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御嶽山噴火7分前に予兆があった。これを国民に周知する仕組みがあれば減災が図られたと元気象庁長官―不可能なことを語ってないか

今朝の政調、第80回国土強靭化総合調査会で元気象庁長官が「7分前に山体の一部が噴火現象に先立つ変位を起こしたことが観測されていた」「これらの事前の情報を国民に周知する仕組みがあれば、減災が図られた可能性が高かったと考える」と述べた。

この会議の主旨が事前に火山噴火を予知して防災につなげようという狙いであったとしても、失礼ながらあまりに現実離れした話ではないか。

問題は7分前という切迫した時間だ。仮に噴火の警告を頂上にいる登山者に届けるとしたら一斉緊急メールだが、メールが届いたとしても登山者が避難行動にむすびつけるのだろうか。

陽がサンサンとそそぐ秋晴れの山頂、正午頃は皆が景色を満喫してくつろいで楽しんでいる時、緊急情報が入ったとしても誰が従うだろうか。

2011年3月11日東日本大震災などが参考だ、M9という大地震の大揺れ、その後に津波が来るのは頭ではよくわかっていることだ。有史以来度々に大津波の被害を受け「津波てんでんこ(でんでに他人のことをかまわず逃げる)」という言葉がある地域だ。それでも直前まで海を見ていた人々が多くいたのだ。

今回の天災の教訓は「人知を超えた災害がある」ということだ。勿論、水蒸気爆発以外のマグマ噴火は観測体制が整備されれば予知の確率は高くなるだろうから、さらに一層の火山観測体制を強化することは言うまでもないことだが。

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