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米株、第4四半期入りは2011年以来の大幅安

ダウ平均は大幅に3 日続落しましたね。地政学的リスクや中国および欧州の景気減速懸念を除いた本日の要因としては、

1)米9月ISM製造業景況指数をはじめとする米指標の鈍化
2)米9月ADP全国雇用者数を受けた米9月雇用統計へ警戒感(金利上昇、早期利上げ懸念)
3)アメリカで初のエボラ出血熱患者を確認、航空・ホテル関連が下落
4)月末・四半期末のドレッシング買い効果はく落
5)10月8日引け後のアルコアを皮切りとした決算前の利益確定の売り

以上が挙げられるかと。おかげでダウ平均は終値ベースでは8月15日以来の安値を示しています。四半期の営業日初日としては、3年ぶりの大幅安となりました。S&P500とナスダックも、大幅に3日続落。 S&P500とナス ダックは、そろって8月12日以来の安値 で取引を終えています。3指数より悲惨なのは、小型株指数ラッセル 2000。50日移動平均線が200日を割り込むデッドクロスが出現したこともあって、7月高値から10%下落し調整入りを迎えました。

ラッセル2000、ダブルトップを形成後に戻しきれずネックライン割れへ。
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(出所:Stockcharts)

ハロウィーンを予定するからというわけでもないでしょうが、四半期入りの開始日にあたる10月第1日のパフォーマンスは、弱含みです。過去10年で6回下落しており、勝率はもともと低いんですね。またボラティリティが非常に高い月としても、知られています。1929年以降、S&P500が6%を超える変動をみせた回数は91回。そのうち、23回と4分の1が10月に集中していたのです。

では、今後どうなるのか。足元、マーケットでは「ドル高タントラム」という言葉が取り沙汰されています。緩和縮小を受けたマーケットの混乱を指す「テーパー・タントラム」(本来の表現、”temper tantrum=かんしゃく”をもじったもの)に由来しており、ドル高こそ市場の悪材料というわけです。特に、エマージング市場が打撃を受ける見通しだとか。

ドル高・自国通貨安で貿易面では輸出が増加する期待がある半面、1)米国につれた金利上昇→2)債務負担が増大→3)財政悪化→4)政府支出縮小→5)成長減速→6)エマージング株・通貨・債券安——のシナリオが想定されるためです。こうした悪循環に中国と欧州の景気減速懸念も重なれば・・・。バロンズ誌が示すようにアメリカの著名株式ストラテジストは米株に楽観的ですが、弱気シナリオが実現すれば今年1月のようなエマージング通貨安・株安局面に注意しておきたいところです。

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