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  • 境治
  • 2014年10月02日 16:14

テレビはネットに居場所をつくれるか〜見逃し無料配信とTwitterTVエコー〜

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一方、ビデオリサーチ社がTwitterTVエコーという名称の新しい指標を発表した。前々からやると宣言していたのを、正式にサービスとして提供開始したのだ。

ビデオリサーチ社:TwitterTVエコーのページ

このデータのポイントはTwitter社の協力のもと、投稿ユーザー数とともにインプレッションユーザー数を発表することだ。

投稿ユーザー数は言葉通り、ある番組についてつぶやいた人数だ。そしてインプレッションユーザー数とは、投稿されたTweetの波及効果を数にしたもの。具体的には、投稿を閲覧した可能性があるユーザーの数だ。ただしそれは投稿ユーザーのフォロワー数とイコールではない。投稿者のフォロワーの中でTwitterアプリを開いていた人数をカウントしたのがインプレッションユーザー数。もちろん、Twitterの公式アプリだけでなく、サードパーティ製のアプリも含んだ数だ。(この部分、筆者の事実誤認で、Twitterの公式アプリとPCのTwitterサイトだけの数字で、サードパーティ製のアプリは含まない、というのが正しいそうです。慎んでお詫びし、訂正します)

これにより、かなりの精度で番組について投稿した人の数と、それが波及した数を出せることになる。それはつまり、その番組のネットでの影響力の高さ、ネットでの番組の存在感を示すことになる。

上のリンクページでは、過去3日間のインプレッションユーザー数上位5番組を日々発表している。今後の番組評価のひとつの参考にできるだろう。

このTwitterTVエコーは、今後どう使われるのか何も決まっていない。ビデオリサーチ社の姿勢も、数値を出していくのでみなさんで使ってください、ということで、これによって何がわかるかを規定しているわけではない。

これから関係者で試行錯誤しながら使ったり使わなかったりするのだろう。ただ、「Twitterでこんなに盛り上がりました!」というのは番組の作り手にとって素直にうれしいだろう。そしてひょっとしたら、「視聴率はそこそこながらtwitterではこんなに盛り上がってます!」という風に関係者同士やスポンサーへの報告の材料になるかもしれない。

今週月曜日に終了した「テラスハウス」は実際、視聴率の前にtwitterで盛り上がった好例だ。それを受けた形で視聴率もじわじわ上がり、出演者の中からタレントとして巣立っていった者も出てきた。

見逃し無料配信とTwitterTVエコーの話題から見えてくるのは、テレビがはっきりとネットを舞台にすべきだと判断しはじめたことだ。ネットは敵だ、YouTubeなんか使うな!とほんの3年ほど前まで言っていたテレビ局上層部も、ネットを活用すべきだといまは考えている証しだ。

リンク先を見る

スマートフォンの急激な普及で今、メディア環境は激変している。これまでの考え方や基準を見直す必要が出てきている。これから数年で劇的な変化がやって来るだろう。それに対し、何をどう整えるか、本気で考えるべきタイミングが来た。

※Facebookページ「ソーシャルTVカンファレンス」ではテレビとネットの融合について情報共有しています。
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コピーライター/メディアコンサルタント
境 治
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