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【アマゾン】、音声執事のエコーを発表!目的はクリックなしのオンラインショッピング?



■アマゾンは6日、音声アシスタント機能を備えた据え置き型スピーカー「エコー(Echo)」を発表した。高さ23.5センチの円柱形(直径8.3センチ)のエコーは、音声で操作を行い音楽再生や時間・天気の確認、アラームやタイマーのセット、To-Doリストや買い物リストの作成、ネット百科事典のウィキペディア検索などを行うことができる。
エコーの音声アシスタントには「アレクサ(Alexa)もしくはアマゾン」と呼びかけ作動させる。アマゾンのデモ動画では「アレクサ、ロック音楽をかけて」と声をかけるとスピーカーからロック音楽を流し「アレクサ、止めて」で音楽をやめている。またはWi-Fiを通じてインターネットに常時接続されていることで「アレクサ、今は何時?」「アレクサ、エベレストの高さは?」「アレクサ、テーブルスプーン1杯は、ティースプーンで何杯分?」「アレクサ、カンタロープのスペルは?」などの問いにも答えている。台所で手が離せないとき「アレクサ、ラップを買い物リストに入れて」や「アレクサ、タイマーを8分間でセットして」「アレクサ、今朝のニュースを聞かせて」などの指示もできる。いわば音声認識の執事といったところだろう。アマゾンによるとエコーは、ユーザーの話し方や言葉、好みなどを学習しながら賢くなるとしている。
 エコーの価格は199ドルとなっており、プライムメンバーは99ドルで購入できる。購入は招待制となっており、アマゾンにリクエストを送り招待状を受け取った後での購入となる。

トップ動画:音声アシスタント機能を備えた据え置き型スピーカー「エコー(Echo)」のデモ動画。エコーはいわゆるスマート家電だ。
14年10月30日 - 【ロウズ】、案内ロボットのオシュボット!ベッキーの「ドンタッチミー!」と言えるか?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ホームセンターのロウズが発表したロボット、オシュボット君の記事でも書きましたが、人の声に対する反応(音声認識)はまだ使えるレベルではありません。音声認識には「反応の間合い」の気持ち悪さが、どうしても残るのです。例えば、ニュース番組のテレビ中継などで衛星を使って中継すると、スタジオと現地との会話に妙な時間差が生じます。あのリズムの悪さというか、変な間合いは、とても気持ち悪く感じるものです。ロボットの音声認識も同じで、まだ反応が遅いし、会話のリズムも悪い。リズムが悪いと気持ち悪く感じるので結局、使えません。アップル・アイフォンの音声コントロール「シリ(Siri)」を使いこなしている人が多くないのも、リズムに関係しているのではと思います。アイフォンで検索する場合は結局、文字入力している人がほとんどでしょう。

⇒アマゾンのエコーも同じでしょう。使っていないのでなんともいえません。が、声をかけて作動させるときに最も大切なことは反応です。人が声をかけるときは、必ず人に声をかけます。声をかけると人はすぐに反応します。顔を向けたり表情を変えたり「ハイ」「エッ!」「ん?」と声で反応します。ペットでも声をかけると反応します。人は、声かけに反応があるものだと当然に思っています。したがって無機物の円柱形に向かって声をかける行為は慣れないのです。エコーが顔を向けるとか、表情を変えるとかの反応がないから気持ち悪く感じるのです。あっても、間合いの悪い、時差のある音声反応だから慣れないのです。コンピューターの処理能力が進んでいても、日常で人の声で作動させる機械はほとんどありません。アマゾンのエコーはもの珍しさや、招待制という希少性から売れるでしょうが、ユーザーはすぐに使わなくなると思います。

⇒ただ、アマゾンのチャレンジは最大に評価したいですね。アマゾンがエコーに求めているのは「クリックなしのオンライン・ショッピング」。エコーの最終形は...「アレを買っておいて!」で、戸惑った表情を見せながらもエコーが即座に「奥さん、アレって、いつも買っているお米のことですか?」に、素っ気ない「そう、それ!」の返答も、「マスターカードで買いましたので、明日の午後には届きます。ありがとうございます」などと会話のキャッチボールができることです。エコーはイメージ的にはサブちゃん。サザエさんちに絶妙なタイミングで現れる「三河屋のサブちゃん」です。三河屋はお酒やお米、お醤油の販売で、サザエさん宅をほぼ独占しています。アマゾンはサブちゃんを家族の一員として居座らせることで、あらゆるモノの販売を独占しようとしているのです。ただ、サブちゃんになるには、まだ相当な開発投資が必要で...
 「じゃ、いつものアレ、注文しておきましたから、毎度ありぃ~」で「ところで奥さん、今日もお綺麗ですね!」に「まぁ、サブちゃんたら♪」がエコーの理想形。


日本ではサブちゃんよりも、ツンデレ?妹系ロボットお掃除機が人気のようだ。

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