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統計数理研究所「日本人の国民性第13次全国調査」に見る日本人の国民性やいかに?

とても旧聞に属する話題ですが、先月末の10月30日に統計数理研究所から「日本人の国民性第13次全国調査」の結果が発表されています。調査の名が体を表す通り、日本人国民性について調査した第13次調査の結果です。今どきのことですから、pdfの全文リポートもアップされています。いくつか、「第13次調査の結果のポイント」のサイトなどから特徴的なグラフを引用しつつ、私の興味の範囲から簡単に紹介したいと思います。



まず、「第13次調査の結果のポイント」のサイトから、図1 日本人の性格(長所)と日本の「心の豊かさ」に対する評価 を引用すると上の通りです。日本人の長所として上げられるものを具体的な10個の選択肢の中から複数回答で選択した結果です。「勤勉」、「礼儀正しい」、「親切」を挙げる人が7割を超えています。また、日本の「心の豊かさ」に対する4段階の評価結果では,「非常によい」あるいは「ややよい」とする人の割合は、1993年から1998年にかけて41%から26%へと落ち込み、そのまま30%を割り込んで低迷していましたが、2013年の今回調査では47%にまで急速に回復しています。どのようなバックグラウンドがあるのか、私にはよく理解できません。

次に、同じく「第13次調査の結果のポイント」のサイトから、図2 たいていの人は,他人の役にたとうとしていると思いますか,それとも、自分のことだけに気をくばっていると思いますか? の回答結果のグラフを引用すると上の通りです。一言でいえば、利己的が利他的か、ということなんですが、ほぼ5年おきの調査を経て、傾向的に利他的な姿勢が増加する一方で、利己的は低下を続け、前回調査ではとうとう逆転しました。ただ、「利他的な目的」とか「より高次の善」とかは、私なんぞはやや胡散臭く感じることがあり、ついついニセモノにすり替えられる危険が付きまとうものですから、「利己的か利他的か」という質問の仕方は別にして、個人の幸福追求の権利は常に心に留めておきたい気がします。

次に、同じく「第13次調査の結果のポイント」のサイトから、図7 いくら努力しても,全く報われないことが多いと思う の結果のグラフを引用すると上の通りです。格差是正の観点とも共通するんですが、競争社会の中で、努力はいくぶんなりとも報われると考えていますし、少なくとも報われて欲しい気がします。「全く報われないことが多い」という表現はビミョーですが、前半部分の「全く報われない」ということであれば大きな問題です。でも、現在の格差の結果がすべて個人の努力に起因するかといえば、決してそうではなく、努力以外の、例えば、運の要素も決して小さくないと私は考えています。だからといって、努力が「全く報われない」と考えるのとは別物です。アタマの体操ですが、とんでもない年棒をもらっているプロのスポーツ選手は、もちろん、大いなる努力の賜物なんでしょうが、300年前に生まれていれば、その能力や才能は現在の年棒に結びつかなかった可能性が高いんではないでしょうか。その上で、すべてではないとしても努力は報われつつ、ある程度は平均に回帰するんではないかと私は受け止めています。

最後に、「その他の特徴的な結果」のサイトから、図16 「原子力施設の事故」についての不安 のラグをを引用すると上の通りです。原子力施設の事故に対する不安感を4段階で問うたところ、当然ながら、2011年3月の福島第一原発の事故を経て、原発への不安が増加しています。不安を「非常に感じる」または「かなり感じる」という人の割合は、2008年までは4-5割程度でしたが、2011年3月の東日本大震災後の今回2013年は3人に2人に増加しています。

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