赤松正雄の記事一覧

古いものにこだわり続けた日本ー野口悠紀雄『平成はなぜ失敗したのか』を読む

先日、BS朝日の日曜夕刻の人気番組『クロスファイア』を見ていると、評論家の田原総一朗氏が早稲田大ビジネス・ファイナンス研究センター顧問の野口悠紀雄氏らと出演。野口さんの『平成はなぜ失敗したのか』を推奨していた。経済の観点から、平成を振り返ったもので、「失われた30年の分析」というサブタイトルに惹かれて読んでみた。失われた10年が20年になり、そして30年になったという見立てに残念ながら共感するだけ...

2019年03月27日 08:31

平成における「自公連立政権」の隠し味

平成の終わりに際して、様々な形でその30年を振り返っての論評が新聞や雑誌、書籍で展開されている。そのうち、先日の私の「読書録ブログ」でも取り上げた日経の論説フェロー・芹川洋一さんの『平成政権史』なる本...

2019年03月26日 17:36

浪速の〝ロシア風〟とりかへばや首長選

大阪があれよあれよと言う間に市長、府知事のダブル選挙になった。まさか、と思う向きが私も含め大方だったと思われるが、予測を裏切る展開である。これまでの経緯を追うと、「大阪維新の会」の常軌を逸したと言う他...

2019年03月16日 14:39

おかしなおかしな明石市長選挙

明石市長選挙が10日に告示となりました。泉房穂前市長の市職員に対するパワハラ発言が明るみ出て、自ら辞職したことが事の発端です。ところが、1ヶ月ののちに、再び泉前市長が立候補して選挙をするというのはまこ...

2019年03月12日 09:00

〝Nokinawa〟か 〝ダメリカ〟かの 日米論争

沖縄をめぐる米軍基地の取り扱い問題を考えたい。沖縄県の側からすれば、県民の意思は米軍・普天間基地を辺野古に移転するのはノーとの結論が世論調査の結果でたのだから、少なくとも、今後は米国との交渉に沖縄県も...

2019年03月04日 12:03

厚労省の不正統計事案の責任

先日、某民間テレビ番組で、厚労省の統計不正をめぐる一連の事案を巡って、与野党の厚生労働大臣経験者二人の「対決」討論を見ました。司会は田原総一郎氏。見応えありました。このテーマは、直接対決の個人戦(この...

2019年02月16日 08:24

気骨ある大衆的人気博した保守政治家の終焉

「こん中に公明党の人はおるか?俺のこと応援してくれんでもええで」ー12年前の選挙だったか。自公選挙協力で、お互いに支援をしようという申し合わせがあったのに、当の自民党の候補者が街頭演説で、公明党支援は...

2019年01月18日 17:20

年賀状を書き、各紙「対談」読み比べ(下)

年賀状を書くのはなかなかしんどい。12月に300枚ほどを購入して書き始めたものの、結局年内に投函したのは半分程度。あとは頂いたものへの返事と決めていた。このため、正月三が日は勝負となってしまった。年賀...

2019年01月03日 09:02

初日の出を拝み、各紙読み比べ(上)

平成最後の年が明けました。おめでとうございます。私は元旦の朝7時前に家を出て、姫路城のすぐ西にある男山の山頂に行きました。初日の出を拝むと共に、写真撮影をするためです(写真集に掲載)。ここには千姫天満...

2019年01月02日 10:22

いま「憲法」と「消費税」をどう語るか

先日、東京で同窓会のはしごをやりました。お昼12時から三田の慶應仲通りで大学のクラス会を、そして夕刻4時からは東京駅近くで長田高の同期会を。どちらも出席人数は11人。前者にはクラス担任だった小田英郎名...

2018年12月01日 16:10

今の公明党はどう見られているかー地域の最前線の声

沖縄県知事選における自公推薦の候補者・佐喜真氏の敗北、玉城デニー新知事の誕生に端を発し、明年の統一地方選、及び参議院選挙における与党側の行方を危ぶむ声が喧しいようです。確かに、沖縄の豊見城市、千葉県の...

2018年10月20日 13:49

東大野球部〝百年前の栄光〟ー門田隆将『敗れても 敗れても』を読む

来年創部百年を迎える東大野球部。その前年のこの初夏に、手練れのノンフィクション作家・門田隆将が書いた『敗れても 敗れてもー東大野球部「百年」の奮戦』を読んだ。関西方面で人気テレビ番組のレギュラーメンバ...

2018年10月10日 07:27

旧態依然とした考え方の転換をーゼロか依存か「原発」にどう向き合う❸

原発問題(「ゼロか依存か、「原発」にどう立ち向かうか」)を書きかけて、二回書いた(3-11と3-18に掲載)ところで中断してしまっていた。というのは、民主党政権時代に私が予算委員会や外務委員会で質問を...

2018年09月23日 22:41

「老人ホーム入居」という厳かな選択

先日、新聞の「人生相談」にふと目が止まりました。普段から特にこうしたものを読む習慣はないのですが、偶々好感を持っている作家の高橋源一郎さんが回答者だったことが大きかったかもしれません。相談内容は、夫が...

2018年07月20日 09:56

日本独自の歴史観を持たない悲しさ

米朝の交渉見ていて立ち上がる思いは、トランプ大統領の米国と同盟関係にある身の頼りなさである。思えば、明治維新とセットで語られてきた文明開化とは、西欧文明に日本が目を見開き、遅れた科学技術の振興に懸命に...

2018年06月20日 11:47

米朝交渉の彼方に浮かぶ日本の立ち位置

トランプというある意味で極めて御し易い相手だったにせよ、対等に渡り合ったかに見える金正恩委員長の外交手腕は、侮れぬものであることが世界中に明らかになった。国内外における傍若無人の振る舞いー人権無視の恐...

2018年06月20日 09:18

米朝交渉から見える北朝鮮・金正恩の巧みさ

さる6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談とそれを受けての共同声明についての私の見方を示したい。結論からいえば、金正恩・朝鮮労働党委員長及びその周辺の見事な外交手腕が発揮されたものと見る。但し、それ...

2018年06月16日 15:55

食べなれたおせちみたいー新年元旦号の各紙を比較する

新聞メディアの苦戦が伝えられているなかで、新年元旦号への各紙の取り組みぶりを私なりに評価してみたい。取り上げる基準はあくまで私が感動したかどうか、で極めて恣意的であることはあらかじめお断りしておく。ま...

2018年01月04日 13:35

憲法9条3項加憲の大胆な提案ー総選挙結果から連立政権のこれからに迫る➃

これからの公明党で最も注目されるのは、憲法改正に向かう立ち位置であろう。これまで、公明党は加憲を主張し、主に環境権やプライバシー権など現行憲法制定時に想定されていなかったものについて、国民的合意を得ら...

2017年11月13日 12:13

相互に影響を及ぼしあう関係ー総選挙結果から連立政権のこれからに迫る➂

自民党と公明党の連立が実現してほぼ20年。この二つの党はそれなりに影響し合ってきた。それはお互いをどう変えたか。自民党はかつて55年体制下にあって、野党第一党であった日本社会党と付き合う中で相手方の繰...

2017年11月10日 22:31

50年前と本質的に変わらない政治ー総選挙結果から連立政権のこれからに迫る➁

選挙協力に厳しい側面があるからといって、止めることはできるだろうか。20年にもわたって続いてきた自公の関係はそう簡単にくずれることはないものとみられる。だが、意外にもろいともいえる。一度ガチンコ勝負を...

2017年11月06日 10:37

自公選挙協力の実態ー総選挙結果から連立政権のこれからに迫る➀

今回の衆議院総選挙の結果で、公明党が6議席減らして29議席になったことをどう見るか。与党として3分の2を得るために、引き続き大事な位置を占めるのだから、一喜一憂することはないとの捉え方が専らであろう。...

2017年10月31日 16:53

「分断」選挙での一騎打ちに問われる共闘力

郵便ポストに「しんぶん赤旗」の号外なるチラシが入っていた。自治会長の看板と公明党のイメージポスターを掲げている我が家に堂々とポスティングして頂くとは……。オモテ面では安倍政権批判、ウラ面には希望の党批...

2017年10月19日 11:18

とっくに消えている「安全神話」ー転機を迎えたPKO④

我が国のPKO法のもとでは戦闘行為に自衛隊を参加させるのではなく、当該地の後方でのインフラ整備に従事するのが主な仕事だ。万が一紛争に巻き込まれるような事態が起きたら直ちに撤退する。ーこういうことを、誰...

2017年09月03日 11:58

戦闘は一目瞭然ー転機を迎えた国連平和維持活動(PKO)➀

さる5月28日に放映されたNHKスペシャル「変貌するPKO 現場からの報告」は衝撃的だった。南スーダンに派遣された日本の自衛隊PKOが一触即発の危機にあったことが一目瞭然で分る中身だった。これを見たひ...

2017年08月13日 13:41

夢かうつつか「琉球独立」論のゆくえー「沖縄の今」を考える⑤

数多ある沖縄をめぐる小説の中で、私としては池上永一の『テンペスト』に最も心惹かれた。仲間由紀恵の主演でテレビ映画化もされたゆえ、ご存知の方も少なくないものと思われる。男と女の二役という現実離れした役ま...

2017年07月30日 16:18

自衛隊取材の環境はなぜ激変したかー杉山隆男『兵士に聞け 最終章』を読む

「あしたフライトがないときは、とりあえず、あしたは死ぬことはないな、と思います」ー27歳のパイロットは、こう言ってフライトがない前日は思いっきり吞むという。「もし自分たちが乗った飛行機に何かあったら、...

2017年07月29日 15:02

日米地位協定で無為を続けるだけの外務省や国会ー「沖縄の今」を考える➁

「被害者としての沖縄」という課題に焦点を合わせるときに、誰しも思うのはこれまで幾たびも繰り返されてきた、米兵の乱暴狼藉であり、理不尽な日米地位協定の規定と、その運用のずさんさであろう。いたいけな少女が...

2017年07月28日 16:37

「尖閣」が招く日米中衝突論争ー「沖縄の今」を考える④

国会議員時代に、尖閣諸島にも一度だけだが自衛隊機に乗って上空から見たことがある。その時抱いた感情は、はるけくもきたなあとのとの思いが一つ、もう一つはこの地域を海と空から常時警戒し監視を続けている自衛隊...

2017年07月23日 09:48

「変わらざる夏」に高まらない本土での関心ー「沖縄の今」を考える③

都議選が終わって二週間。一週間前の9日には沖縄県の那覇市議選が行われた。開票結果は翁長雄志県知事を推す与党会派の過半数割れという事態を招いた。これ、沖縄県政にとって重要なことだが、本土ではあまり注目さ...

2017年07月15日 11:17

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