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お気の毒すぎる国会質問

「本来日本は、女性が大切にされ、世界で一番女性が輝いていた国だった」

「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想」

「女性が輝けなくなったのは、冷戦後、男女共同参画の名の基、伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因します。(中略)・・その結果、ドメスティックバイオレンスが蔓延し、離婚が増加。少子化や子どもの貧困の原因となっています」・・・

次世代の党・杉田衆議院議員の衆議院本会議質問である。

主義主張については、それぞれの考え方があるので、存分に展開されれば良いと思う。しかし、問題は「どういう論拠を持って質問をしているのか」なのである。

「女性が大切にされ、世界で一番輝いていた」のは一体、何時代のことなのか。

女性には選挙権も、被選挙権もなかった頃か。

平安時代の通い婚時代?

そもそも、その国際比較はどのようにしてなされたのか・・等々つっこみどころ満載の、まさに見識が問われる内容だ。

ご自身のその大ざっぱすぎるものの捉え方こそが、一般では「妄想」と言うことに気づいていないのだろうか。

いや、普通であれば「恥をかかしてはならず」と、周りが止めるか、フォローの赤入れをする。

それがない状況を心からお気の毒に思う。

しかし、なにせこれは国会質問だ。

居酒屋で、あるいはブログであれこれ言ったり、書いたりするのとはわけが違う。

所属の政党内で女性議員として「大切にされて」いることのアウトプットがこのお粗末な質問だとするならば、自らの能力開発、成長の機会を奪われているということに気がつかなければならない。国民に選ばれた国会議員なのだから。

実は、社会でもこのようなパターンは多いような気がする。

結局は「いいように使われて」しまっているのだ。

そのならないためにも、新渡戸稲造先生がおっしゃったように、女子こそが一生をかけて「仕事(ミッション)と思索」をせねばならないと思う。

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