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「松田さんは渡辺さんと浅尾さん、どちらについていくのですか?」

ここ数週間、何度この質問をされたことか。

そして、先週あたりからは新聞・雑誌・ネットなどの記事でも「・・・側近の松田公太らが渡辺氏と距離を置き」「渡辺派の松田氏が離反・・・」などと書かれ始めています。

先の分裂危機の時も記者や知り合いから「松田さんは渡辺派ですよね?」と聞かれ続けましたが、その度に私は「渡辺派って何?」と聞き返しました。それは、CEOであり、創業者である渡辺喜美代表を支えるのはごく当たり前のことだと思ったからです。

たかが三十数人の少数政党で、ナンバーツーや役員(会社で言えばCOOや取締役など)がトップになりたいという個人的な野望のもと、こっそり派閥を作ったり、追い落とし作戦を練ったりするのは本当に馬鹿げていることだと思っていました。そんな政党、成長できるわけがありません。ベンチャー企業でナンバーワンとツーがいがみ合っていたら、その会社はあっと言う間に潰れてしまうでしょう。よって、私は一丸となるべき時期に国民の為に時間を費やせず、内部抗争に明け暮れていた人達とは一線を引きたいと思ってきました。その結果、「渡辺派」と呼ばれるに至ったわけです。しかし、そのラべリングを私はあえて否定もしませんでした。それは、みんなの党は一丸となって政治の不合理と闘うドリルになるため、全員が「渡辺派」で然るべきだと考えていたからです。それこそが渡辺喜美前代表が創った政治理念と政策、アジェンダの元に結集した議員の大義であるはずだったからです。人気がある時は名前を使わせてもらい、当選した後は次の選挙の為、より人気がある方に合流するという考え方にはどうしても与することが出来ませんでした(政治家の性だから仕方が無いという人もいますが)。

あれから1年も経たずに、みんなの党は再度分裂の危機に直面しています。

私は今度も冷静に、状況をしっかり見極めようと思っています。前述したような書かれ方は、私が前回と違って最初から立場を表明していないことに起因するのかもしれませんが、「誰についていくか」ではなく「国会議員として何を実現するためにどう行動するか」を時間をかけて再考しているというのが真実です。私が持っている揺るがない政治理念の為に、何が正解なのか。今回、とつぜん提示された二つの道は、即答できるようなものではありません(先週の役員会でも真っ先に「なぜ(内部抗争のために)道を分ける必要があるのか」と発言させて頂きました。みんなの党の方針は是々非々のクロス連合だったはずです)。

私の視点は「どこに大義があるか」「何が国民のためになるか」だけなのです。

また、前回ほどではありませんが、自分の選挙区事情やポスト狙いで動いている議員も少なからずいるようです。そのような姿を見ると本当に情けなく思えてしまいます。

「自分の政策をどうしても実現したいので○○大臣になりたい」という与党議員の姿ならまだ分かりますが、どんどん分裂して小さくなる政党のポジション狙いをして何になるのでしょうか。そんな小さな肩書のために必死になるならば、そのエネルギーを少しでも国の改革に振り向けた方が良いでしょう。

元々自分たちがなぜ国会議員になりたかったか。初心を思い出せば、行動の矢印も 内向き では無く外向きになってくるはずです。

今日もこのあと、役員会と両院懇談会があります。

折を見て引き続き皆様に状況を報告させて頂きたいと思います。

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