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「大臣が派遣法の中身を全く理解していないことこそ、法案の本質的欠陥」枝野幹事長

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 枝野幸男幹事長は5日午後党本部で記者会見を開き、(1)労働者派遣法など、国会での審議状況(2)維新の党との定期協議(3)訪韓日程――等について発言した。

 労働者派遣法の改悪について、「撤回しはしたが、実質審議が始まらない中で公明党から修正案が出てきた。自民党は閣法(内閣提出法案)、公明党は修正案がベストという。今日の厚労委員会は職権で立てられ審議が進んでいる。重要広範議案の取り扱いとしては極めて不適当で、正常な審議過程とは言えない」と、与党の委員会運営を厳しく批判した。

 「労働者派遣法の中身を十分に大臣は理解していない。たびたび委員会は中断し、事務方のレクチャーを受けながら答弁している姿が見られた。大臣が中身を理解していない法案の審議を続けられるのか。労働者派遣法改悪は、社会全体、分厚い中間層を壊していく重大な問題だ」と述べ、野党一体となって慎重かつ十分な審議を求めていくと話した。また地方創生関連法案、女性活躍法案など重要法案の審議については、「中身を伴ったものを(審議して)進める気があるのか疑わしい」として、他の野党と協力しつつ政策論議の質を高めていく考えを示した。

 維新の党との定例協議については、「この間維新の党とは連携を密にしてきた。両党の関係を軸に他の野党とも広範な連携が図れてきており、一定の成果が得られた。今後も引き続き両党連携してしっかり取り組むことを確認した」と報告した。

 訪韓については、「党の国対、議院運営委員会の理解が得られ、この後金曜日まで韓国を訪問する。目的は二つで、セヌリ党、新政治民主連合両党の幹部と意見交換をする。もう一つは日韓・韓日協力委員会の合同総会がソウルで開かれるので出席してくる。日韓間には難しい問題が横たわっているので、中長期的な両国間の相互理解を進め、特に次世代を担う政治家の交流につなげて行ければよい」と述べた。

 記者からの質問で、労働者派遣法の審議と塩崎大臣の資質について、「与党内でもまとまっていない中で、国会審議を進めることにいかなる意味があるのかと思っているが、各党と連携して十分な審議を求めていく。塩崎大臣については、今日の質疑のやり取りを見て、本質的な中身を理解していなかったことにがく然とした。大臣の資質ということ以上に、もしかすると、法案の本質的な欠陥が露呈したのかもしれないと思っている」と答えた。

 米国の中間選挙で上下院とも共和党が過半数を確実にしたことについては、「いずれにしても日米関係は日本外交の基軸であるということは変わらない。向こうも大きな基軸は変わらないと思っている」と述べた。

 消費税の引き上げ判断についての考えを聞かれると、「日本の社会保障の状況からすれば、国民の皆さんにご負担をお願いしなければならない状況は3党合意から変わっていない。しかし、前提として社会保障の充実が進んでいるとは思っていない。定数の削減も進んでいない」と述べた上で、「これら政府の姿勢と、リーマンショックに匹敵するほどの経済の状況にあるのかどうかなど、総合的に判断して行く」と答えた。

民主党広報委員会

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