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【読書感想】リクルートという幻想

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画像を見る リクルートという幻想 (中公新書ラクレ)

Kindle版もあります。

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内容紹介

「株式上場」「人材輩出企業」「モーレツ営業」「新規事業創造企業」……

リクルートって、そんなに凄いのか?

OBが激白! 気鋭の論客がリクルートの虚像を剥ぐ

リクルートは「人材輩出企業」や「新規事業創造企業」等と賞賛され、

「営業武勇伝」に事欠かない。「やんちゃ」な社風は賛否両論あるが、

日本人の働き方に良くも悪しくも影響を及ぼした。論客として著名なOBが、

自らの体験と新規取材の両面から、リクルートの実態に迫り、将来を展望する。

はじめに――リクルートのことを知っていますか?

1章 リクルートの 「焦り」――話題のCMから読み解く

2章 人材輩出企業という幻想(1)――「リクルート本」 が教えてくれること

3章 人材輩出企業という幻想(2)――採用と起業のしくみ

4章「モーレツ営業」 の虚像と実像

5章 モチベーションとテンションが高い理由

6章 そこに 「新規事業」 はあるのか

7章 リクナビはなぜ批判されるのか

8章 リクルートという幻想を超えて

あとがき

 リクルートOBである著者による、リクルートという「普通じゃない会社」が辿ってきた道と、現在の立ち位置について。

 そして、「リクルート」に対する、世間の誤解と、内部の人間たちの勘違い。

 「はじめに」著者はこのように述べています。

 リクルート上場。

 しかし、そもそもリクルートとは、どんな企業なのだろう。なぜ、上場するのだろう。その先に何があるのだろう。

 この本は、リクルートという企業にまつわる幻想を検証すること、それを通じて同社だけでなく、日本の企業やビジネスパーソンのこれまでと、これからを考える本である。

 そう、リクルートが上場する。あのリクルートが、である。借金は完済状態。同社の2014年3月期連結営業収益は過去最高の1兆1915億円(前期比13.6%増)となっている。しかも、海外収益が2800億円となっており、グローバル展開が加速していることが窺える。連結経常利益は1260億円だ。グループ全体の従業員数も3万人に迫る。12年10月より持株会社制に移行しているが、現在、各主要事業会社の人数は1000人~3000人で、一昔前のリクルート本体の規模にまでなっている。創業期からの求人広告などの人材ビジネスだけでなく、カバーする領域も広がっている。そして、グローバル化、IT化に社運をかけている。社屋は以前は、銀座8丁目のリクルートビルがおなじみだったが、現在は東京駅八重洲口にある42階建てのビルに入っている。リクルート事件のイメージもいまや薄い。創業者江副浩正氏は13年に他界した。

 昔のリクルートを知らない若い人と話していると、戸惑うことがある。私がリクルート出身だと知ると、みんなが目をキラキラさせて「リクルート時代の話を聞かせてください!」と言い出す。彼らは「意識高い系」の若者によくいる、「リクルート信者」たちだ。彼らにとって、リクルートのイメージは驚く程に、良い。リクルート事件後に生まれた若者が、社会に出ている。彼らは、リクルートに憧れるだけで、現実はほぼ知らない。

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