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危険ドラッグ禁止法案を提出しました。

10月10日、危険ドラッグを禁止する法案を議員立法として衆議院に提出した。野党全党による共同提出法案だ。私も提出者の一人として名を連ねさせていただいた。

本件については政府もできる限りの対応をしていると思う。しかし不十分だ。事実、危険ドラッグを摂取して自動車を運転し、死亡事故を引き起こす事案が後を絶たない。

罰則を科す以上、禁止すべき薬物を“事前に”特定する必要がある。それが、罪刑法定主義という教科書に書いている基本原則だ。実際、薬事法の規制対象である「指定薬物」は、化学式を含めて事前に有害物質を特定することとされている。逆に言えば、この指定がなければ「合法」ということになる。

新しい薬物がどんどん開発されたり輸入されたりしている実態を踏まえれば、事前に化学式を特定して禁止薬物を規制するやり方には限界がある。いわゆる禁止の「いたちごっこ」を生み出してしまう。

そこで我々は、「指定薬物」に限らず、興奮や幻覚の作用を持ち、人の体に使用された場合に危害が発生するおそれがある薬物を「危険薬物」と広く定義し、その製造、販売について、厚労大臣や県知事から中止命令を出せるような規制案とした。この中止命令に違反した場合に罰則を課すこととしている。

法理論上は様々な批判もあり得るだろう。我々もその点については十分理解している。しかし、放置すればさらに被害が拡大する可能性が高い中で、現状を放置することは立法府の怠慢だと考える。政府は法律を改正する気がない。

実は、危険ドラッグに関して香川県でも痛ましい事故が発生している。本年1月、善通寺市で小学校5年生の実久ちゃんが、危険ドラッグが原因とされる交通事故で亡くなった。ご両親から直接お話を伺ったが、親思いの優しい娘さんだったそうだ。

お母さんが、「『いたちごっこ』という言葉で済まさないで欲しい。今でも『いたちごっこ』という言葉を聞くと胸が締めつけられる。」とおっしゃっていた。その通りだと思う。実久ちゃんのような被害者を二度と出してはいけない。

今、我々政治家がやるべきことは、この『いたちごっこ』に終止符を打つことだ。与党そして政府にも前向きな対応を要望したい。

また、条例で独自の規制を行っている県も出てきていることから、各県においても国の対応を待たずに速やかに条例規制をしていただきたいと思う。

民主党は、「危険ドラッグ対策本部」を立ち上げた。今国会での法案成立に全力を傾けていきたい。

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