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雨傘革命の現場へ行ってみたー銅鑼湾編

中環には学生たちが居ました。少し話しただけで彼らの事が好きになりましたが、この先どのように政府と戦うのかという戦略を持ちあわせておらず、「私たちは最後までここで戦います」と述べるだけでした。ちょっと暗い気持ちになりながら、最後の訪問場所である銅鑼湾へ向かいました。銅鑼湾は旺角に引けをとらない、香港島いちばんの繁華街です。中環が政治と金融の街ならば、さしずめ銅鑼湾はショッピングの街でしょうか。銅鑼湾のデモ隊の拠点は、ちょうどそごうビルの真ん前の大通りにありました。

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そごう前の通りに座り込んでいた若い女性二人連れに声をかけました。英語の文字がいっぱい書かれたノートを持っていたので、きっと大学生だろうと思ったからです。ところが話をしてびっくり。彼女たちは高校生でした。このすぐ近くの高校が、この騒ぎで休校になった為、路上でのデモに加わったとの事でした。

次に声をかけた数人の若者のグループは大学生でしたが、テントの中から救急セットをかき集めて、医療ブースへ運んでいる最中でした。医療ブースの中で、リーダー格の女性から少し話しを聞く事ができました。要約すると、だいたいこんな感じです。

「私たちにリーダーは居ません。最初はいたようですが、いまは大勢が集まったので、誰がリーダーという事にはなっていません。政府ビルの前の広場は、以前は私たちが抗議をしたりデモをする事ができましたが、新しい行政長官になってから閉鎖されました。私たちは最初はもっと少ない人数で、その広場を取り戻すためにデモをしました。ところが警察に逮捕され、48時間勾留されました。でもそれだけです。すぐにまた外に出る事ができて、デモを続けました。今度はもっと大勢の人達がネットを見て集まってきました。政府ビルの前の広場を取り戻すまで頑張ります。」

今朝から医療担当者がみんないなくなってしまったとかで、忙しそうにしているので、私はその短いインタビューを終えてその場所を離れました。大通りを湾仔方面へ数十メートル歩いていると、反対車線の側で大勢の人が集まっているのを見つけました。

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バリケードを背にして、中年の目つきの鋭い人達が列を組んで人垣をつくっています。その手前に10人くらいの警察官の向き合う感じで向かい合い、対峙していました。さきほどの学生たちのいた場所とは違い、ピリピリした雰囲気があります。警察官と激しく口論している中年の人も何人か居ました。そのうちに、1人と2人くらいの中年の男性が、警察官に両側を挟まれてしょっぴかれかけていました。公務執行妨害でしょうか。なんだか、89年に天安門事件が起きた時に、香港の旺角で起きた旺角油麻地騒乱を思い出しました。あの時は、この数十倍の数のチンピラ風の若者達と、10数人の警察官が対峙していましたが。

旺角・中環・銅鑼湾の3箇所のデモ拠点をまわってみましたが、どこもそれぞれ他とは違う特徴がありましたが、やはり出発点である中環の学生たちに一番好感が持てました。

以上で、今日の現場訪問を終わります。

他にも沢山の写真を撮りましたので、銅鑼湾編の写真をご覧になりたい方は(ここ)をクリックして下さい。

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