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臨時国会開会で不安3倍増の安倍首相

長野県の母親大会の分科会に出席した際、参加者の1人がこう発言しました。
「デモの映像で、『安倍』の前に『不』を付けて後ろに『増』を付けたプラカードを見ました。『不安倍増』です」。

 なるほど、安倍さんの本質は不安倍増ということですか。うまいじゃありませんか。

 しかし、本当は「倍増」どころではありません。「3倍増」なのではないでしょうか。

 集団的自衛権の行使容認で平和が脅かされ、消費税の増税と物価高で生活が苦しくなり、「生涯ハケン」や「残業ゼロ」を可能にする雇用改革で労働の劣化と雇用不安がいっそう進もうとしているからです。平和、生活、労働の不安「3倍増」にほかなりません。

 29日から臨時国会が始まりました。この国会では、地方創生と女性の活躍推進が「目玉」とされています。もはや無視できないほどに矛盾が深まり、これらの問題が深刻化してきたということでしょう。

 安倍首相は所信表明演説で、「『若者』こそが、危機に歯止めをかける鍵である」とし、「若者にとって魅力ある、町づくり、人づくり、仕事づくりを進めます」と強調しました。しかし、そのための施策として打ち出されたのが、「『個人保証』偏重の慣行を断ち切」ることと「政府調達では、創業から10年未満の企業を優先するための枠組みを新たにつく」ることくらいだというのですから、呆れてしまいます。

 女性の活躍推進のためには、「待機児童ゼロ」や「放課後子ども総合プラン」の加速化、「子育て支援員」という新制度の導入、上場企業での女性役員の数の情報公開義務付けなどが掲げられました。しかし、これで女性が働きやすく子育てしやすい社会になり、男女の格差や女性の貧しさ、母親一人での子育ての困難、マタハラなどの問題が解決されるのでしょうか。

 今回の所信表明演説では、「集団的自衛権」という言葉が出てきていません。今、国民が最も不安を感じている集団的自衛権の行使容認の閣議決定について、全く説明しませんでした。

 何のための「所信」表明演説だったのでしょうか。集団的自衛権の行使容認については、明らかにすべき「所信」を持ち合わせていなかったということなのでしょうか。

 安倍首相はこれによって高まる危険性や自衛隊員のリスク増について口を拭ったままです。国民に真実を知らせず戦争に引きずり込むというのでは、戦前そのままの過ちではありませんか。

 地方、若者、女性を目くらましに使うことで、国民を欺こうと考えているのかもしれません。臨時国会では、不安3倍増の危険性をあばいてこのような企みを打ち砕き、安倍首相を政権の座から引きずり下ろしてもらいたいものです。

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