記事

書籍のマーケティング 『リクルートという幻想』で取り組んだ3つの新しい取り組み

1/2

画像を見るリクルートという幻想
中公新書ラクレ [Kindle版]
常見陽平
中央公論新社
2014-10-24

『リクルートという幻想』という本を発表してもうすぐちょうど2ヶ月になる。おかげ様で、発売後にすぐ重版がかかった。いくつかの書店ではトップ10入りした。Kindle版も発売された。この間に、リクルートホールディングスは東証一部に上場した。3100円で売りだした株価は現在、4000円にせまる勢いで推移している。タイミングがちょうど合ったこともあり、たくさんの取材依頼を頂いた。

取材依頼同様、実はじわじわと出版関係者から、問い合わせが入った。この本のマーケティングについてである。うん、たしかに、少なくとも自分にとっての初の取り組みを行っている。いや、出版業界の中でも珍しいのではないだろうか。

具体的には、次の3点である。
1.本作りのプロセスをチラ見せする。
2.新作発表記者会見を行い、ニコ生配信する。
3.書籍のCMをつくり、YouTubeで配信する。


この3点だ。

よっぽど売れている著者ではない限り、出版社が広告などにお金をかけてくれるわけではないので、著者自らの売る努力が必要である。おかげ様で、この本は出版社からも多大なる協力を得られた方ではあるのだが。

それぞれの取り組みについて紹介しよう。

画像を見る

1.本作りのプロセスを開示する
これは賛否あるだろう。これから出る本のことを明かすのだから。

とはいえ、お楽しみ感を高めるために、ゲラなどが届くたびに、それを自分のFacebookにアップし、チラ見せしていった。

これにより、事前の予約はかなり入ったのでセールスにも繋がった。

チラ見せした範囲に関して、Facebookで繋がった方からご意見を頂いたり、あらたなデータ、ファクトをご提供頂いたりもした。

もちろん、そもそも「こんな本、本当に出すのか?」というご批判の声もあったが。

発売前から、想定される賛否や、ツッコまれそうな部分が分かったので、原稿を仕上げる上で大変に参考になったのだった。そして、事前にチラ見せしている原稿を超えなければ、商品として売る意味がないので、励みにもなった。なんせ、事前の予約も増えた。

というわけで、このチラ見せ作品は完成度アップにも売上にも貢献したのだった。

あわせて読みたい

「リクルート」の記事一覧へ

トピックス

議論新型コロナウイルスに向き合う

ランキング

  1. 1

    コロナで医療全体ひっ迫は間違い

    名月論

  2. 2

    富岳が分析 ウレタンマスクはNG?

    諌山裕

  3. 3

    凋落の新聞社 報道の行く末とは

    ヒロ

  4. 4

    コロナ報道の正確性に医師が疑問

    名月論

  5. 5

    NHK捏造か 軍艦島の疑惑説明せよ

    和田政宗

  6. 6

    音喜多氏が所属議員の不祥事謝罪

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  7. 7

    渡部建の目論みに冷ややかな声

    女性自身

  8. 8

    海外は大麻OK 伊勢谷被告の驕り

    渡邉裕二

  9. 9

    二階派に160万円 マルチ企業から

    しんぶん赤旗

  10. 10

    ひきこもりは幸せなら問題ない?

    Chikirin

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。