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「一つだけは、自分の考えを進めることができた」―松島みどり法相辞任会見全文

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20日、小渕優子経済産業大臣に続き、松島みどり法相が辞任会見を行った。冒頭発言は以下の通り。

AP/アフロ 写真一覧

安倍内閣の足を引っ張ることはできないと考えた

本日、法務大臣の職を辞することといたしました。我が国の基本法制、法秩序を維持を司る法務大臣の地位にありながら、このところの私の言動によって国政に遅滞をもたらし、国民の皆様にご迷惑をおかけする事態を招き、大変申し訳ないと考えております。

安倍総理に抜擢していただき、法務大臣という重職に就任した身として、経済再生をはじめとする 山積する課題に取り組んでいる安倍内閣の足を引っ張ることはできない。そう考えました。これからは一議員として安倍政権を支えたいと思っております。今回、地元の支援者の皆様のせっかくのご期待に添えなかったことにつきましては、誠に残念であります。

在任期間は二か月足らずでしたが、かねての持論でありました強姦罪の法定刑が強盗罪より軽い。強姦致死傷罪が強盗致傷罪より軽いことの問題を就任直後でに提起したことに対し、省内が素早く動いてくれて、有識者による性犯罪の罰則に関する研究会が発足しており、今後に期待したいと思おっております。

一つだけは、自分で考えてきたことを進めることが、短い間でしたができました。私からは以上です。

私のやったことが法に触れるとは思っていません

―就任後2か月での辞任となるが率直なご感想を

私自身としては、本当に伝統のある重い、重要な法務省という役所の大臣になって、これまでの自分の考えからの「あれをやりたい」「これをやりたい」「国民に法律を近づけたい」、いろんな思いを持っておりました。

図らずもこういう形で退任することは、残念だと考えております。

―答弁では討議資料といっていたが、今回辞任されたということで、その認識は変わったということなのか?

いえ、まったく変わっておりません。私自身、法に触れることをしたとは考えておりませんが、とにかく私の問題で国政を停滞させてはならない。その思いで、法務大臣を辞職することにいたしました。

―配布したのは、改めて確認ですが、うちわですよね?

国会でも申し上げました。一年間で成立した主な法律について、国民というか、私の地元の方々にも、いろんな年代の男女の方々に知っていただきたいと一生懸命記しました。反対側には私の名前が入っております。確かに形の上で、「うちわか?」と言われれば、うちわの形は、持つところもありますし、していると思います。

ただ、先ほどもございました「財産上の有価物」かという問題については、このうちわというのは一般に商店街の名前が書いてあって、イベントで配って、そのまま捨てられる。そんな類のものだと思いますし、そういう問題になる寄付行為だとは思っていません。

―そういう中で、今回辞任という道を選んだのは、民主党からも刑事告発されているし、「ひょっとしたら法に触れるのでは?」という意識があったのでは。

違います。刑事告発そのものの問題というよりは、民主党を含め、野党の中に、この問題など私の問題だけではないかもしれませんが、こういう閣僚を抱えた中では、「国会審議ができない」とかあるいは「重要な法案を審議しない」とか、そういうような動きが出ております。もちろん、法務委員会にも出ております。それは正に申し上げました、国政に停滞をもたらすこと、そういうことがあってはならないということ。

私のやったことが法に触れるとは思っていません。

―配られたもの以外に、ひょっとしたら有価物と取られかねないものを配布したことはなかったのでしょうか?

ありません。

―一部からカレンダーを配布したのではないかという指摘も出ているが。

カレンダーというのは、室内用ポスターですよね。政治の世界で室内用ポスターという。外に貼って出してはいけないけれど、応援している人の自分の家の中、会社の中とかで、まぁこれも「財産上価値」のあるのか。一枚書きのぺらっとしたものに名前や私の説明、写真を載せているものが中心で、「財産上の価値」というものは値段から見てもそういうものではないと思います?

―それはカレンダーとしての機能は有しているものなのですか?

12か月の日にちとかは書いてあります。

―そうすると「有価物」になってしまうのではないでしょうか?

「財産上の有価物」というのは、どれぐらいから言うのか、それはわかりませんが、私は、そういう認識は持っていないから、法律違反になると思っていないから、自分の親しい人の会合で、後援会の会場で配りました。

―辞任をいつの時点で判断したのか?小渕大臣の辞任と同じタイミングになったのは理由があるのか?

確かに先週は「続投する」と。「しっかりと法務大臣の仕事を務めてまいる」と申しておりました。それから土曜日、日曜日、諸般の情勢を踏まえて、大臣辞任の決断をするに至ったということでございます。

―これはご自身の判断なのか?小渕大臣と合わせた方がいいなど周囲からの助言などがあったのか?

いえ、新聞でそういうことを書かれている記事もありましたが、私自身がタイミングとして、国会が遅滞なく、国政が遅滞なくいくためには、今のタイミングだと考えました。土日に熟考を重ねました。

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