郷原信郎の記事一覧

「西川社長辞任」で日産のガバナンスは根本的に改善するのか

日産自動車の西川廣人社長が、今週月曜日(9月9日)の定例取締役会後の記者会見で、とうとう社長辞任を表明した。SAR(株価連動型インセンティブ受領権)報酬の不正受領の事実が社内調査の結果明らかになったと報じられた時点で、社長辞任は不可避だと指摘していたように(【役員報酬不正受領で日産西川社長辞任は不可避】)、西川社長の辞任は全く当然だったが、その「当然の辞任」までの経過は、混乱を重ねた。記者会見の開...

2019年09月13日 14:49

日産西川社長 役員報酬不正受領で辞任不可避、検察審査会の判断にも影響は必至

日産自動車の西川廣人社長が、株価に連動する役員報酬制度(SAR)について、社内規定に違反して不当に数千万円を上乗せして受け取ったことが、社内調査の結果で判明し、9月4日に開かれた監査委員会で報告された...

2019年09月05日 09:26

日本郵政株売却に”重大な疑義”を生じさせた長門社長「冗談ではない」発言

かんぽ生命保険の不適切販売問題を受けて、かんぽ生命株式会社(以下、「かんぽ生命」)の植平光彦社長と、販売委託先の日本郵便株式会社(以下、「日本郵便」)の横山邦男社長が、7月10日に開いた記者会見につい...

2019年08月03日 15:02

吉本興業、独禁法「優越的地位の濫用」による摘発が現実のものに

一昨日(7月23日)出した記事【“吉本興業下請法違反”が、テレビ局、政府に与える重大な影響】で、吉本興業ホールディングス(以下、「吉本HD」)をめぐる問題について、下請代金支払遅延等防止法(以下、「下...

2019年07月25日 09:31

「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反~テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか

振り込め詐欺グループの宴会に参加して金を受け取ったとして謹慎処分を受けた、宮迫博之氏と田村亮氏の2人の記者会見を受けて、吉本興業ホールディングス(以下、「吉本」)の岡本昭彦社長が、7月22日に記者会見...

2019年07月23日 10:41

「契約書のない契約」という“闇”~吉本興業の「理屈」は、まっとうな世の中では通用しない

7月20日、振り込め詐欺グループの宴会に参加して金を受け取ったとして謹慎処分を受けた、「雨上がり決死隊」の宮迫博之氏と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮氏の2人が記者会見を開いた。引退を覚悟して、謝罪...

2019年07月22日 13:59

日本郵便横山社長の姿勢への重大な疑問~「日本郵政のガバナンス問題」としての保険不適切販売問題

日本郵政傘下のかんぽ生命保険の最大9万3000件に上る不適切販売が明らかになった問題で、かんぽ生命株式会社(以下、「かんぽ生命」)の植平光彦社長と、販売委託先の日本郵便株式会社(以下、「日本郵便」)の...

2019年07月15日 10:48

産経新聞は、誤った「印象操作」記事は撤回・謝罪すべき~なぜ「人質司法」解消に水を差すことに拘るのか

産経新聞の、【保釈率倍増、高まる逃走・再犯リスク 裁判所判断に浮かぶ懸念】と題する記事や、それを受けての社説について、昨日(6月23日)、アップした記事で、今回の事件で収容を免れて逃走した男が、周辺の...

2019年06月24日 09:46

実刑確定者逃亡事件は、検察組織の姿勢の問題 ~「人質司法」の裏返し

神奈川県愛川町で、実刑確定者が、収容しようとした検察庁職員や警察官に抵抗し、刃物を持って逃走した事件をめぐり、検察庁・警察の対応の拙さが批判されているが、刑事裁判の確定、刑の執行の境界線のところで起き...

2019年06月23日 11:35

“野村證券情報伝達”で問われる「法令遵守」を超えたコンプライアンス

東京証券取引所(以下「東証」)が設置した「市場構造の在り方等に関する懇談会」(以下「懇談会」)の委員を務める野村総合研究所(以下、「野村総研」)の研究員が、野村證券のリサーチ部門に所属するストラテジス...

2019年06月10日 21:27

「ラグビーWC観戦券付きツアー」をめぐるコンプライアンス上の問題

大手旅行会社JTBが、ラグビーワールドカップ2019日本大会の観戦チケット付きツアーの販売を行っている。ネット広告にはJTBは、「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」国内唯一の公式旅行会社です。...

2019年06月07日 14:13

日産西川社長に対する「不当不起訴」は検察審査会で是正を

本日(2019年6月4日)、日産自動車株式会社(以下、「日産」)代表取締役社長西川廣人氏に対する不起訴処分について、告発人の東京都内在住の男性からの委任を受け、申立代理人として、検察審査会への審査申立...

2019年06月04日 17:06

“上原の悔し涙”にみる「個人と組織の関係」

昨日(5月21日)、巨人の上原浩治投手が記者会見を開き、現役引退を表明した。 広島カープファンの私にとって、「巨人の上原投手」というのは、まさに「憎たらしい投手」そのものだった。現在、セリーグ3連覇中...

2019年05月21日 12:38

「日産公判分離せず」は、法人処罰の問題ではなく、司法取引の問題

カルロス・ゴーン氏、グレッグ・ケリー氏と、法人としての日産自動車が併合起訴された金融商品取引法違反の事件について、平成最後の平日の4月26日夕刻から東京地裁で行われた裁判官・検察官・弁護人の「三者打合...

2019年05月10日 10:24

令和の時代に向けて日本の刑事司法“激変”の予兆~「日産公判分離せず」が検察と日産に与えた“衝撃”

昨年11月19日、突然のゴーン氏逮捕から始まり、国内外から大きな注目を集めてきた「日産・ゴーン氏事件」。平成最後の1週間に起きた「ゴーン氏再保釈」と、それに続く「日産公判分離せず」という裁判所の判断は...

2019年04月30日 11:57

“ゴーン氏再保釈”、「人質司法のカード」を失った検察

日産の前会長カルロス・ゴーン氏について、東京地裁は、25日、保釈を認める決定を出した。4月23日に、ヤフーニュースの記事【“ゴーン氏再保釈”の可能性が高いと考える理由】で、再保釈の可能性が高いと述べた...

2019年04月25日 14:08

正義の「抜け殻」と化した検察官~国循事件控訴審、検察「弁論放棄」が意味するもの

4月16日、大阪地検特捜部が、国立循環器病研究センター(以下、「国循」)の元医療情報部長の桑田成規氏を逮捕・起訴した「国循事件」の控訴審第2回公判期日が開かれ、最終弁論が行われて結審した。判決は、7月...

2019年04月19日 10:09

ゴーン氏「オマーン・ルート」特別背任に立ちはだかる“経営判断原則”

一昨日(4月3日)午後、産経新聞が、ネットニュースで「カルロス・ゴーン被告を4回目逮捕へ オマーン資金流用の疑い」と報じ、翌日の4日早朝、東京地検特捜部は、ゴーン氏を、保釈の制限住居とされていた自宅で...

2019年04月05日 17:46

「法人としての日産」をゴーン氏と共に起訴した検察の“策略”

ゴーン氏弁護団の公判分離申立て 昨日(4月2日)、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン氏の弁護人の弘中惇一郎弁護士が、記者会見を開き、ゴーン氏と日産の公判を分離し、違う構成の裁判体で審理するよう東京地裁...

2019年04月03日 14:55

日産、株主が選任した取締役の取締役会出席に「会社」が反対する“異常事態”

保釈が許可され、108日ぶりに身柄拘束を解かれたゴーン氏は、裁判所の許可があれば日産の取締役会に出席できるとされたことから、取締役会への出席を裁判所が許可するかどうかが注目された(【ゴーン氏「当然だが...

2019年03月12日 09:47

“ゴーン氏保釈”で転換点を迎えた「特捜的人質司法」

昨年11月19日、東京地検特捜部に逮捕され、勾留・再逮捕が繰り返される中、無実を訴え続けた日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏が、108日間身柄拘束された後にようやく保釈された。それを機に、日本の刑事...

2019年03月11日 10:42

ゴーン氏保釈が、検察、日産、マスコミに与える“重大な影響”

3月5日、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長について、東京地方裁判所は、保釈を許可する決定をし、同日夜、検察の準抗告も棄却され、ゴーン氏は、6日に、昨年11月19日の逮捕以来、108日ぶりに身柄拘束を...

2019年03月07日 14:40

日産西川社長の“デタラメ”を許してよいのか

2月28日の日経朝刊一面トップの「2005年転機、日産ゴーン会長に全権『あの時、議論すべきだった』」題する記事、日産自動車西川廣人社長のインタビューが掲載された(日経電子版【「ゴーン流の成功は幻想」 ...

2019年03月01日 10:04

今治市「山本大臣就任祝賀会」関与は“公務”の不可解、「加計学園補助金」にも疑問

菅良二今治市長が、山本順三大臣就任祝賀会の発起人となり、会費の受領等の事務局事務を市職員に行わせた問題、昨日(2月14日)に【菅今治市長が市職員に命じた「大臣就任祝賀会」全面サポート】と題する記事で詳...

2019年02月15日 19:23

“市職員の政治的中立性”を蔑ろにする菅今治市長の責任

今週木曜日発売の週刊文春(2019年2月21日号)の記事【加計誘致の今治市が大臣就任祝賀会で地方公務員法違反の疑い】 に、「本来公務員は政治的中立性が求められ、職務として祝賀会の事務を担った市職員は、...

2019年02月15日 08:52

西川社長ら日産経営陣は、なぜ「検察の手先」となるのか

1月11日に、特別背任等で追起訴された後も、2度の保釈請求が却下され、勾留が90日近くに及んでいる日産自動車の前会長カルロス・ゴーン氏の事件、日本の「人質司法」の“悪弊”を海外に露呈する状況が続いてい...

2019年02月13日 19:37

日大「危険タックル」事件、第三者委と警察はなぜ正反対の結論になったのか

2018年5月6日に行われたアメリカンフットボール(以下、「アメフト」)の試合で、日本大学の選手が、関西学院大学の選手に、反則行為にあたる危険なタックルをして負傷させた問題。警視庁は、タックルをした男...

2019年02月07日 11:40

小4女児死亡事件、「個人情報」の“法令遵守” が市教委の対応の誤りを招いた

千葉県野田市の小学4年女児(栗原心愛さん)が自宅で死亡し、父親(栗原勇一郎容疑者)が傷害で逮捕された事件に関して、市教委が、女児が父親からの「いじめ」を訴えたアンケートのコピーを栗原容疑者に渡していた...

2019年02月03日 11:03

勤労統計不正、「第三者委員会」への無理解が混乱を招いた

1月22日に、厚生労働省が、「第三者委員会」として設置した「毎月勤労統計調査等に関する特別監察委員会」の調査報告書を公表した時点でYahoo!ニュースにアップした【”報告書公表まで7日間”の「第三者委...

2019年01月30日 19:31

世耕大臣のダボス会議での「人質司法」擁護“失言”を、朝日はなぜ削除したのか

ダボス会議に出席した世耕弘成経済産業大臣が、1月23日、「日本に関する討論会」の場で、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏が特別背任などの罪で起訴された事件で日本の刑事司法制度に批判が出ていることに関...

2019年01月28日 10:12

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