記事
- 2010年08月20日 20:30
門はなぜ開かなかったか? - 書評 - Google Wave 入門 - 小飼弾
2/2そで、コミュニケーションについてなんだが、これまでのところEメールがインターネット僕らがコミュニケーションする一番ポピュラーな手段ということになっている。これは驚くべきことだ。だってEメールは40年以上前に発明されたものだからね。インターネットよりも、ウェブよりも前だ。Eメールは次のようなものの知識がない状態で開発されている。SMSやIM、ブログ、Wiki、BBS、ディスカッショングループ、メディア共有サイト、共同編集ツール、ようするに今ではみんなが当たり前と思っているいろんな種類のコミュニケーションを知らないまま作られた。加えてコンピュータやネットワークもこの40年の間で劇的に進化している。なので、一番初めに、もう二年以上前だけど、僕らは自問したんだ。もし今Eメールが発明されたとしたら、一体どういうものになるだろうか、とね。
Waveの生みの親であるRasmussen兄弟の、言葉である。
彼らがいかにすばらしい技術を持っていて、そしてそれ以上にコミュニケーションついて何もわかっていなかったかを、Wave終了ほど明確に示すイベントはないだろう。
Eメールの代替として、Waveのどこがだめなのかは、以前書いた。
そしてWaveは落ち着くところに落ち着いた。すなわち終了したのである。
そして上記の「彼ら」は、 s/Rasmussen兄弟/Google/ としても成り立つ。
Googleの何が問題か?
人々が「わからない」ことが彼らに「わからない」ことである。
一言で言えば、中二病だということである。
「こんな賢いオレをどうして理解してくれないのか」
決まっている。理解する必要などないからだ。
それを理解して何かいいことがあるという予感を得てはじめて、人は理解をはじめるのだ。
Googlersにはおそらく、フルコースとそのフルコースをミキサーにかけて出て来たどろどろのペーストとの区別はできないのだろう。「栄養学的にどう違いがあるのか」というわけである。
その違いがわかるようになるまで、
彼らは同じ間違いを繰り返し続ける。
そんな気がしてならない。
Dan the Communicator



