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日本財団笹川陽平氏が日本人初の「法の支配賞」を受賞、ハンセン病差別撤廃の運動を評価

10月23日、世界最大の国際法曹団体・国際法曹協会(IBA)の年次総会において、国際司法や人権問題に貢献した人に与える「法の支配賞」の授与式が行われた。「法曹界のノーベル賞」といわれる同賞には、日本財団の会長を務める笹川陽平氏が選ばれた。日本人としては初めての受賞となる。

IBAのレイノルズ会長と笹川陽平氏(編集部撮影)
IBAのレイノルズ会長と笹川陽平氏(編集部撮影) 写真一覧
IBAは、1947年に設立された各国の弁護士会および個人の弁護士が加入する、世界最大の国際法曹団体。2012年時点で45,000名以上の個人会員と、150か国以上にわたる200以上の弁護士会が加盟しているという。

未制圧国は残り1カ国も根強い社会的差別

笹川氏は、世界のハンセン病患者に無料で治療薬を配布してきたことや、長年にわたり差別撤廃に向けて活動してきたことが評価された。2001年には、世界保健機関(WHO)のハンセン病制圧特別大使に任命され、人権問題として扱うよう各方面に働き掛けを行ってきていた。

ハンセン病は、何世紀にもわたって恐れられてきた感染症だが、1980年代に開発された薬によって早期に治療を行えば障害も残らず治癒する病気になっている。WHOは人口1万人当たりの患者登録数が1人未満になることを「公衆衛生上の問題としてハンセン病の制圧」と定義しているが、制圧を達成していない国は1985年の122カ国から現在はブラジル1カ国のみとなっている。

ただ、医療的に解決に向かってもまだまだ社会的差別や偏見は根強く、笹川氏も受賞のスピーチにおいて「世界からハンセン病とそれに伴うスティグマや差別の苦しみを取り除く決意を新たにしたい」と語った。

笹川氏は、2006年からは毎年、各国政府などと共同で差別撤廃を訴える「グローバル・アピール」も行っている。2015年は世界看護師協会と各国看護協会の賛同を経て、1月27日東京都内で行われる予定だ。

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