくりフォーラム in弘前」というイベントの講演である。日本人の生きざまと教訓について話をさ...

2014年03月09日 23:33

「命を守る東京」へ舛添都知事への注文

舛添要一氏が都知事選で圧倒的な勝利を収めてから、1週間が経った。都民の一人として、舛添都知事には、都民の生活に直結した都政を是非、お願いしたい。東京は人口過密化による居住環境の悪化が切実で、住人の高齢...

2014年02月16日 08:20

都民は、ついに煽られなかった

あまりにあっけない結果だった。注目の東京都知事選は、投票が締め切られた2分後、舛添要一氏が「午後8時2分」に支持者と共に「万歳」をするという幕切れとなった。都知事選は、日本の選挙の中で唯一、“制御のき...

2014年02月10日 01:49

ついに“デッドライン”を越えてしまった中国

「ああ、中国はついに“デッドライン”を越えてしまったなあ」。私は最近、そんな思いがしている。中国というより「中国共産党」と言い換えた方がいいかもしれない。「ついに中国共産党は“デッドライン”を越えてし...

2014年02月02日 19:24

日本人はそこまで「憎まれる」べきなのか

3月出版予定のノンフィクションの執筆で年明け以降、徹夜がつづいていた。やっと脱稿した。400字原稿用紙にして、およそ500枚。私の作品は、だいたい600枚以上が普通なので、今回はやや少ない。この1か月...

2014年01月29日 16:55

「靖国参拝」から見えた“マスコミ55年症候群”

今日は、時事通信と内外情勢調査会の恒例の「新年互礼会」が午後5時から帝国ホテルであった。私は、講師として内外情勢調査会で講演をさせていただいているので、今年も顔を出させてもらった。会場に入っていったら...

2014年01月08日 08:18

激動の2014年で問われる「意識」

2014年が明けた。このお正月も締切が迫る単行本執筆に明け暮れた。そんな中で、ほっと一息、つかせてもらったのは、いつもの箱根駅伝である。今年も、年明けに相応しいアスリートたちの激走を見せてもらった。王...

2014年01月04日 10:58

安倍首相「靖国参拝」と映画『永遠の0』

一昨日、映画『永遠の0』を観た。いま人気絶頂の俳優、岡田准一が扮する零戦搭乗員「宮部久蔵」の家族と祖国への思いを描いた作品である。百田尚樹さんの原作に勝るとも劣らない力作だった。私は、邦画史上に残る最...

2013年12月26日 14:27

歴代天皇3位の長寿となった今上天皇

昨日、天皇陛下が、歴代天皇3位の長寿となる80歳を迎えられた。長い天皇家の歴史で、歴代3位の長寿になられたというのは、喜ばしいことだと思う。10年前の2003(平成15)年に前立腺の摘出手術、昨年には...

2013年12月24日 13:40

北朝鮮「張成沢処刑」が意味するもの

ついに北朝鮮ナンバー2の張成沢氏が処刑された。12月8日、朝鮮労働党中央委員会の政治局拡大会議で、張氏が「党内で派閥を形成するために悪辣に動いた」という理由によって、すべての職務を解任され、党から除名...

2013年12月13日 12:24

原発の「観光地化」という“逆転の発想”

「門田さん、福島第一原発を“観光地化”すると言ったら、どう思いますか」。私は突然、そんなことを聞かれて仰天してしまった。しかし、言っている本人は、いたく真面目だ。そして、1冊の本を差し出された。福島県...

2013年12月10日 23:00

激動の国際情勢と国会攻防

昨日の12月4日は、東日本大震災から「1000日」という節目の1日だった。東北各地で犠牲者に対する黙祷(もくとう)がおこなわれた。私も、この日に特別の感慨を持った一人だ。あの日から「1000日」が経過...

2013年12月06日 08:00

次は「尖閣上陸」と建造物「建設」でどうする日本

久しぶりに週明けを東京で過ごしている。12月最初の月曜日、いくつかの用事をこなすために東京にいたが、私は午後、ある台湾政府の官僚とお会いした。久しぶりの再会だったが、話題は中国が設定した防空識別圏の問...

2013年12月04日 00:20

辻井喬さんの「死」に思う

福島での取材がつづいている。毎日、好天の福島だが、それでも朝夕の冷え込みは厳しい。福島市の市街地から見れば、西にある吾妻連峰の山々も、冷気を伝えるように頂上は雪景色だ。そんな福島取材の中で、作家の辻井...

2013年11月29日 12:42

“輸送船の墓場”バシー海峡「生き証人」の死

福島から帰京し、昨日は静岡の清水で一人の老兵の法要に参列した。先月、92歳で亡くなられた中嶋秀次さんの納骨式である。中嶋さんは昭和19年8月、バシー海峡で乗っていた輸送船「玉津丸」が魚雷で沈められ、5...

2013年11月24日 23:03

脱して欲しい「教育理想論」

今週も福島にいる。来年に出すノンフィクションの取材が佳境に入っている。拙著『死の淵を見た男』のいわば第二弾ともいうべき福島を舞台にした作品だ。さすがに福島も日を追うごとに寒くなっている。今朝も宿泊して...

2013年11月20日 12:01

爆破テロ事件の「教訓」は生かされるのか

今週は、福島県の小名浜、いわき、猪苗代、福島市と取材がつづいた。来年出版予定のノンフィクションの取材である。福島県は、浜通り、中通り、会津地方と、それぞれが気候も風土も「違う」ことで知られる。最も寒い...

2013年11月10日 09:07

中国の「悲鳴」が聞こえてくる

来年出版予定のノンフィクションの取材で、福島県に来ている。昨年上梓した『死の淵を見た男―吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』に次ぐ福島を舞台にしたノンフィクションになる。なんとか来年3月には、上梓したい...

2013年11月06日 17:00

球史に残る「日本シリーズ」に人々はなぜ感動したのか

なぜ今年の日本シリーズは、これほどの感動をもたらしたのだろうか。7戦目までもつれこんで、王者巨人を3対0で破り、球団創設9年目の初優勝を遂げた楽天の歓喜が爆発するシーンを、私は瞬きもせず、見つめていた...

2013年11月03日 23:18

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