- 2014年11月24日 21:31
子供を盾にする人ほど気持ち悪いものはない
来る衆院選に向けて盛り上がっているのか盛り上がっていないのか今一つ掴めない昨今ですが、どうしたものでしょう。自民党にも色々と駄目なところが目立つ反面、その対抗馬となりそうな野党第一党、第二党の主張は輪をかけて酷いなとか、その他の小政党はそもそも自分の住む選挙区に候補を出すかどうかも怪しいし似非科学べったりのところが多くて目眩がしてくるとか、加えて結果が半ば見えているところもあるだけに気乗りがしない人も多いのではとも思います。野田元首相が自民党との約束を律儀に守って己の所属政党の不利を厭わず解散に踏み切ったのに対し、現首相はキッチリ自政党の不利にならない時期を見計らったようで、後者の方が頭は良いのだろうなという気はしますが……
そんな中で、小学4年生(自称)が作った「どうして解散するんですか?」なるサイトが、民主党のTwitterアカウントでの宣伝もあって話題を呼んだりもしたみたいです。そうした民主党の振る舞いが自作自演臭いとさらなる嫌疑を呼んだり、元より小学4年生が作ったというのが嘘くさかったりして、何ともムダに反感を買っている感じですね。実際のサイト制作者は色々と前科のあるNPO代表(辞任することになったとか云々)らしく、これまた炎上の元と言った風情でもあります。
なぜ今、解散しなければならないのか、その辺は自民党支持層ですら疑問に思うところでしょう。そうした疑問を突きつけるのは至極もっともなことです。しかし、それを「子供を騙って」行うのは実に嫌らしいな、と思います。とかく子供を盾にすると言いますか、自分の主張を子供に代弁させたがる大人は多い、本当に真っ当な主張であるなら正々堂々と己の口から騙れば良いのに、それを子供に語らせたがる人は少なくないわけです。「子供」という日本社会における大正義を盾にして反論を封じたがる人、自らを正しいものと位置づけようとする人、こういう人々の存在には反吐が出ます。
まぁ、「誰が語ったか」は、時に語られる内容以上にモノを言います。子供が語ったことにすれば、それを否定する側が悪者にされる、現役女子高生が著者であれば普通のオッサンが書いた本よりも格段に売り上げが伸びる、大学教授や講師、あるいは経営者なりコンサルタントなり箔が付く肩書きを出せば怪しげな主張も真に受ける人が後を絶たない、名高い現代美術の大家の作であれば、落書きやゴミでもとんでもない高値が付く、世の中はそういうものです。
会社の偉い人がろくなことを言えないのは、こうした世の中に甘やかされてきた結果なのかな、とも思います。下っ端の言うことなら内容の理非にかかわらず退けられる、逆に偉い人の言うことならば周りの人間は(少なくとも表向きは)異議を唱えず頷くばかり、これでは「何を言うか」について頭を使う必要がありません。何を言おうが結果は一緒、要は自分が偉いかそうでないかが全てを決める、そんな組織では馬鹿しか育たないものなのでしょう。



