郷原信郎の記事一覧

ゴーン氏10時間超インタビュー~「レバノンへの不法出国」が衝撃だった「もう一つの理由」

私は、2018年11月19日のゴーン氏逮捕の直後から検察捜査を批判し、昨年12月31日に同氏が保釈条件に違反してレバノンに出国したことが明らかになった後も、違法な出国自体は容認できないものの、ゴーン氏の事件は極めて特異な経過を辿ってきた特異な事件であり、一般的な刑事事件と同様に扱うべきではないと主張し、検察の捜査や保釈への対応・公判の長期化の見通し等の逃亡の背景となった様々な問題を指摘してきた。 ...

2020年01月20日 10:01

「ゴーン逃亡は裁判所の責任」論の誤り~検察は、身柄拘束をいつまで続けるべきと考えていたのか

ゴーン氏が、保釈条件に違反して不法出国したことに関して、直後から、産経新聞や一部の検察OB弁護士などによる、保釈を許可した東京地裁の判断が誤りであったかのような批判が行われた。 1月13日付けの読売新...

2020年01月15日 11:00

ゴーン氏「日本の刑事司法に『絶望』」の理由~「有罪率99%は誤解」との見方で「特捜事件」を論じることの“誤解”

保釈条件に違反してレバノンに出国したゴーン氏が日本の刑事司法を批判していることに関して、「有罪率99%」のことが議論になっている。池田信夫氏は、【「有罪率99%」という誤解】と題する記事で、刑事訴訟の...

2020年01月05日 10:05

日本の刑事司法は、国際的な批判に耐えられるのか~ゴーン氏出国は「単なる刑事事件」の被告人逃亡ではない

日産自動車の元会長のカルロス・ゴーン氏が、海外への渡航禁止の保釈条件に違反して日本を出国し、トルコ経由でレバノンに入国した。2018年11月19日、羽田空港到着した直後の「衝撃の逮捕」以降、検察捜査の...

2020年01月01日 14:25

保険不適切販売問題の背景としての「政治との関係」~政府は日本郵政を一体どうしようとしているのか

かんぽ生命の不適切な保険の販売問題で、日本郵政の長門正貢社長、日本郵便の横山邦男社長、かんぽ生命の植平光彦社長の3人ら、グループ3社のトップが引責辞任することが発表され、昨日(12月27日)、3社長の...

2019年12月28日 18:58

首相元秘書・下関市長が目論む“市大支配” ~教員人事・定款変更の強行は「桜を見る会」と同じ構図

「詰んだ盤面のまま『説明』から逃げ続ける安倍首相」 総理大臣主催の「桜を見る会」前夜祭に関する問題、安倍首相は「説明不能」の状態に陥り、将棋に例えれば、完全に「詰んだ」状況になったことは、【「桜を見る...

2019年12月16日 15:14

参院本会議代表質問、安倍首相「投了」に追い込めるか~「桜を見る会」問題、国会は最大のヤマ場に

本日(12月2日)午後1時から参議院本会議で開かれる代表質問が、今臨時国会で安倍晋三首相が野党から直接質問を受ける最後の場となる。 代表質問なので、一問一答形式の委員会とは異なり、何回も質問と答弁の応...

2019年12月02日 13:59

「桜を見る会」問題、「詰んでいる」のは安倍首相の「説明」~「検察が動かない」理由とは

今週水曜日(11月27日)に投稿した【「桜を見る会」前夜祭、安倍首相説明の「詰み」を盤面解説】で「桜を見る会」問題に関する安倍首相の「説明」の問題点を全体的に解説したのに対して、大きな反響があった。将...

2019年11月30日 19:04

「桜を見る会」問題の本質~安倍首相説明の「詰み」を盤面解説

11月16日の土曜日の朝、【「桜を見る会」前夜祭 安倍首相の「説明」への疑問~「ホテル名義の領収書」の“謎”】で、「桜を見る会」前夜祭に関する法的問題を指摘した。翌週月曜日、安倍首相の「ぶら下がり」会...

2019年11月27日 13:53

「桜を見る会」安倍首相“詰将棋”、最終盤での「決定的な一手」は

先週金曜日の夕刻、安倍首相が、官邸での「ぶら下がり会見」で、夕食会費用については、安倍事務所職員が一人5000円を集金してホテル名義の領収書を手交。集金した現金をその場でホテル側に渡すという形で、参加...

2019年11月19日 12:04

「ホテル側主催」であれば、安倍首相・後援会関係者は会費を支払ったのか

安倍首相は、本日(18日)午前10時ごろ、総理大臣官邸に入る際、記者団の取材に応じ、「懇親会などについて証拠を示して説明すべきだという指摘が出ている。」と問われたのに対し、「安倍事務所にも後援会にも、...

2019年11月18日 22:09

“桜を見る会前夜祭”安倍首相の「ホテル名義の領収書」説明への疑問

今年の「桜を見る会」の前日にホテルニューオータニで開かれた前夜祭について、安倍首相は、昨日、「すべての費用は参加者の自己負担。旅費・宿泊費は、各参加者が旅行代理店に支払いし、夕食会費用については、安倍...

2019年11月16日 14:36

服役後5年“不屈の闘志”で司法試験合格した佐藤真言氏を阻む「不条理の壁」

2011年、東京地検特捜部に「震災復興融資詐欺事件」で逮捕・起訴され、実刑判決を受けて服役した経営コンサルタントの佐藤真言氏が、今年の司法試験に合格した。5年前には、服役していた佐藤氏が、予備試験を経...

2019年11月06日 11:30

関電第三者委は、法曹キャリア「てんこ盛り」の“透明な皿”

昨日(10月9日)、開催電力は、八木誠会長と岩根茂樹社長が辞任すること及び但木敬一弁護士(元検事総長)を委員長とする第三者委員会を設置したことを発表した。多額の金品受領について「被害者的な言い訳」に終...

2019年10月10日 11:20

日本郵政鈴木副社長「NHK暴力団発言」で露呈した「放送法コンプライアンス」の“無理解”

関西電力の岩根茂樹社長と八木誠会長が、2010年2月に、関電本社の役員会での講演で、私のコンプライアンス論を聞いてくれていた人達であるのに、彼らの金品受領問題に関する記者会見での言動が、残念ながら、全...

2019年10月09日 12:40

関電経営トップはなぜ居座り続けるのか~「関西検察OB」との”深い関係”

組織の経営トップないし、それに近い立場の人間は、その組織の運営に極めて大きな影響力を持つ。そういう立場の人間が、信頼され、その地位に相応しい責任感と倫理観を持って、職務を行うことで、組織の健全な運営が...

2019年10月07日 09:54

青梅談合事件・一審無罪判決に控訴した”過ちて改めざる”検察

9月20日、東京地裁立川支部で、酒井政修氏に対して言い渡された「青梅談合事件」の無罪判決に対して、控訴期限の昨日、検察官は控訴を行った。マスコミから得ていた情報でも、無罪判決を覆すのは困難だとして、事...

2019年10月05日 16:33

「会社役員収賄罪」としての“犯罪性”に迫れるか~関電金品受領問題、記者会見のポイント

9月27日朝刊で報じられた、関西電力幹部が高浜原発の地元の有力者からの長年にわたって多額の金品を受領していた問題(【関電幹部、原発地元有力者から金員受領の“衝撃”~「死文化」した“会社役員収賄罪”も問...

2019年10月02日 10:11

福田多宏氏控訴審判決で問われる「刑事司法」「検察改革」の現状

私が、「権力との戦い」と位置付け、全力で取り組んできた3つの刑事事件について、この夏から秋にかけて、相次いで判決言渡しが行われている。国立循環器病研究センターの官製談合防止法違反事件(国循事件)の桑田...

2019年09月30日 14:32

「関電幹部、原発地元有力者から金銭受領」のモラル崩壊~「死文化」した“会社役員収賄罪”すら問題に

電力会社幹部と原発立地自治体の「有力者」との間の重大な問題が表面化した。 関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長を含む同社幹部ら6人が2017年までの7年間に、関電高浜原子力発電所が立地する福井県高浜町の...

2019年09月27日 19:13

福田多宏税理士・法人税法違反事件、「大逆転判決」の可能性~10月9日大阪高裁判決への期待

最近、権力集中の政治状況もあって、世の中全体は、権力におもねる傾向が強まっているように思える。これまでも、「長いものには巻かれない」という生き方を通してきた私だが、「権力との戦い」に注ぐエネルギーは、...

2019年09月26日 17:40

青梅談合事件、「無罪判決」に涙

9月20日午後1時半、東京地裁立川支部の302号法廷で青梅談合事件の判決言渡しが行われた。広い傍聴席は、被告人の酒井政修氏の家族、知人、同業者の人達、マスコミ関係者などでほぼ満席だった。この事件の摘発...

2019年09月21日 09:24

青梅談合事件、「”人質司法”の常識」を覆すことができるか~9月20日午後、東京地裁立川支部で判決~

「犯罪事実を認めない限り、長期間にわたって勾留が続き、自白し、起訴事実を認めるのと引き替えに釈放される」という日本の刑事司法における「人質司法」の悪弊が、これまで多くの被疑者・被告人に、耐えがたい苦痛...

2019年09月19日 22:26

ガバナンスに揺れる日産、「車の安全」コンプライアンスは大丈夫なのか

日本を代表する自動車メーカーの一つ、日産自動車のガバナンスは、今も、大きく揺らいでいる。昨年11月19日、カルロス・ゴーン会長とグレッグ・ケリー代表取締役が、支払われてもいない「退任後の報酬」について...

2019年09月17日 08:51

「西川社長辞任」で日産のガバナンスは根本的に改善するのか

日産自動車の西川廣人社長が、今週月曜日(9月9日)の定例取締役会後の記者会見で、とうとう社長辞任を表明した。SAR(株価連動型インセンティブ受領権)報酬の不正受領の事実が社内調査の結果明らかになったと...

2019年09月13日 14:49

日産西川社長 役員報酬不正受領で辞任不可避、検察審査会の判断にも影響は必至

日産自動車の西川廣人社長が、株価に連動する役員報酬制度(SAR)について、社内規定に違反して不当に数千万円を上乗せして受け取ったことが、社内調査の結果で判明し、9月4日に開かれた監査委員会で報告された...

2019年09月05日 09:26

日本郵政株売却に”重大な疑義”を生じさせた長門社長「冗談ではない」発言

かんぽ生命保険の不適切販売問題を受けて、かんぽ生命株式会社(以下、「かんぽ生命」)の植平光彦社長と、販売委託先の日本郵便株式会社(以下、「日本郵便」)の横山邦男社長が、7月10日に開いた記者会見につい...

2019年08月03日 15:02

吉本興業、独禁法「優越的地位の濫用」による摘発が現実のものに

一昨日(7月23日)出した記事【“吉本興業下請法違反”が、テレビ局、政府に与える重大な影響】で、吉本興業ホールディングス(以下、「吉本HD」)をめぐる問題について、下請代金支払遅延等防止法(以下、「下...

2019年07月25日 09:31

「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反~テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか

振り込め詐欺グループの宴会に参加して金を受け取ったとして謹慎処分を受けた、宮迫博之氏と田村亮氏の2人の記者会見を受けて、吉本興業ホールディングス(以下、「吉本」)の岡本昭彦社長が、7月22日に記者会見...

2019年07月23日 10:41

「契約書のない契約」という“闇”~吉本興業の「理屈」は、まっとうな世の中では通用しない

7月20日、振り込め詐欺グループの宴会に参加して金を受け取ったとして謹慎処分を受けた、「雨上がり決死隊」の宮迫博之氏と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮氏の2人が記者会見を開いた。引退を覚悟して、謝罪...

2019年07月22日 13:59

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。