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尖閣ビデオ流出事件で考えたこと - 藤沢数希

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さて、このままこのように情報格差がなくなっていくと世界はどのようにになるのだろうか? ドラッガーなどは、電力会社や食品会社、Googleのようなインターネット上のインフラを作る会社などの、誰もが必要とするモノやサービスを提供する超巨大企業と、デザイナーや投資家などの個人単位で活躍するクリエイティブ・クラスにわかれていくだろうといっていた。そして多くの人が巨大企業の従業員として単調な仕事をして、その見返りに比較的多い余暇を楽しみ、一部の人たちがクリエイティブ・クラスとして個人単位で活躍するのだろう。そういった世界では、現代の企業のように人による人の支配といった関係はずっと少なくなっているはずだ。

筆者自身はそういったフラットな社会の到来を心から楽しみにしているし、インターネットには確かにそういった力があると信じている。しかし現実の世の中は、まだまだ旧態依然とした、情報の優位性によって人や組織が、別の人や組織を支配するという仕組みで動いているよう思われる。その情報の優位性といったものがどんどん小さくなっているにも関わらずだ。後、何年待てば、未来学者がいうようなフラットな社会が訪れるのだろうか。

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