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短期国債の落札利回りがマイナスに!

 本日財務省が実施した短期国債の入札で、平均落札利回りが初めてマイナスになったと報じられています。具体的に言えばマイナス0.0037%になった、と。どう思いますか?

 「どう思うかって、短期国債の金利がマイナスになったのは初めてではないのでは?」

 まあ、そのような疑問を持つ方もいるかと思いますが、それは日銀のオペでマイナスの金利がついたという話で、財務省が実施する短期国債の入札で平均落札利回りがマイナスになったのは初めてのことなのです。

 日本銀行が市中銀行を相手に国債の買いオペを行う場合、日銀としては国債の買い入れ目標があるので多少コストがかかっても国債を購入するということもない訳ではないのですが…民間銀行などが政府にお金を貸すに際し、金利を支払うのは通常考えられないでしょ?

 どうしてお金を貸す側が金利を支払わなければならないのか、と。そうでしょう?

 でも、実際にそのような不可解なことが起こったというのです。

 何故なのでしょう?

 日経新聞は次のように報じています。

 「日銀が市場で国債を大量に買っており、市場に流通する国債は極端に減っている。金融機関は担保などに必要な短期国債を確保できなくなっており、買いが殺到した」

 事情がお分かりになったでしょうか?

 でも、もう少し分かりやすく言えば、日銀がマイナス金利で民間銀行などが保有している短期国債を購入するので、それよりもマイナス幅が小さいのであればたとえマイナス金利で短期国債を購入しても十分に鞘が抜ける、つまり儲けることができるのでそんなことが起きているのです。

 おかしいとは思いませんか?

 だって、日銀がマイナス金利で自分たちの保有する短期国債を購入してくれるので、民間銀行は何もしなくても、もとい、短期国債を買って売るだけで儲けることができるからです。

 で、そのようにして短期国債の利回りがマイナスになるようなことが起きるので益々円安の圧力がかかる、と。

 では、円安になってそれが日本経済のためになっていると言えるのか?

 円安になって物価が上がる。物価が上がると消費者の購買力がその分奪われる。そして、消費者の購買力が奪われるので、その分実質消費は減少する、と。

 私思うのですが、日銀がどうしても国債を大量に購入する必要があるのであれば、個人向け国債を大量に発行し、そして次に、その個人向け国債を日銀が額面以上の価格で個人から買い取ればいいと思うのです。

 そうなれば、個人向け国債を保有する個人は何にもせずにお金儲けができ、そして、その分だけ購買力が増すので消費が活発になると思うのです。

 でも、そんな政策っておかしいでしょう?

 何故個人向け国債を保有するようなお金持ちが優遇される必要があるのか、と。

 だとしたら、今やっているマイナス金利による日銀の国債の買い入れもおかしいということなのです。

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