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国際通貨基金 (IMF) 「世界経済見通し」分析編を読む!

10月10日からのIMF世銀総会を前に、一昨日9月30日に国際通貨基金 (IMF) から「世界経済見通し」 World Economic Outlook (WEO)の分析編第3章と第4章が公表されています。第3章はインフラ整備の重要性について、第4章は世界的な経常収支不均衡の縮小について、それぞれ取り上げています。章ごとのタイトルは以下の通りです。


分析編の両章を代表するテーマでグラフを1つずつ引用すると、上のグラフは第3章から、Figure 3.5. Effect of Public Investment in Advanced Economies を基にしたもので、先進国における産出と債務残高への公共投資の影響をプロットしています。引用元は IMFSurvey Magazine のサイトです。現在はインフラ整備に適した時期であるとし、先進国では借入れコストが低く需要も弱いし、新興国・途上国ではインフラのボトルネックが存在している、と主張しています。上のグラフで示されている通り、債務の対GDP比率を上昇させることなく、産出に大きな効果をもたらすことが可能であるとの分析を示しています。日本に適合的かどうかは不明です。


続いて、上のグラフは第4章から、Figure 4.15. Global Current Account ImbalancesFigure 4.16. Global Net Foreign Asset Imbalances を基にしたもので、上がフローの、下がストックの経常収支不均衡の推移をプロットしています。なお、Figure 4.15. と Figure 4.16. では5年後の2019年までの試算も示しています。引用元は IMFSurvey Magazine のサイトです。世界の経常収支不均衡は2006年のピークから3分の1以上縮小し、特に、米国の大きな赤字と中国及び日本の巨額の黒字という主だった不均衡は半減しています。そして、この不均衡縮小の主な要因は赤字国の国内需要の縮小であり、為替相場の調整は限定的な寄与しか示していない、と結論しています。

事情により帰宅が遅くなり、簡単に済ませておきたいと思います。いろいろとリンク先を示しておきましたので、ご興味の範囲で原典を参照ください。そのうちに見通し篇が公表されるでしょうから、改めて取り上げたいと思います。

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