記事

日本は不幸か?

「日本人は不幸なんだー」という怨嗟の声は相変わらず強いように思う。働いても給料は上がらない。残業は多い。ブラック企業も多い。円高のせいで不幸なんだと思ったら今度は経済音痴の安倍首相の政策で円安&消費税増税になって物価が上昇し生活感はさらに悪くなり…。まあ、こんな感じだろか。

格差の拡大もその一因といわれるが、そもそも格差は80年代後半から拡大しているしそれは日本に限って起こっていることではない。先進国全般、いや新興国でも起こっている。

日本人だけがそんなに不幸なんだろうか?

こんなグラフがあったので紹介したい。(pew researchより)


上から、先進国・新興国・後進国の生活に対する満足度の変化だ。ここ数年で新興国の生活に対する満足度が大幅にアップする一方で先進国は全般に低下傾向にあることがわかる。

なぜだろうか。とはいえ、絶対水準ではまだまだ先進国のほうが豊かな生活を送っているはず。まして、日本なんて仕事量は少し多いかもしれないが、清潔で治安よくてサービスも行き届いておいしい食事もたくさんある…。しかも今は知らないが…少なくとも数年前までは物価もあきれるほど安く生活しやすかったはずだ。(ちなみに詳しい中身だと日本人の幸福度は2007年に比べて少しだけ上がっているわけだが)

なぜだろう?

格差が不幸の原因と考えるならば日本以上に格差がある先進国はたくさんあるし、新興国の格差の拡大も激しいのはご存じのとおり。

だが、新興国にはまじめに働けばどんどん豊かになれるという希望があるのだろうと思う。それが一番の原因ではないだろうか?また古い価値観から脱却して新しい価値観というと変だが、より自由な社会へ移行している過程であるということも大きいのかもしれない。

日本で言えば昭和30年代ということだろうか。以前も書いた(過去記事→always 三丁目の夕日は古きよき時代?)ように昭和30年代がそんなに素晴らしい時代だったのか…。というと現代的価値観からはかなり疑問があるが、それでも伸びていく時代の楽観的な雰囲気があったのだろう。

一方で、豊かになりすぎてこれ以上何がほしいかわからなくなってしまい、経済も停滞することを余儀なくされてしまっている我々。昔の人から見ればものすごく豊かな生活をしているのにだ…。それで不満を感じるなんて何かおかしいのだけれども…。人間というのはやはり向上心を常に持っているので伸びていかない生活には満足できないのかもしれない。

あわせて読みたい

「日本社会」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ブラタモリに失望 忘れられた志

    メディアゴン

  2. 2

    立民議員の官僚叩きに批判が殺到

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  3. 3

    官邸前ハンスト 警官と押し問答

    田中龍作

  4. 4

    任命拒否 学者6名に無礼な菅首相

    メディアゴン

  5. 5

    上野千鶴子氏 任命拒否に危機感

    女性自身

  6. 6

    元民主・細野氏らデマ拡散へ揶揄

    文春オンライン

  7. 7

    日当7万円 公務員と比較したのか

    橋下徹

  8. 8

    机叩き…橋下氏語る菅首相の会食

    ABEMA TIMES

  9. 9

    高級車雨ざらし カーシェア破産

    SmartFLASH

  10. 10

    国に従わず支援求める朝鮮学校

    赤池 まさあき

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。