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芸人小説から養成所の実態を知る

かつてお笑い芸人を志す人は、師匠を見つけ弟子入りするのが常でした。その後、徒弟制度が減ってゆくと、事務所が主催するライブのオーディションを受けるスタイルが定着します。その後、各事務所が養成所を作るようになると入学金を払い養成所に通うというスタイルが定着します。

もっとも有名なのは吉本興業が主催するNSCでしょう。しかし、多くの入学者がいながら実態はなかなか見えてきません。内容に関してブログへの書き込みなどが禁止されているとも聞きます。そんな謎に包まれたNSCの実態を赤裸々に綴った小説が存在します。

オリラジ青春録

オリエンタルラジオのあっちゃんこと中田敦彦が記した自伝的小説「芸人前夜」には、吉本興業の養成所であるNSCの実態が記されています。

本書いわく、養成所の最寄りのコンビニは、生徒がたむろってしまい苦情が多いので使用禁止となっています。使ってしまった人間はクビになります。

さらに授業ごとに口臭チェックがあり、臭い奴にはやはりペナルティが課せられます。厳しいようですが「人前に出る人間なのだから身だしなみをしっかりと」という意識の現れなのでしょう。

授業は1年間に渡って続きますが、半年の時点で上位10組が選抜クラスに選ばれます。卒業後、舞台やテレビに出られるような芸人になるには、ここに残らなければいけないとオリエンタルラジオの2人は努力します。

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養成所の時代から弱肉強食の競争が始まっていることがわかります。青春小説としてもしっかり読ませるのでおすすめです。

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