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大臣辞任、またか!もうやめてくれ!

つい先頃、小渕優子経済産業大臣と松島みどり法務大臣という女性閣僚(大臣)2人が辞任した。

「観劇会の収支」がどうだこうだ、「団扇の配布」がどうだこうだ、

もううんざりだ!

公職選挙法違反あるいは政治資金収支報告書記載ミスによる政治資金規正法違反などもう聞き飽きた話(小沢一郎さんの時も長らくこの問題が取り上げられていた)。

法律、法令、規則を守ることは当然である。法律を作る側にいる政治家にはよりそれらが強く求められることもよく理解できる。

私も今回、法令違反により業務改善命令という非常に厳しい行政処分を頂いたことに大いに反省している。でも、私は処分を厳粛に受け止め、速やかに対処し、前に進むことも非常に大切なことだと認識している。

この手のスキャンダルで政治家が槍玉に上がると、政治が止まり、それが私たち国民の不利益になることは間違いない。

大臣が辞任するまで、あるいは辞任以降も、対抗する野党はそれを理由に政権あるいは与党を追及するだろう。そうなると国会での話し合いが止まる。すなわち政局問題で政治が停滞するのである。

ただでさえ日本の政治は過去20年以上にわたりスピード感がなく、常に停滞している。マスメディアよく使う「決められない政治」である。 アベノミクスも期待だけで何も動かない、TPP問題や法人税減税問題、原発再稼動などなど将来の日本の行く末を占う重要かつ難しい課題が山積している。

でもこうしたスキャンダルで話し合いが前に進まない。2006年小泉総理さんから引き継いだ安倍総理がこうしたスキャンダルで退陣に追い込まれたことは記憶に新しい。

そこから魔の6年間が始まったのである(その後、福田さん、麻生さん、民主党に代わって鳩山さん、菅さん、野田さんと毎年総理大臣が恒例のように変わっていった)。

こうしたスキャンダルで一番怖いのは「政治が止まる」以上に、マスコミが垂れ流すこれらのスキャンダルで政権(政府)に対しての風当たりが厳しくなり、総理、政府が国民が忌み嫌う「やらねばならない痛みを伴う改革」を先送りしてしまうことである。

世論の反応を見て政治が動く現在においては、政治家は常々「世間の目」を気にする。風当たりが厳しくなればなるほど世論受けする政治をしようとする。

それがすなわち「痛み」の先送りである。

特にこの年末、私たち国民生活に直接大いなる影響を与える【消費税問題】は要注目である。

来年消費税を10%に引き上げるのか、引き上げないのか、公正中立な目で適切かつ的確な判断を望むばかりであるが(政治家、学者、政府、与党内でも、引き上げなければ、国の財布がもたないとする意見と、引き上げるとデフレに逆戻りし景気の腰が折れてしまうとする意見が大議論している)

【大臣辞任劇】のくだらないスキャンダルのために世論受けを狙った政治家が誤ったジャッジをしないかが非常に気になるところである。

今回弊社の行政処分でクライアントから「稲葉さん!気にするな応援してるぞ。あんたはあんたが目指しているものに邁進しつづけてくれ!」という熱いメッセージをたくさん頂戴した。

私は本当に幸せ者である。

安倍総理にもそうしたメッセージを送る国民や仲間がどれほどいるのだろうか。どれほどの国民が、これまでの実績と信頼、そしてこれからの期待と希望を安倍総理に対して抱いているのかが問われる”今”だと思う。

くだらないスキャンダルで信念・正義の無い誤った判断(ジャッジ)が下されないこと。

私は、それを強く強く祈るばかりである。

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